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車の牽引フックの後付けは可能?取り付け方法から車検での注意点まで
目次
牽引フックの役割は「車を牽引するため」「ドレスアップ」

牽引フックはその名の通り、他の車を牽引したり、自分の車を牽引してもらったりするためのものです。
実際のレースでは、車両の事故や故障で車が走行不能になる可能性が高いため、牽引フックを必ずつける決まりがあります。
バンパー周辺に黄色や赤色など目立つ色の牽引フックが取り付けられているのを見たことがあるでしょう。
他にも牽引フックをつける意味に「ドレスアップ」もあります。
牽引することはほとんどないけれど、牽引フックをつけることによって、レーシングカーをイメージさせるドレスアップができます。
比較的簡単に取り付けができるため人気があります。
ナンバーステーとけん引フックとステッカー追加
ちゃくちゃくと進んでる✌︎✌︎ pic.twitter.com/ZSjHqq9Yy9— ゆめ Yume(^o^)<うわぁーっ! (@yumekui0215) 2016年10月1日
牽引フックの取り付け方法動画紹介
まずは、車の取扱説明書や車両を確認して、牽引フックの場所や取り付ける場所を確認しましょう。
バンパーにふたがあり牽引フックを取り付けるネジ穴があるものや、車両にフックをかけられる穴があるものなど、様々な種類があります。
いろいろな車両の牽引フック
まずはこの動画で、牽引フックにはいろいろな種類があることを確認しましょう。
牽引フック取り付け(ダイハツ ハイゼットカーゴ)
バンパーにあるふたを開けて、ネジ穴に車に付属している牽引フックを取り付ける動画です。
リア牽引フック取付(ムニーシエラJB43)
スズキ・ジムニーにリア用牽引フックを取り付ける動画です。
車種や取り付ける牽引フックによっては、短時間で取り付けが完了します。
簡単にドレスアップできるところが牽引フックの嬉しいところですね!
牽引フックをつけて車検に臨むときの注意点

牽引フックは指定部品のため、ついていても「自動車の構造・装置の軽微な変更」にあたるため、車検にとおすことも可能です。
ただし「道路運送車両の保安基準」など、守らなければいけない項目があります。
・鋭い突起がない
・リベット・溶接による取り付けをしない
(工具等を使わない「簡易的取付(蝶ネジ等)」または工具等を使って取付する「固定的取付(ボルト・ナット等による)」で取付する。)
・牽引フックを取り付けたときの寸法が全長±3cm、全幅±2cm、全高±4cmの範囲に収まる
第18条 車体の外形その他自動車の形状は、鋭い突起がないこと、回転部分が突出していないこと等他の交通の安全を妨げるおそれがないものとして、告示で定める基準に適合するものであること。
(道路運送車両の保安基準)
出典:国土交通省HPより引用
使用過程における自動車について、軽微な変更となる自動車部品の取り付けについては、構造等変更に係わる諸手続きを簡素化し、平成7年11月22日から実施しました。
この場合の軽微な変更とは、
1.自動車部品を装着したときに寸法(長さ、幅及び高さ)及び車両重量が一定範囲内である 場合。
2.指定する自動車部品(以下「指定部品」という。)を溶接またはリベット以外の取り付け方法により装着した場合
が該当し、この場合には、諸手続きが不要となります。
(構造装置の軽微な変更時の取扱いについて)
出典:国土交通省HPより引用
普通自転車を牽引フックで牽引するとき「けん引免許」は不要!
「けん引免許」がないと、牽引できないのでは?と思っている人もいるでしょう。
実はけん引免許は「車両総重量が750kgを超える車」を牽引するときに必要になってくるため、普通自動車であれば基本的に問題ありません。
ですが、故障車などを牽引する場合以外に、プライベートで必要になる場合は「キャンピングカーの運転」です。
もしもキャンピングカーの購入を考えている人は、まずはけん引免許を取得することから始めましょう。

- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...