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軽スーパーハイトワゴンおすすめランキング!メリット・デメリットや本当にダサいの?
軽スーパーハイトワゴンとは?
軽スーパーハイトワゴンとは、軽自動車のなかでも快適性と利便性に特化したモデルです。現在販売されている代表的なモデルは、いずれも全高1,700mm以上、室内高1,350mm以上を確保しており、ミニバンにも匹敵する後席空間と頭上空間が備わっています。
また、多彩なシートアレンジ機構・高機能な両側電動スライドドアも特徴であり、4人以内の乗車であれば、1台で日常的なほとんどの用途をまかなえてしまう使い勝手のよい軽自動車が軽スーパーハイトワゴンです。
軽スーパーハイトワゴンのメリット・デメリット
軽スーパーハイトワゴンを選ぶメリット
メリット1.広い荷室と室内空間
軽スーパーハイトワゴンの特徴はなんといっても頭上空間の広さ。車幅の狭く閉塞感を覚えやすい軽自動車であっても、高い天井の軽スーパーハイトワゴンなら車内は開放的で快適です。
いずれの車種も小さな子供が車内で直立できるほどの高さを備え、荷室高も1,000mmを超えているため平均的な成人男性が荷室で背筋を伸ばして座っても天井に頭がつかず、窮屈な思いをせずに車中泊を楽しめます。
もちろん、大型の荷物や背の高い荷物も積む際にも重宝します。
メリット2.大型電動スライドドアの優れた乗降性
軽スーパーハイトワゴンの条件のひとつでもある後席の大型スライドドアは、乗降時に大活躍します。狭い場所の駐車でも隣の車に気を使うことなく乗り降りできるうえ、高い室内高も相まって、乗車時に姿勢を大きくかがめる必要がありません。
また、多くの車種で電動スライドドアが設定されているため、開け閉めに大きな力も不要です。軽スーパーハイトワゴンは、子供からお年寄りまで楽に乗降できるよう配慮されています。
メリット3.万能性の高さとコストパフォーマンス
軽自動車らしからぬ広い室内空間に、乗降性に優れたスライドドアが備わるうえ、維持費が安い軽スーパーハイトワゴンほど多用に使える車は他に見当たりません。
同等の使い勝手を誇る軽1BOXカーに比べて外観がおしゃれであるため、フォーマルな場でも問題なく使えます。また同じく利便性が高いコンパクトミニバンよりも維持費が安く、ボディが小さいため運転に自信がない方でも安心。さらに、高い人気によるリセールバリューの高さも美点です。
軽スーパーハイトワゴンは、日常生活のあらゆるシーンで活躍できるハイコストパフォーマンスな実用車といえるでしょう。
軽スーパーハイトワゴンを選ぶデメリット
デメリット1.低い走行性能
全高の高さは車の走行性能を引き下げます。全幅が狭いうえに、どうしても重心が高くなる軽スーパーハイトワゴンは、高速走行では安定感を保ちづらく、カーブの走行時に車は大きく傾きます。また横風の影響も受けやすく、悪天候時はフラフラと車が揺れ、真っすぐ走れないこともあります。
かといって、安定性を高めようとするとサスペンションを固めざるを得なく、乗り心地の悪化を招きます。走行安定性や乗り心地の低さはボディ剛性の強化やサスペンションの工夫で対応されているものの、軽スーパーハイトワゴンの全高の高さは、走行に関するあらゆる面で不利に働きます。
デメリット2.利用駐車場の制限
軽スーパーハイトワゴンは、その全高の高さから利用できる駐車場が制限されます。機械式駐車場は利用できず。全高よりも天井が低く設計された古い立体駐車場も、天井に車をぶつける危険があるため利用できません。
ルーフボックスなどを装着すると、車種と製品の組み合わせによっては2.0mを超える場合があるため、一般道を走行する際にも極端に高さ制限が低いトンネルや高架下には注意が必要になります。
軽スーパーハイトワゴンの人気おすすめランキング
軽スーパーハイトワゴンの人気おすすめランキングは以下の通りです。
- 第5位:日産 ルークス
- 第4位:三菱 ekクロス スペース
- 第3位:スズキ スペーシア
- 第2位:ダイハツ タント
- 第1位:ホンダ N-BOX
第5位:日産 ルークス
ルークスの特徴は、ひときわスポーティな内外装と、軽自動車としてはオーバースペック気味な全体のつくりです。強固なプラットフォームによる高速安定性はライバルのなかでもトップクラス。パワステにはブラシレスモーターを使用することでより自然なステアリングフィールを実現し、パドルシフトの操作感にもこだわってつくられています。
エアコンの空気を後席へ効率的に循環させる送風機が装備できる数少ない車種であり、広さ以外の快適性も十分。カスタムモデルとなるルークス ハイウェイスターは、さらにスポーティな外観に加え、パワフルなターボエンジンも選べます。
アダプティブクルーズコントロールが搭載されるハイウェイスター プロパイロットエディションなら、強い横風時でも車線中央を維持しながら自動走行してくれます。
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本日の在庫数 5300台 平均価格 142万円 支払総額 12~268万円
第4位:三菱 デリカミニ
デリカミニは、ekスペースをベースにオフロード走行にも対応させたSUV風の軽スーパーハイトワゴンです。
注目すべきポイントは外観デザインに隠されています。三菱のSUVを象徴する「ダイナミックシールド」デザインを採用した個性的な外観は、力強さと安心感を表現する立体的な感覚があり、特徴的な半円形のLEDポジションランプを内蔵したヘッドライトを装着して、「デリカ」シリーズの末弟らしい印象をもたせました。加えて、大径タイヤの採用とショックアブソーバーに専用のチューニングを施しています。路面を正確に捉えつつ車内に振動を伝えにくくしたほか、砂利道などの未舗装路を走行する際の安定性と快適性が抜群です。
これらのパッケージングから、本格アウトドア向けミニバン・デリカD:5の弟分と考えてよいでしょう。
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本日の在庫数 1093台 平均価格 225万円 支払総額 160~369万円
第3位:スズキ スペーシア
スーツケースを模したユニークなデザインと、車全体の細かな気配り設計がスペーシアの特徴です。リアシートは背もたれを前へ倒すだけでなく、ダイブダウンさせて荷室をより広く使うことも可能。アイドリングストップ時でもエアコンの冷房温度を保つ機能や、後席へ送風できるスリムサーキュレーターなど快適性の高さも特筆点です。
端正な外観のスペーシアカスタムと、アクティブな外観のスペーシアギアは、標準モデルには設定されないターボエンジンが選べることに加え、モーターによるアシストも加わって登坂路や高速道路上でも動力性能は十分。スペーシアギアは撥水シートや防汚仕様の荷室に改装されたアウトドアユースに最適なモデルです。
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本日の在庫数 4893台 平均価格 115万円 支払総額 10~250万円
第2位:ダイハツ タント
タントは、Bピラーレス構造による大開口ドアと、広範囲シートスライド機構が備わる異色の軽スーパーハイトワゴンです。高機能な電動スライドドアや、便利で多機能でありながら価格が抑えられている点もタントの特徴といえるでしょう。
助手席側に柱がないおかげで、大型荷物の積み下ろしはもちろん、子供を抱いたまま車内に乗り込むことも楽に行えます。ロングスライドシートを活用すれば、運転席に座ったまま後席に乗る子供のお世話をしたり、後席から運転席に乗り込むこともできます。
カスタムモデルは2022年10月の改良で、より凝った外観に一新され高級感が増しました。同時に発売されたファンクロスは、タントの使い勝手をそのままに、撥水シートの装備や荷室に防水加工、ルームランプやUSBソケットの追加によりアウトドアユースに最適化されたモデルです。
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本日の在庫数 15573台 平均価格 107万円 支払総額 4~275万円
第1位:ホンダ N-BOX
軽自動車らしからぬ高級感と高いトータルバランスがN-BOXの人気の理由です。落ち着いた内外装デザインにはじまり、高いレベルでの安定性と乗り心地の両立、ブラシレスモーター式のパワステによる滑らかなステアリングフィールなど、高いレベルで車全体の調和が図られています。
また、燃料タンクを前席下に配置することで可能になるスペース効率の高さも特筆点。リアシートの折りたたみはダイブダウン式となり、荷室をより広く使えるうえ、座面を持ち上げて後席床面に背高な荷物を積むこともできます。
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本日の在庫数 10050台 平均価格 120万円 支払総額 16~418万円
おすすめの軽スーパーハイトワゴンの価格比較
この項目では、おすすめの軽スーパーハイトワゴンの価格を比較してみました。
グラフ図と車両本体価格の一覧表により、それぞれの車種の価格差が見えてくるでしょう。
- 最低価格:ダイハツ タント(135万3,000円)
- 最高価格:日産 ルークス(231万6,600円)
4WD仕様などすべてのグレードを対象としているほか、装備や車両性能も異なり、単純に最高値・最低値では比較しにくいかもしれません。しかし、タントの車両本体価格がおよそ135万円から200万円に収まっており、5つの車種で比較すると購入しやすいでしょう。
軽スーパーハイトワゴンはダサい?
極端に背高なプロポーションの悪さは、軽スーパーハイトワゴンについて挙げられる指摘のひとつです。またカスタムモデルにみられる威圧的なフロントフェイスも賛否が分かれます。
プロポーションに関しては、全長と全幅をこれ以上広げられないため、さらに利便性を向上させるには全高を高めるしかありません。またその高い利便性は子育てや日常生活だけに留まらず、荷物搬送やレジャーにも活用できるため、女性的なデザインに限定しては乗りづらいと感じる男性も多いはずです。
過剰ともいえる全高や威圧感あるフロントフェイスは、需要の隙間を埋めるための合理設計であり、現に軽スーパーハイトワゴンは売れています。快適な室内空間を価格と維持費が安い軽自動車で実現した軽スーパーハイトワゴンの現在のかたちは、賛否が分かれたとしても一種の機能美といえるでしょう。
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- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...