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スズキパレットはファーストカーに最適?実燃費の評価やスペック、歴史も紹介

スズキ パレットは「トール型ワゴン」という軽自動車の新しいあり方を示した知る人ぞ知る名車です。わずか6年の歴史で生産終了となってしまいましたが、自動車業界に与えた影響は非常に大きい車です。車内の空間も広く、扱いやすさから初心者向けという評価をされています。そんなスズキ パレットの歴史や性能、実燃費などを紹介していきます。

スズキ パレットとは

スズキパレット イメージ

スズキ パレットは、2013年に生産が終了された軽トールワゴンです。
軽トールワゴンは別名「軽スーパーハイトワゴン」とも言われています。
車名である「パレット」は、画材のパレットに由来し、絵の具がパレットの上で多彩な色を生み出すように、この車で様々なライフスタイルを楽しむことができるようにという願いが込められています。

わずか6年という短い歴史ながらも、「トール型ワゴン」という今までになかったコンセプトで成功を収め、"新しい軽自動車のあり方"を指し示す車となりました。

軽自動車シェアにおいてNo.1を誇る、スズキらしいエピソードといえます。

スズキ パレットのCM

現在は、正式な後継車としてスズキ スペーシアにその技術を継承してはいたものの、トール型ワゴンの先駆者として君臨したスズキ パレットの功績は思いのほか大きいとされています。
しかし元々は、ダイハツ タントが第2世代にモデルチェンジをしたことで、それに対抗すべく発表されたモデルでした。

シンプルなデザインながらも、使い勝手の良さと、軽自動車のボディを縦に広くし、居住空間をそれまでの軽自動車の常識を覆すほど広くし、文字通り軽トールワゴンという名前を世に知らしめた、記念すべき車といえるでしょう。

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スズキ パレットの歴史

スズキパレット

スズキ パレットはトール型ワゴンとしての先駆者になりながらも、第2世代が制作されることはなく、ひっそりと生産が終了します。
つまり、現在出回っているモデルがすべてであり、現在は中古車市場に出回った車のみ手に入れる事が出来るモデルになります。
2008年、月間販売台数目標を6,000台ということで発表されたスズキ パレットは、その特徴としてスズキ初となるETC車載機の取り付けスペースが設けられており、サイドエアバッグが標準装備で、かつ助手席側に電動スライドドアがついていました。

派生モデルのスズキ パレットSW

スズキパレットSW

その後、2009年には専用デザインのアルミホイールなどを施した、派生モデル「パレットSW」が追加されました。
パレットSWのSWとは「Super Wagon」の略称です。

そして、一部のグレードを除く全車に、日産自動車とジヤトコ(日産自動車グループの自動車部品メーカー)の共同開発でつくられた市販車世界初となる副変速機構付CVTを採用。
従来のモデルに多く使われていたスチールベルト式CVTに、前進2段の変速機構を組み合わせたもので、ローギアでは発進時の加速を向上させ、ハイギアでは燃費の向上を実現するという軽自動車というくくりの中では革命的な進化を遂げました。

スズキパレット
スズキパレット

さらに、電子制御スロットルというシステムを採用し、非常にレスポンスの良い走りを実現しました。
また、このSWには全グレードには後退時に車両工法を綺麗に映し出す4.3型液晶画面などを採用。
あらゆるニーズに応えられるようにカラーバリエーションもベーシックなカラーに加え、「ブルームピンクメタリック」などといった、ヴィヴィットかつ他にはない配色も加わりました。

スズキパレット

軽トールワゴンとしての成功を受けた実績と、CVT提供の関係から、ルークスという名前で日産に2009年からOEM供給を開始しています。
その後、ベーシックグレードはそのままに、1年に1回のペースでマイナーチェンジやフルモデルチェンジではなく、あくまで特別仕様車としてのグレードを発表し続けたスズキ パレット。
その後は2012年6月にフレアワゴンとしてマツダにOEM供給を開始し、その半年後、2013年にはスズキから正式な後継車であるスペーシアが発表され、それに伴い生産が終了しました。

スズキ パレットの内装

スズキ パレットは、ライバルとされているタントと比較した際、もっとも大きな違いが「両側スライドドアか否か」にあります。
タントは運転席側が普通のヒンジドアで、助手席側がセンターピラーレスのスライドドアとなっています。
室内空間は、ホイールベースを延長した低床プラットホームを採用。
リアシートを最大まで後方に移動させれば、たとえ大柄な男性が乗車してもゆっくりくつろげるスペースも確保されています。
全体的に広さを感じさせる室内空間ですが、着座位置が高くないため上部の空間に広さを感じる事ができます。

スズキ パレットの内装は軽自動車にありがちな四角いシートではありません。
丸みを持たせてあったり、随所に工夫がみられ、居住性も向上しています。
他にも、居住性を向上させる装備として

・フルオートエアコン
・キーレスプッシュスタートシステム
・パワースライドドアのクローザー

などなど、標準採用されている装備も充実しています。

スズキ パレットのエンジン

スズキ パレットのエンジンには
NAエンジン
ターボエンジン
以上の2種類が用意されており、余計な変速を抑えて最適なギアレンジを選択してくれる登降坂変速制御などが盛り込まれています。

排気量が制限された軽自動車ということに加え、重量のあるスライドドアを搭載しているスズキ パレットは一気に重くなるため、ゆとりをもったエンジンを必要としたスズキ パレットには、ターボエンジンの搭載は必然だったといえるでしょう。

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