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最高出力とは? エンジン性能を決めるバロメーター

最高出力とはエンジン性能をはかるバロメーター。最高出力の高いエンジンを搭載した車ほど高い速度まで加速できます。また、最高出力発生回転数も重要。最高出力を発生させる回転数によってエンジンの特性がある程度決まります。

最高出力とは? 最大トルクとの違いは?

エンジンにおける最高出力は、エンジンが出せる最大のエネルギー量。出力(馬力)はエンジンが発生するトルク(回転する力の強さ)×回転数によって求められ、より大きなトルクを高い回転数で発生させることができるエンジンほど、最高出力値が高くなります。

最高出力の大きなエンジンを搭載した車ほど大きなエネルギーを発揮できるため、空気抵抗や機械抵抗、摩擦抵抗に競り負けず、より速い最高速度まで到達できます。

出力の単位は、「ps」および、国際単位の「kW」で表されます。カタログに最高出力が206kW[280ps]/6,000rpmと記載されていれば、6,000回転/毎分時に、206kW(280ps)のエネルギーを発生させられるエンジン。1psは、75kgの物体を1秒間に1m持ち上げるエネルギー量であり、0.7355kWに換算されます。

車のパワーを表す単位には「トルク」もありますが、こちらは「kgf・m」と「N・m」の単位で表します。

※「出力」「馬力」に関して詳しくは以下の記事をご覧ください。この記事では「最大出力」について説明します。

最高出力発生回転数 6,000rpmを境にエンジン特性が異なる

エンジンの出力グラフは、最高出力発生回転数をピークにした山なりを描くため、最高出力発生回転数を読むと、おおよそのエンジン特性を把握できます。

車では最高出力発生回転数が6,000rpmより低ければ実用性を重視したエンジンである傾向が強く、6,000rpmよりも高ければスポーツ走行を想定したエンジンである場合が多い傾向にあります。

最高出力発生回転数以上は、エンジンの余剰回転域(レッドゾーン)になっている車がほとんどであり、これ以上はエンジン回転数を高めてもエンジン出力は低下します。

最高出力が高いエンジン 3選

大排気量エンジン

排気量が大きいほど、全回転域で大きなトルクを発揮できるため最高出力が高くなります。ただし、内部構造が複雑になるほど許容回転数が低くなるため、最高出力発生回転数は下がる傾向にあります。

ターボエンジン

ターボ(過給器)を使って加圧した空気をエンジンに送り込むことで、排気量アップと同様に最高出力が高まります。過給器がもっとも効率よく働くエンジン回転数が最高出力発生回転数となります。風量の大きな過給器ほど高出力を発生させるものの、最高出力発生回転数が上がってしまうため扱いづらいエンジンになります。

ノンターボスポーツエンジン

高回転で大きなトルクを発揮できるように調整した、高回転高出力型エンジンです。エンジンを回すほどパワーを発揮するリニアな加速感が持ち味。その代償として低回転域ではパワーが出ないため、低速運転や省燃費走行には向いていません。


最高出力が高いエンジンほど、より大きな車体や太いタイヤの車を高い速度まで加速させます。また、高い最高出力を発揮するエンジンは、発生させるトルクも大きいため、優れた加速性能を発揮します。ただし、最高出力発生回転数が高いエンジンは、それだけ高回転数までエンジンを回さなければいけないため、低速走行や省燃費運転には向きません。

F-1マシンのエンジンが小排気量にもかかわらず1,000馬力オーバーの最高出力を発揮できるのは、およそ15,000rpmの超高回転で最高出力を発揮するように設計してあるためです。一方、加速性能に優れるディーゼルターボエンジンの最高出力がそれほど高くないのは、発生トルクが大きい代わりに回転上限が低いためです。

最大トルクもエンジンのスペックを表すもの。詳しくは以下

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