2023年01月30日更新

スズキが『ジムニーEV』シルエット公開!?ただし導入は欧州のみ…なぜ日本をスルー？

「2030年度に向けた成長戦略説明会」を実施
『ジムニーEV』が2030年までに登場？
「日本になぜ導入しないのか」ジムニーEV、本当に欲しい？

「2030年度に向けた成長戦略説明会」を実施

2023年1月26日にスズキは「2030年度に向けた成長戦略に関する説明会」を開催し、2030年度までに四輪・二輪・マリン事業でのカーボンニュートラルへの取り組みや、海外での事業展開、製品の計画などについて、鈴木俊宏社長が発表を行いました。

この発表の中で、2030年度までの製品計画として日本、欧州、インドの3地域で導入する複数のバッテリーEVについて言及。バッテリーEVラインナップで示したモデルのシルエットの中には、『ジムニー』と思われるモデルも含まれていました。

『ジムニーEV』が2030年までに登場？

スズキが四輪事業における2030年度までの製品計画として公開したスライドには、日本では6モデル、欧州で5モデル、インドでは6モデルのシルエットが映し出されていました。

重複するシルエットを省くと確認できるシルエットは全9モデルで、『ワゴンR』や『ハスラー』、『エブリイ』、そして2023年1月12日にインドで公開した新型SUV『フロンクス』などのほか、『ジムニー』と思われるシルエットも存在。

ただし、このジムニーのシルエットは欧州での製品計画のスライドにのみ表示されていて、インドと日本の製品計画のスライドには含まれていませんでした。

日本への発売については言及なし…ただし期待しているユーザーは多い

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「日本になぜ導入しないのか」ジムニーEV、本当に欲しい？

日本での製品計画にジムニーと思われるモデルのシルエットがなかったことについて「日本でなぜジムニーEVを導入しないのか？」といった疑問の声がSNS等で挙がっているようです。

しかし、スズキが展開する各地域のパワートレインの比率では、日本がバッテリーEVが20%、ハイブリッドが80%となっていて、インドではバッテリーEVが15％、ハイブリッドが15%、残る60%は内燃機関車であるいっぽう、欧州ではこれが逆転しバッテリーEVが80%、ハイブリッドが20%と、地域によってバッテリーEVの占める割合、重要性が異なっています。

ジムニーはその特性から、充電が必要になるバッテリーEV化については是非が問われているモデル。「日本ではジムニーEVを導入しない」ことになったのではなく、「欧州ではジムニーをバッテリーEV化しなければならなかった」のかもしれません。

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