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キャラバンの駐車場に一列に並んだキャンピングカー
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「これだけはケチらないで…」キャンピングカーに欲しいオプションとは?

キャンピングカーに絶対付けたいオプションは?

©Pol Solé/stock.adobe.com

ここ10年、キャンピングカーの需要が右肩上がりで伸びており、休日ともなると多くの車両を見ます。日本では「キャブコンバージョン(キャブコン)」や「バンコンバージョン(バンコン)」といった、国内独自のカテゴリーが人気です。

キャンピングカーを購入する時にかなり悩むのが、追加装備をどうするかということ。キャンピングカーは一般的に、デフォルトではとりあえず車中泊ができる状態の装備しか付いていない場合がほとんどです。

中には、フル装備で売られているモデルもありますが、非常に高額です。注文住宅と一緒で、ベーシックな状態に必要な装備を足して購入するというのが主流でしょう。では、どんな装備を付けておけば快適なのでしょうか。

FFヒーターとエアコンはマスト装備!

まずオススメしたいのは、冷暖房の強化です。「冷暖房はクルマに付いているじゃないか」という声もあると思いますが、クルマのエアコンはエンジンを動かさないと利きませんので、車内での滞在時間が長いほどカーエアコンのみでは快適に過ごすことが難しくなります。

まずキャンピングカーの暖房ですが、『FFヒーター』という便利なものが用意されています。

FFヒーター(画像:山崎友貴)

FFヒーターとは、クルマを動かす燃料、つまりガソリンや軽油を使って燃やす暖房のこと。エンジン停止中でも暖房だけを動かすことができるため、周囲にエンジンのアイドリング音で迷惑をかけることがないのです。また、エアコンを利かせているうちにガス欠になって動けなくなってしまった…なんてこともありません。

冬場は寒冷地ならずとも、気温低下で車中泊が厳しくなります。就寝時は布団を被ればいいのですが、食事やくつろぎの時間は我慢するのも限界があります。中には別途家庭用暖房機を持っていく人もいるようですが、車両火災などのリスクを考えれば、やはりFFヒーターを付けることをオススメします。

暖房とくれば、冷房も必要です。ひと昔前は「涼しい高地に行くからいいよ」となっていたかもしれませんが、現代の夏は高地でも30度近くになることがざら。冷房なしで寝ていると熱中症になる恐れがありますから、キャンピングカーの冷房は今や必須の装備といえます。

キャンピングカー付ける冷房は2タイプあります。まず、家庭用100Vエアコンをそのままキャンピングカーに付ける場合。この場合は、サブバッテリーだけでなく、インバーターの強化もしっかりとしなければなりません。

キャンピングカー内に設置された家庭用エアコン(画像:山崎友貴)

もうひとつ、見た目は家庭用エアコンと同じでも、車載用の12Vのエアコンもあります。この場合は多少電気系統がシンプルになりますが、やはりサブバッテリーの強化は必要です。朝まで稼働させておくのであれば、サブバッテリーに余裕を持たせたいところです。

12V仕様の車専用エアコン(画像:山崎友貴)

またご存じの通り、エアコンには室外機が必要なタイプと、必要ないウインドウタイプがあります。これはキャンピングカーに搭載する際も同じです。

キャブコンは比較的、室外機を装着しやすいのですが、バンコンの場合は取り付けられる場所が限られるため、ベース車両によってはウインドウタイプしか付かない場合もありますので、販売店と相談しましょう。

ちなみに市場では、ポータブルエアコンと呼ばれる持ち運びタイプのものも販売されています。こうしたタイプは、ポータブル電源を使ったり、インバーターにコンセントを挿し込んで使います。コンパクトなのですが、若干重量があり、また吸排気用のパイプをどのように配管するかを考慮する必要があります。

執筆者プロフィール
山崎 友貴
山崎 友貴
1966年生まれ。四輪駆動車専門誌やRV雑誌編集部を経て、編集ブロダクションを設立。現在はSUV生活研究家として、SUVやキャンピングカーを使った新たなアウトドアライフや車中泊ライフなどを探求中。現在の愛車は...

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