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タイヤの扁平率を変えるメリット・デメリット|低偏平タイヤの乗り心地や燃費とは

タイヤの扁平率とは?

タイヤ
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タイヤの扁平率(へんぺいりつ)とは、タイヤの幅に対する高さの割合のことを言います。

タイヤの高さは、ホイールを含めたタイヤの外径のことではなく、ホイールの外端からゴム部分の外端までの長さ(サイドウォールの長さ)を指しています。

昔の車の扁平率は一律同じ数値で統一されており、1965年以前の車の扁平率は92%、そして70年代になると82%が固定値。カウンタックなどの一部スーパーカーの70%でも十分に低い部類でした。現在では扁平率が低くなり、30%~35%といった低扁平タイヤも登場しています。

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扁平率の計算式・計算方法

タイヤの扁平率の計算式はシンプルで、以下の通りに求めることができます。

「タイヤの高さ÷タイヤの幅×100」

100を掛けているのは、%表記、いわゆる百分率で表すためです。タイヤの幅は、サイドウォールの文字や飾りによってできる突起部分を除きます。

タイヤの扁平率の見方

タイヤ自体に扁平率が記載されているのが一般的なので、わざわざ計算する必要はないかもしれません。例えば「165/55 R15」とう表記ですと、「タイヤ幅が165mmで、扁平率が55%、15インチのラジアルタイヤ(R15)」であることを意味します。

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タイヤの扁平率を変更するメリット・デメリット

メリット デメリット
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乗り心地を変えられる

ツーリングワゴン系はスポーティーな走りを重視したタイヤが標準装備されています。しかし、乗り心地を重視したい方もいるかと思います。

そのような場合は、ホイールをインチダウンして扁平率が60~65%のタイヤに履き替えると乗り心地が改善します。

ただし、アルミホイールも一緒に購入しなくてはなりません。量販店ではタイヤとアルミホイールのセット品も多くありますので店員さんに相談することをおすすめします。

ぴったりのサイズのタイヤ以外も履くことができる

純正タイヤのサイズが特殊だと交換するときに選択肢が少なく、割高なタイヤに交換せざるを得なく悩まれてる方もいると思います。

そのような場合は流通量の多いタイヤに交換することができます。

ドレスアップできる

見た目の話ではありますが、タイヤハウス内にギリギリタイヤが入った状態でホイールサイズが大きいと見た目がスッキリします。

つまり、タイヤ外周を変えずにホイールサイズを大きくすることは扁平率を下げることに等しいことになります。

スタッドレスタイヤに合わせて変えてもOK

ツーリングワゴン系、スポーツカーの車は55~50%の扁平率のタイヤを装備されていることがあります。低扁平率のスタッドレスタイヤは逆に雪道で踏ん張りが効かないので滑り出しが早くなります。

雪道のスポーツ走行を目的としないのであれば、スタッドレスタイヤは扁平率60~70%のものに交換すると安全です。

扁平率を上げるデメリット

低扁平タイヤに比べ、扁平率が高いと見た目がよくないといった印象が強いようです。

純正のタイヤはもともとボディとのバランスを考えられているのでかっこ悪い、ということはありません。しかし、見た目のスタイリッシュさを求めるのであれば低扁平タイヤの方が人気があるようです。

扁平率を下げるデメリット

扁平率を下げることにより、タイヤは薄くなります。路面の凸凹をよく拾い乗り心地が悪くなってしまいます。また、ロードノイズも大きくなる違いも出てきます。

扁平率を変える方法とは?

タイヤ
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「インチアップ・インチダウン」でホイールサイズを変える

タイヤの扁平率を変える方法の一つに、「インチアップ・インチダウン」というものがあります。

「インチアップ」とは、タイヤの外径を変えずに内径(ホイール)のみを大きくすることです。ホイールが大きくなり、外径が変わらないのであれば、すなわちタイヤの側面の厚みが薄くなります。タイヤ幅に対するタイヤの高さの割合が減るため、扁平率は低くなる計算です。

「インチダウン」とは、インチアップとは真逆にホイールのみ小さくすることで、タイヤ側面の厚みを増し、扁平率を高くすることです。

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タイヤとホイールのインチアップとは|計算方法からメリットやデメリットも解説

タイヤの幅を変える

タイヤの扁平率を変えるもう一つの方法が、シンプルにタイヤの幅を変えることです。

タイヤの外径を変えず、タイヤの幅のみを広くすれば、タイヤ幅に対するタイヤの高さの比率が減り、扁平率は低くなりますし、その逆もまた然りです。

ただし、車体からタイヤがはみ出るほど幅を広くしたり、タイヤの荷重能力を著しく低下させるほど幅を狭くすると、車両保安基準に抵触するので、サイズ変更は度が過ぎないようにしましょう。

タイヤの扁平率、おすすめはどれくらい?

クエスチョンマークとタイヤとチェーン
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【高扁平率】60~80は乗り心地・燃費重視の人向け

高扁平率のタイヤは、サイドウォールの部分が厚くなるため、路面からの衝撃を吸収することができます。衝撃を吸収する力が大きいことで、乗り心地が良いことにつながります。

さらに、路面とタイヤの接地面が縦長になるため、転がり抵抗が小さくなり燃費の向上にもなると言われています。

【低扁平率】25~55はドレスアップしたい人向け

高扁平率のタイヤに比べ低扁平率のタイヤはタイヤよりもホイールが目立ちます。そのため見た目が変わることからドレスアップしたい方におすすめです。

ドレスアップはクルマ好きの憧れかと思います。初心者でも簡単にできるのがホイールの変更になります。しかし、ホイールを変更する時は扁平率を確認しましょう。インチアップをするときはタイヤの外径、ロードインデックス、タイヤのはみ出し及び干渉に気を付けてください。

扁平率を変えたときの注意点

ポイント
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道路の段差

低扁平率タイヤに変えたときは、タイヤ内の断面積が少ないので段差などに勢いよく乗ってしまうと、段差とホイールがぶつかりパンクやホイールが破損してしまうことがあります。

クルマのタイヤはほとんどチューブレスタイヤのため、段差がタイヤを突き抜けてホイールを歪ませてしまいます。その修正には費用がかかります。もしくは修正できないこともあります。段差に乗り上げるときは注意しましょう。

タイヤの外径

タイヤの外径は最も重要です。外径が違うとなれば、タイヤが一回転したときの走行距離に違いが生じます。

スピードメーターにも誤差が生じる恐れや車検も通りません。必ず外径の近いタイヤサイズを選ぶようにしましょう。

近年流行の「低偏平タイヤ」メリット・デメリットは?

タイヤ 偏平率
© MOBY

軽自動車ですら扁平率50%を切る今の時代、可能な限り扁平率を下げる「低扁平タイヤ」が流行しています。

タイヤの扁平率を低くするだけで何が変わるのか?という疑問は、メリットとデメリットの両面について考えるとピンとくるでしょう。

【メリット】かっこいい以外のメリットはある?

扁平率を下げると、車の足元に引き締まった印象を持たせることができ、スタイリッシュに仕上げられることは比較的知られています。

低扁平タイヤの「かっこいい」以外のメリットを一言でいうと、「走行性能の向上」です。タイヤの変形が少なくなることで、中高速域の操舵安定性や、路面に対するグリップ性能、コーナリング性能が向上するのです。

【デメリット】乗り心地は悪くなる?

扁平率を下げると、タイヤが含有する空気の体積が減ってしまいます。空気で十分に満たされていないタイヤは走行時の衝撃や走行音を吸収しきれないため、低扁平タイヤは乗車している人にとっては乗り心地が悪くなるというデメリットも存在します。

さらに、低扁平タイヤは空気圧が比較的低く、走行時に「転がり抵抗」という現象が発生します。

「転がり抵抗」とは、走行中に車両の荷重がかかったタイヤが回転し、たわんだ状態から元に戻ろうとする抵抗のことで、余分なエネルギーを浪費し、燃費性能の悪化に繋がることもあります。

タイヤの扁平率を変えて自分好みの乗り心地にしよう!

砂浜のタイヤ跡の展望
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タイヤの幅に対するタイヤの高さの比率である「扁平率」は、文字で起こすと地味に感じますが、一見すれば車の外観を大きく左右する要素であるとわかります。

複雑なカスタムを施す前に、タイヤの扁平率を変えることで、走行性能や乗り心地をランクアップさせるのも一つの手段です。先ほどご紹介したデメリットにはくれぐれも注意して、自分好みのタイヤに仕上げてみましょう!

愛車に合ったタイヤ選びをしよう!

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MOBY編集部
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新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...
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