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車も男も《頼りがい》で決めろ?実際の大災害で秘めたる力を発揮した「救世主」たち【推し車】

今から15年以上前の話ですが、「エスティマハイブリッドは最強のモバイルバッテリーである!」と言い放つWEBサイト、あるいはブログを見たことがあります。

当時は全く意味がわからなかったのですが、筆者の住む地域が東日本大震災(2011年3月)の直撃を受け、真冬に長時間の停電に直面した時、全てを理解しました(筆者自身は、たまたま持っていた手回し発電機で携帯電話を充電するくらいでしたが)。

それからもさまざまな災害や災害対策の中、確かに「こんな事もあろうかと!」とばかりに巨大なモバイルバッテリーとして活躍した、注目すべきクルマたちを紹介します。

トヨタ エスティマハイブリッド(2代目に初設定・2001年)

未曾有の大災害で秘めたる力を大いに発揮した「救世主」

トヨタ エスティマハイブリッド(2代目エスティマ版)

東日本大震災で筆者の住む県全体が停電後、電気とインターネット回線が復旧した頃、WEB上のニュースで、エスティマハイブリッドの写真が大きく掲載されました。

「このクルマのおかげで、炊飯器や電子レンジも使えて助かった」という内容で、昔からシガーソケットのDC12VをAC100Vに変換するコンバーターは使っていたものの、純正でAC100V・1500W電源のコンセントがあるクルマがあるなど初耳です。

トヨタでは2001年にエスティマハイブリッドを発売した時から、大容量の外部電源供給が可能なコンセントが装備されていましたが、せいぜいアウトドアなどで便利かな、くらいの認識で、災害時の大規模停電で役に立つなど、ほとんど誰も知りませんでした。

この事例が知られたことで、アルファードハイブリッドなどほかのAC100V・1500Wコンセント装着車も脚光を浴び、「電動車は外部への電源供給ができる」と広まったのです。

トヨタ プリウスPHV(3代目に初設定・2012年)

大容量バッテリーを活かし、機動的な非常電源として警察も採用

トヨタ プリウスPHV(3代目プリウス版)

これも東日本大震災絡みの話ですが、被災直後は大規模停電で周囲の信号機がみんな止まっており、とにかく大渋滞。

さすがに重要幹線道路は非常用電源なのか信号が動いていたものの、もちろんバッテリーの容量には限りがあります。

その頃、限定的なリースが始まっていたプリウスPHVは通常のプリウスより大容量バッテリーを搭載し、災害時の非常用電源として通常のハイブリッド車やEVとともに、極めて有効と知られていました。

そこで、宮城県で公用車として使っていたプリウス向けにトヨタから外部電源供給システムが寄贈されたほか、宮城県警も停電時の信号用非常電源に使えるプリウスPHVを導入。

2012年1月に一般発売されたプリウスPHVにも、同年11月からAC100V・1500W電源がオプションで準備されましたが、災害多発を見越したようなPHEV(プラグインハイブリッド車)の登場は、まさにドンピシャのタイミングでした。

三菱 アウトランダーPHEV(2代目に初設定・2013年)

2016年熊本地震で被災地の闇を照らした灯り

三菱 アウトランダーPHEV(2代目アウトランダー版・2015年マイナーチェンジ後)

東日本大震災から数年後、2016年の「熊本地震」でも大規模停電が発生、震度7を記録した熊本県益城町が闇に包まれている様子を映すカメラが、1台の車を捉えました。

テールゲートを開いて取り出した投光器を車につなぎ、煌々と闇を照らす希望の光の電源として、三菱 アウトランダーPHEVが全国的に有名になった瞬間です。

2013年1月に発売されたものの、SUVにプラグインハイブリッドという組み合わせがまだ奇異に見られるか、全く注目されないかというくらいマイナーでしたが、考えてみれば昼は悪路走破性を生かして悪条件の道路を走り、夜は電気を供給する用途にSUVは最適。

初のPHEVがセダンミニバンではなく、SUVだったところが三菱らしいところですが、おかげで「悪路走破性すらある最強の機動モバイルバッテリー」として大いに名を上げ、2021年12月にモデルチェンジした日本向け現行型はPHEVのみになりました。

※この記事内で使用している画像の著作者情報は、公開日時点のものです。

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執筆者プロフィール
兵藤 忠彦
兵藤 忠彦
1974年栃木県出身、走り屋上がりで全日本ジムカーナにもスポット参戦(5位入賞が最高)。自動車人では珍しいダイハツ派で、リーザTR-ZZやストーリアX4を経て現愛車は1989年式リーザ ケンドーンS。2015年よりライタ...
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