車好きにしかわからん！程よいローダウンとシャコタンの違いって何ですか？

シャコタンは今の世代に通じない言葉になりつつある？

ローダウン仕様の某国産メーカー2ドアクーペに乗っている友人に話を聞くと、次のような考えを述べています。

「シャコタンを、車高を下げるローダウンと同じと思い込んでしまうケースがあるのかなと考えています。
あまり車を知らない人が、とにかく車高を下げたものが走っていれば「シャコタンだ！」と指差したくなるような、大まかな判断で区別されているのが実情ではないでしょうか。私自身は、シャコタンという用語にはあまり馴染みがないのが正直なところです。

ローダウンに対しては、当時はミニバン人気（1990年代のRVブーム）で、街ではカスタムしたワンボックスタイプのミニバンがあちらこちらで走っていたのも影響してか、以降馴染み深い用語になっていますね。」

友人は筆者とほぼ同年代ですが、シャコタンという用語自体に馴染みがなく、ローダウンのほうがしっくりくるとのこと。

近年、車のカスタマイズ事情をのぞいてみても、スポーティ走行向けの車高調整系の部品には”ローダウンスプリング”との商品名が与えられていることも影響があるでしょう。

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”シャコタン仕様”の車は徐々に消えつつある？

確かに、街なかを覗いていると、車検を通過できるかわからないような車が走っている姿はめっきり減りつつあるような印象です。

国の保安基準で車体の最低地上高は9cmと定められていることから、下手にボディの下回りが地面を擦ってしまうセッティングをする車が現れにくい条件設定がされています。

最低地上高の基準を満たしていなければ車検に通らなくなってしまうため、仮にシャコタンのセッティングを施しても、標準仕様へ戻さなければならないのです。

今後の自動車社会で、シャコタンと称えられる車は限りなく限定的なものとなっていくかもしれません。

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