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オイルパンとは?エンジンオイル漏れとの関係性と修理・交換費用などまとめ

エンジンオイルを溜めておくオイルパンは、エンジンオイル漏れとの関連性の高い部品です。オイル漏れをしているようなら、まずオイルパンまわりを確認してみましょう。ここでは、オイルパンの構造やオイルパン周りからオイル漏れが発生する原因、オイルパンの交換費用などをご紹介します。

オイルパンとは?

©Shutterstock.com/ adziohiciek

車のオイルパンとは、エンジンオイルが漏れないようにするためのカバーであり、冷却などのために溜めておく場所の事です。
オイルサンプとも呼ばれています。

エンジンを構成するシリンダーブロックやクランクケースの下部にオイルパンは設置されており、クランクケースと一体型で形成されているものもあります。

エンジンオイルはオイルパンで溜められ、オイルポンプで吸い上げられてエンジン各所に運ばれていきます。

また、オイルパンには走行風でエンジンオイルを冷却する役割もあります。

オイルパンの構造って?

エンジンオイルの管理構造には、ウェットサンプ方式やドライサンプ方式があります。

乗用車で一般的なウェットサンプ方式は、オイルパンでエンジンオイルを貯め、ポンプで吸い上げられたオイルが再びエンジン各所を循環し、自重で落ちてきて再びオイルパンで溜められるという構造のものです。

ドライサンプ方式は、オイルパンからポンプで回収したオイルを貯めておくリザーバタンクがオイルパン外部に存在するものの事です。

ウェットサンプ方式は安価でシンプルな構造にできるというメリットがありますが、運転中の横Gなどでオイルパン内部のオイルが傾くと、ポンプで据えない状態が発生し、オイルの循環が安定しない場合があります。

ドライサンプ方式はオイルパンに溜まったオイルをポンプで吸収した後、外部タンクに溜めておくため、安定したオイル供給が図れます。
ただし、部品が複雑化してコストが高くなり、リザーバタンクが外部にあるためオイルラインなどからのオイル漏れ等のトラブルが発生しやすくなるというデメリットがあります。

主に、ウェットサンプは乗用車などに、ドライサンプはレーシングカーや高級車などに使われています。

エンジンオイルの流れ動画

オイルパンからのオイル漏れの原因は?

オイルパンからのオイル漏れにはいくつかの原因があります。

1)ガスケットの劣化
まずよくあるのがガスケット(パッキン)の経年劣化によるオイル漏れ。
ガスケットの交換で済む場合は比較的安く修理でき、自分で交換できるならさらに安く済みます。

2)ドレンボルトやナットの不具合
オイルパンにはオイル交換用のドレンボルトが付いています。
また、オイルパン自身を接合しているナットなどもついています。
ドレンボルトやナットは規定のトルクで締めないと締めすぎや緩みすぎでオイル漏れの原因になる事があります。
特に、アルミ製のオイルパンの場合はネジの締めすぎなどでネジ山を破損してオイル漏れの原因になる事が多々あるようです。

3)オイルパン自体の損傷
車の底部を何かにこすったなどの原因で、オイルパン自体を損傷してしまう場合があります。
こうなるとオイルパン自体を交換しなくてはならなくなるので、費用がかさみます。

オイルパンの交換費用は?

自動車整備士 工具

オイルパンの交換費用相場は、オイルパンがおよそ10000円、オイルパン液体パッキンがおよそ1000円、エンジンオイルがおよそ4000円、工賃がおよそ10000円~40000円ほどとなります。

交換にかかる工賃は車によって違い、オイルパンを取り外すために他の部品を取り外さないといけない場合などは高くなります。

また、オイルパン自体の価格も、アルミ製のものであったり古い輸入車のものだったりすると交換費用が高くつく場合があります。

液体ガスケットで修理できる?

キタコ(KITACO) 液状ガスケット

液体ガスケットとは、シリコンやアクリル、ゴムなどを主成分とした流動性のある物質で、水圧、機密性を高めて漏れを防ぐものです。
液体パッキンなどとも呼ばれます。

接合部に塗って使うもので、乾くと粘着性を発揮し、接合部をぴったり密着させて漏れを防ぎます。

ただし、液体ガスケットを使用する場合はいくつかの注意点を守る必要があります。

1)ゴミや油をよくふき取る
 油などが残っていると気密性が低下します。ふき取った後は手で触れないようにしましょう。

2)無溶剤タイプの液体ガスケットは乾ききるまでに時間がかかる
 およそ24時間ほどかかる場合がありますので、その間は待つ必要があります。

3)取り外しが大変
 とりはずす場合はマイナスドライバーなどでこじる必要があります。

液体ガスケットはオイル漏れなどの応急処置として使う事もできますが、なるべく早めに根本的な原因を取り除きましょう。

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オイルパンからのオイル漏れにご注意!

車の下にぽつぽつとオイルが垂れているようでしたら、オイルパン周りをまず確認してみましょう。

オイルパンは車の底部にありますので、下から覗けば確認できます。
オイル漏れを発見したら、すぐに修理に出しましょう。

また、こまめにエンジンオイルを交換する事も、オイル漏れを起こさずに長く大事に車を使う上で重要です。

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