2023年02月02日更新

【リコール】トヨタヤリスシリーズ約2万4,000台にパノラミックビューモニター不具合のおそれ

トヨタヤリス/ヤリスクロス 24,391台にリコール
トヨタヤリスとヤリスクロスの不具合の状況
不具合発生箇所と改善方法
対象となる車両情報
対象車種かどうかの確認方法

トヨタヤリス/ヤリスクロス 24,391台にリコール

2023年2月2日、トヨタはヤリスおよびヤリスクロスの後方等確認装置（パノラミックビューモニター用制御コンピュータ）において、国土交通省にリコールを届け出たことを発表しました。市場からの情報によるものとし、現在の時不具合件数は5件で、事故の発生はないと伝えられています。

リコールの対象となるのは2019年(令和元年)12月11日～2021年(令和3年)5月10日に生産されたモデル。製作期間は購入した時期と一致しないので、必ず確認するようにしてください。

自身の所有する車が対象車両かどうかは、リコール等情報対象車両検索で確認できます。

自分の車がリコール対象だった場合、最寄りの取り扱い販売店へ来店日時を予約し、点検・修理を受ける必要があるとのこと。修理代などは無料で、費用などは発生しません。

トヨタヤリスとヤリスクロスの不具合の状況

トヨタヤリスおよびヤリスクロスの高度駐車支援システム付きパノラミックビューモニター搭載車において、パノラミックビューモニターにおいて、制御プログラムが不適切なため、カメラ映像が停止し、車両周辺が確認できないことがあり、そのため、車両左側の視界が確保できないおそれがあるとのことです。

これをうけてトヨタは、全車両、パノラミックビューモニター用制御コンピュータのプログラムを対策仕様に修正するとしています。

ヤリスには2022年10月にハイブリッドシステム不具合のリコールが出されています。

詳しくは以下の記事をご覧ください。

【リコール】トヨタヤリス約3万7,000台にリコール発表、ハイブリッドシステムが停止するおそれ

不具合発生箇所と改善方法

不具合発生箇所

後方等確認装置（パノラミックビューモニター用制御コンピュータ）

改善方法

全車両、パノラミックビューモニター用制御コンピュータのプログラムを対策仕様に修正する。

問題がある箇所と対応方法は以下の図で公表されています。

対象となる車両情報

冒頭でも説明した通り、リコール対象となるのは以下の期間に生産された車両です。仮に所有する車がこの期間中に生産されていた場合、下の型式や車台番号なども参照してください。

【開始】
2019年(令和元年)12月11日

【終了】
2021年(令和3年)5月10日

リコール対象車が含まれる車台番号の範囲には、対象とならない車両も含まれているとのこと。詳細はお買い求めの販売会社までお問い合わせ下さい。

型式や車台番号、生産台数などは以下のとおりです。

■トヨタヤリス（高度駐車支援システム付きパノラミックビューモニター搭載車）
【型式】
6AA-MXPH10
6AA-MXPH15
【対象車が含まれる車台番号】
MXPH10-2000002～MXPH10-2063756
MXPH15-0001001～MXPH15-0011680
【対象車の台数】
13830台

■トヨタヤリスクロス（高度駐車支援システム付きパノラミックビューモニター搭載車）
【型式】
6AA-MXPJ10
6AA-MXPJ15
【対象車が含まれる車台番号】
MXPJ10-2000000～MXPJ10-2021719
MXPJ10-3000001～MXPJ10-3014168
MXPJ15-2000000～MXPJ15-2005791
MXPJ15-3000015～MXPJ15-3005439
【対象車の台数】
10561台