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日産が上海モーターショーで中国向けSUV『パスファインダー コンセプト』を公開
日産が中国向けSUV『パスファインダー コンセプト』を公開
2023年4月19日、日産は開催中の上海モーターショー2023年にて、中国向けSUV『パスファインダー コンセプト』を発表しました。
同時に、新型『キャシュカイ』を中国で2023年8月から販売することも発表しています。
日産 パスファインダーは海外専売となる全長5m程度の大型SUVであり現行型は5代目です。日本では「テラノ」として販売されていた過去があります。
全長4m強のコンパクトSUVであるキャシュカイも同じく海外専売モデルであり、日本では一時期「デュアリス」の車名で販売されていました。
『パスファインダー コンセプト』のデザインは中国市場を意識
『パスファインダー コンセプト』外観的特徴は、フローティングルーフ特有の伸びやかなデザインや、ワイドに見せる真横に伸びたテールランプユニット。そして、それらに日産『セレナ』やマイナーチェンジを受けた『ルークス』と同じく、特徴的な新世代のVモーショングリルがうまく調和しています。
日産は『パスファインダー コンセプト』が中国市場を念頭においてデザインされた車であることを明かしており、中国ユーザーの美的感覚と日産らしさを融合させて活動的なユーザーのライフスタイルにマッチさせるべく開発されたとも述べています。
テールランプユニットは車体両端に向かって発光部面積がグラデーションのように変化する細かい演出が施されているのが見て取れ、ルーフ中央からリアスポイラーにかけても、しっかりと空気抵抗の低減を狙う凹みが設けられています。
シンプルな内装に3列シートとウルトラワイドディスプレイが備わる
『パスファインダー コンセプト』の内装は、白と黒を基調としたシンプルな配色に、金のアクセントカラーがよく映えます。
車内は縦型のエアコンルーバーや運転席と座席を隔てる幅広いセンターコンソールなどが備わる大型SUVによく見られる造形であり、広い室内空間には3列シートが備わるとのことです。
内装でとくに目を引くのは途中で折れ曲がっているように見える運転席からインパネ中央にかけて備わる液晶ディスプレイ。この「ウルトラワイドディスプレイ」とフロントウィンドウに投影されるヘッドアップディスプレイには、さまざまな情報が表示できると日産は説明しています。
新型『キャシュカイ』など、日産は中国市場に続々とSUVを投入予定
日産は中国市場を重要視しており、すでに中国での予約が開始している『e-POWERエクストレイル』に続き、8月から新型『キャシュカイ』を中国市場に投入します。
そして『パスファインダーコンセプト』に加え、中国ユーザーの志向に合わせた電動SUVのコンセプトカー『Arizon(アリゾン)』などの開発も進められており、日産は「今後も中国のユーザーの多用なニーズに応えていく」と述べています。
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- MOBY編集部
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