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事前に知っておくべき?ひき逃げ事故は絶対逃げ切れない!ほぼ捕まる検挙率や逮捕後の刑罰など

「ひき逃げ」とはどんな罪に?検挙率は?

ひき逃げ
Graham Minchin
出典 : https://www.flickr.com/

物損事故で済む当て逃げとはことなり、人身事故である轢き逃げ。ひき逃げ(轢き逃げ)で死亡事故となった場合、犯人の検挙率は95%。重傷事故で60%となっています。しかし、これは死亡事故では20人に1人が、重傷事故では10人中4人が逃げきれているという数字ではありません。

これは警察が集計した時点で「逮捕できていない率」が死亡事故で5%、重傷事故で40%ということですが、事故後にあまり時間の経っていない事件や時効前の捜査中の事件が多く含まれていますので、最終的な検挙率はもっと上がります。

逃げ切ることはほぼ不可能であり実際に日本の警察はひき逃げ犯をほぼ100%捕まえると言われています。

ひき逃げは
自動車運転致死傷行為処罰法
により、
過失運転致死傷罪
危険運転致死傷罪
という罪状がつき、他にも次の項でご紹介する違反内容、罪となります。

それでは、順にひき逃げの刑罰についてのまとめをご覧ください。

ひき逃げ(轢き逃げ)の罪状と刑罰とは?

手錠
米国の移民および税関執行機関(国土安全保障省) パブリック・ドメイン
出典 : https://commons.wikimedia.org/

ひき逃げは次の表にあります罪状、違反のいずれかに該当します。それぞれの罪状についての刑罰内容と比較しながらご覧ください。

ひき逃げの罪状、違反と刑罰の一覧表

罪状・違反名 刑罰内容
救護義務違反
危険防止措置義務違反
10年以下の懲役または
100万円以下の罰金
事故報告義務等違反3ヶ月以下の懲役または
5万円以下の罰金
現場に留まる義務違反5万円以下の罰金
自動車運転致死傷罪
過失運転致死傷罪
7年以下の懲役もしくは禁錮または
100万円以下の罰金
危険運転致死傷罪死亡:20年以下の懲役
負傷:15年以下の懲役
殺人罪死刑
無期懲役
懲役5年以上

ひき逃げでも死傷者の数が多く運転手の過失が甚大であると「殺人罪」となります。

ひき逃げの行政処分(違反点数・欠格期間)一覧表

違反種別・被害者の状況点数欠格期間
救護義務違反35点3年
死亡55点
(35+20)
7年
傷害48点
(35+13)
5年
酒酔い運転・死亡90点
(35+35+20)
10年
酒気帯び(0.25mg/L以上)死亡80点
(25+35+20)
10年
酒気帯び(0.25mg/L以下)死亡68点
(13+35+20)
9年
酒酔い運転・傷害83点
(35+35+13)
10年
酒気帯び(0.25mg/L以上)傷害73点
(25+35+13)
10年
酒気帯び(0.25mg/L以下)傷害61点
(13+35+13)
8年

ひき逃げは「救護義務違反」の35点をベースにし、違反内容と被害状況の2つの要素で加点されます。

いずれも一発で免許取消になる違反点数です。欠格期間とは、免許取消後、再度運転免許が取得できるまでの期間のこととなります。

免許取消しについて詳しくは下記のまとめ記事をご覧ください。

自動車運転致死傷行為処罰法とは?

パトカー
ダグラス・ポール・パーキンス CC 表示 3.0 / CC BY 3.0
出典 : https://commons.wikimedia.org/

「自動車運転致死傷行為処罰法」は、2014年5月20日から施行された法律です。正式な法律名は「自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律」といいます。

この法律は、車の運転に関する新しい法律で、特に悪質な運転や危険な運転に対して非常に厳しい処罰が科せられるものとなっています。

この法律が施行される背景となった悲惨な交通事故

2006年(平成18年)8月25日、福岡市東区の「海の中道大橋」で、福岡市内在住の会社員の運転する乗用車が、飲酒運転をしていた福岡市職員の男性(当時22歳)の乗用車に追突されてガードレールを越えて海に車もろとも転落し、会社員の車に同乗していた小さな子供3人が死亡した事故が起きました。

これは「福岡海の中道大橋飲酒運転事故」と呼ばれ、飲酒運転による事故に対する処罰が軽すぎるのではないか、などの大きな議論を呼んだ悲惨な交通事故でした。

加害者に対しては、危険運転致死傷罪の適用が争点となり、危険運転致死傷罪と道路交通法違反を併せた懲役20年の刑が最高裁にて確定、執行されることになりました。

飲酒運転、薬物運転でのひき逃げは「懲役12年以下」

自動車運転致死傷行為処罰法では、飲酒運転や薬物運転での刑罰が「懲役12年以下」と厳しい処分を科しています。

このほか、一方通行の逆走やスピード違反、飲酒運転、無免許運転といった悪質な違反や危険運転に対しても厳しい処罰を定めています。

執筆者プロフィール
MOBY編集部
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新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...
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