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モータースポーツで活躍!隠れた名機SRエンジンを搭載した日産の名車たち【推し車】

かつて日産の直列4気筒スポーツエンジン代表で、FFやFRスポーツ、SUVミニバンのスポーツグレードまで広く搭載されたSRエンジン。

最終的には自然吸気版がリッター100馬力超え、ターボも初代エクストレイルGT用のSR20VETが自主規制枠上限の280馬力に達するほど発展しましたが、市販車用としては同クラスエンジンに比べ、やや地味な印象です。

しかしチューニングベースとしては優れた資質の持ち主。SRエンジンを搭載してモータースポーツで活躍した3台を厳選して紹介します。

RNN14 パルサーGTI-R(4代目・1990年)

1991年のWRC1000湖ラリーへ参戦したパルサーGTi-R

2リッターターボ+フルタイム4WDを可能な限り小型軽量車体へ搭載という、1980年代中盤以降のラリーで定石だった組み合わせの日産版。

それまでWRC(世界ラリー選手権)に参戦していた200SX(S12シルビア海外版)に代わり、全日本ラリーで活躍したブルーバードSSS-R後期型のSR20DET+アテーサ4WDシステムを、一回り小さいパルサー3ドアハッチバックへ搭載しました。

ただし、同様のコンセプトだったライバル(初代インプレッサWRXやランエボ)に対しても小型すぎたため、タイヤサイズや冷却問題を解決しきれずWRCでは振るわなかったものの、ラリーやダートトライアルの全日本戦では長く活躍しています。

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P11プリメーラ(2代目・1995年)

1998年のBTCCでチーム、マニュファクチャラーズのシリーズ2冠を達成したP11プリメーラ

世間一般的には初代P10の方が良かったと言われ、U14ブルーバードの姉妹車化によるコストダウンを嘆かれる事が多いプリメーラ。

1998年のBTCC(英国ツーリングカー選手権)で日本車初のシリーズチャンピオンに輝くなど、レースで重要な結果を残したのは2代目P11の方でした。

ただし日本ではJTCC(全日本ツーリングカー選手権)で3勝するに留まり、市販車も1998年のマイナーチェンジで可変バルブタイミング&リフト機構つきで190馬力のSR20VE搭載車(2.0Te-V)を追加したものの、初代ほど通好みの印象とはならなかったのが惜しまれます。

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平均価格 129万円
支払総額 35~421万円

JN15パルサーセリエVZ-R N1(5代目・1997年)

1998年のポルトガルラリーへ参戦したアルメーラGTi(ヨーロッパ版N15パルサーセリエ)

ライバルが高回転高出力型1.6Lエンジン搭載車を設定する中、1.8Lとはいえ140馬力に留まるSR18DE搭載車がホットモデルと、寂しい状況だった5代目パルサー。

しかし、1997年のマイナーチェンジでついに175馬力の高性能版SR16VE(青ヘッド)が登場、パルサー(4ドアセダン)、パルサーセリエ(3ドアハッチバック)ほか派生車へ続々搭載。

中でもN1耐久レースのベース車を想定したパルサーセリエ/ルキノハッチVZ-R N1は、200馬力を誇る赤ヘッド版です。

残念ながらレースやラリーでは思うように結果を出せませんでしたが、「市販1.6Lエンジンでは最強スペック」の搭載車として、歴史に名を刻みました。

※この記事内で使用している画像の著作者情報は、公開日時点のものです。

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執筆者プロフィール
兵藤 忠彦
兵藤 忠彦
1974年栃木県出身、走り屋上がりで全日本ジムカーナにもスポット参戦(5位入賞が最高)。自動車人では珍しいダイハツ派で、リーザTR-ZZやストーリアX4を経て現愛車は1989年式リーザ ケンドーンS。2015年よりライタ...

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