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「尻下がりなデザインの日本車は売れない」ジンクスに挑んだ“曲線美ボディ”サルーン、マツダ アンフィニ MS-9&初代センティア【推し車】
「尻下がり」でもあのクルマとは違う…
筆者にとって、初代センティア/MS-9で印象深いのは今から30年ほど前に免許取りたての頃、仙台で夜の国道を走り抜けるセンティアのテールランプを拝んだ時でしょうか。
セルシオやクラウン、セド/グロのボリューム感ある「いかにも国産高級セダン」とは異なるスマートさ、さりとてバブル時代まで流行った4ドアピラーレスハードトップクーペほど線が細くもなく…当時の筆者はトヨタの初代コロナEXiVに乗っていた筆者には魅力的。
似たような曲線的フォルムでテールの輪郭が下がり気味のクルマといえば、日産のレパード J.フェリーもありましたが、そこまで大味でブクッとしたわけでもなく、つまりは「絶妙なデザインのバランス感覚」が、とても美しく、しばし見とれてしまいました。
前身にあたるルーチェが、新しくなるほど「マツダ版クラウン」的にヴォクシーな5ナンバーフルサイズ車だったのに比べると、3ナンバー車ってこんなにデザインの自由度が高いのかと、驚かされたものです。
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- 執筆者プロフィール
- 兵藤 忠彦
- 1974年栃木県出身、走り屋上がりで全日本ジムカーナにもスポット参戦(5位入賞が最高)。自動車人では珍しいダイハツ派で、リーザTR-ZZやストーリアX4を経て現愛車は1989年式リーザ ケンドーンS。2015年よりライタ...