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2023年08月09日更新

マニュアル車の（MT車）おすすめ軽自動車5選！価格一覧や運転の難しさも紹介

マニュアル軽自動車の運転は難しい？
マニュアル軽自動車を選ぶメリット・デメリット
マニュアル軽自動車のおすすめ車種5選
マニュアル軽自動車のおすすめ車種の価格一覧

マニュアル軽自動車の運転は難しい？

軽自動車のマニュアルトランスミッション（MT）が、普通車のMTと比べて運転が難しいとされる理由は少ない排気量にあります。軽自動車はエンジントルクに余裕がないため、発進時はより正確なクラッチワークが要求され、エンジン出力も低いため速度に応じて適切なギアを選択できなければ加速が鈍りがちです。

また、鋭い加速を得るためには回転数を高めて走行する必要があり、速い交通の流れに乗ろうとするとどうしても複雑なシフトチェンジが要求されます。ターボエンジンを搭載した軽自動車であれば乗りやすくはなりますが、小排気量に起因する軽自動車の特性はNA（自然吸気）エンジンと同じです。

これらの理由から軽自動車のMTは、ATやCVTはもちろん普通車のMTに比べても難しいといえます。

マニュアル軽自動車を選ぶメリット・デメリット

マニュアル軽自動車を選ぶメリット

マニュアル軽自動車を選ぶメリットは以下の通りです。

運転する楽しさを味わえる
シフト操作次第では高い燃費性能を発揮する
価格が安く操作次第で維持費も安くなる

【メリット1】運転する楽しさを味わえる

普通車のMTでは速度超過になってしまうような運転でも、排気量が小さな軽自動車のMTなら安全な速度でエンジン出力をフルに使った運転を楽しめます。普通車のMTなら敬遠したくなる渋滞路の走行でも、ひときわクラッチペダルが軽い軽自動車なら苦になりづらい点もメリットです。

【メリット2】シフト操作次第では高い燃費性能を発揮する

新車のカタログ燃費だけを見れば、現在のMTの燃費性能は別段優れたものではありません。一般的なトルコンATには勝るもの、エンジン効率の高い部分のみを使って走行できるCVTには劣る傾向にあります。

【メリット3】価格が安く操作次第で維持費も安くなる

車にかかる費用を抑えられる点も軽自動車のMTの特徴です。6速MTなどを搭載した一部の車を除き、MT車とAT車の新車価格を比べた場合には構造が単純なMTの方が安くなります。

走行距離と比例して不具合が出がちなATやCVTと違い、MTの故障原因の多くはドライバーの操作によるものであるため、丁寧に使えば走行距離が伸びてもトラブルが出にくい特徴があります。決して耐久性に優れているとはいえない軽自動車のトランスミッションにおいて、MTの特徴は車の維持費低減に大きく貢献してくれるでしょう。

マニュアル軽自動車を選ぶメリット

マニュアル軽自動車を選ぶデメリットは以下の通りです。

シフト操作が忙しい
坂道発進が難しい
選べる車が少ない

【デメリット1】シフト操作が忙しい

MTの一番のメリットである変速操作をすべてドライバーが行える点が、軽自動車のMTのもっとも大きなデメリットでもあります。

冒頭でも述べたように、エンジン出力に余裕がない軽自動車のMTは、普通車のMTに比べてもシフト操作が忙しく発進時のエンストも起こりがちです。速度変化が大きな道路ではとくに疲労感を覚えやすく、状況に応じた変速操作が楽しいと思えなければ苦行にしか感じられないでしょう。

【デメリット2】坂道発進が難しい

平時なら急坂での発進を難なくこなせるベテランドライバーも、後続車との車間距離が詰まった状態での発進操作には気を遣います。発進トルクが小さな軽自動車ではさらにプレッシャーがのしかかります。

道路を走行する車のほとんどはアクセルペダルを踏むだけで発進できるAT車であるため、前がMT車だからと車間距離を開けてくれるような配慮は期待できないといってもよいでしょう。坂道発進が不安であれば、ヒルスタートアシスト（坂道発進補助機能）を搭載したMT車を選びましょう。

【デメリット3】選べる車が少ない

需要が少ない軽自動車のMT車は、普通車以上に購入できる新型車種が減少傾向にあります。マイナーチェンジのタイミングでいつの間にかMTが廃止されていた車種も珍しくなく、ターボエンジングレードにはMTが用意されないといったこともあたり前です。

一方、中古車はMTの軽自動車がまだまだ残っています。前述したとおり、適切に扱われたMTは走行距離増加による不具合が出にくいため、軽自動車のMTに乗りたいなら中古車が狙い目といえます。

マニュアル軽自動車のおすすめ車種5選

本章では『2022年通称名別新車販売ランキング』、中古車販売サイト『人気車種・モデルランキング』を参考に、おすすめのマニュアルの軽自動車を5台紹介します。

ホンダ・N-VAN
ホンダ・N-ONE
スズキ・エブリィ
ダイハツ・コペン
スズキ・アルトワークス

1.ホンダ N-VAN

ホンダ・N-VANは、N-BOXから派生した軽商用バンであり、荷物を運ぶのはもちろん、アウトドアやレジャー、日常使いなどマルチに活躍する軽自動車です。

6速マニュアルのN-VANには、ターボ車以外の以下のグレードにマニュアルの設定があります。

L
＋STYLE FUN
G

N-VANのマニュアル車は、使用用途によって乗り出し価格は異なりますが、車両本体の価格だけを見るとCVT車と同じです。

商用車ながらデザインやカラーが豊富なことや燃費がよいことなどから、幅広い用途におすすめの1台と言えます。

最新「Ｎ－ＶＡＮ」中古車情報

本日の在庫数	1053台
平均価格	165万円
支払総額	165～165万円

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2.ホンダ N-ONE

ホンダ・N-ONEは、軽自動車のFFターボエンジン車で初めて6速MTを搭載し、話題となった軽自動車です。

6速マニュアルを搭載しているグレードは「RS」のみで、RSと言えばホンダがスポーティ仕様車に用いている伝統のあるグレードと言えます。

N-ONEのシフトは、フロアシフトではなくインパネにシフトが配置されていて、操作性・快適性などにこだわったシフトフィールを味わえます。

NSXやS2000クラスのスポーツカーはいらないが、ホンダスポーツを楽しみたいという方におすすめの1台です。

最新「Ｎ－ＯＮＥ」中古車情報

本日の在庫数	2846台
平均価格	98万円
支払総額	18～264万円

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3.スズキエブリィ

スズキ・エブリィは、4ナンバー登録の商用車、5ナンバー登録のエブリィ・ワゴンがありますが、マニュアルの設定があるのは商用タイプです。

5速マニュアルのエブリィには、以下のグレードにマニュアルの設定があります。

JOIN
PC
PAリミテッド
PA

エブリィはOEMによって複数の他メーカーでも販売されていますが、他メーカーではカラーやグレードの種類がスズキと異なります。

働く人のことを考えられたエブリィは、仕事用の軽バンを検討している方におすすめの1台です。

最新「エブリイ」中古車情報

本日の在庫数	4647台
平均価格	110万円
支払総額	14～410万円

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4.ダイハツコペン

ダイハツ・コペンは、国内メーカーの中の軽自動車で唯一、現在も生産されているマニュアル設定のある軽自動車です。

5速マニュアルのコペンには、以下のグレードにマニュアルの設定があります。

Robe・Robe S
XPLAY・XPLAY S
Cero・Cero S
GR SPORT

トランスミッションに違いはありませんが、エクステリアデザインやインテリア、サスペンションなど、4種類のグレード毎に異なった特徴を持っています。

オープンカーにもなるコペンは、手軽な価格でスポーツカーを楽しみたい方におすすめの1台です。

最新「コペン」中古車情報

本日の在庫数	1437台
平均価格	131万円
支払総額	29～325万円

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5.スズキアルトワークス

スズキ・アルトワークスは「アルト」の1シリーズとして、1987年から販売されている軽自動車です。

2023年4月現在、2021年から販売されている現行のアルトには「ワークス」のグレードはありません。

パワーのあるターボエンジンが魅力であり、2015年に発売されたモデルは最高出力 64ps（47kW）/6000rpm、最大トルク100Nm/3000rpmと高性能です。

現行車はありませんが、中古車としての流通量が多く比較的入手しやすいことから、マニュアル初心者にもおすすめの1台といえます。

最新「アルトワークス」中古車情報

本日の在庫数	523台
平均価格	138万円
支払総額	25～318万円

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マニュアル軽自動車のおすすめ車種の価格一覧

前述で紹介しているマニュアル軽自動車のおすすめ車種の価格は、以下の通りです。

車種	新車の価格（車両本体価格）	中古車の価格（本体価格）
N-VAN	1,276,000円～1,762,200円	400,0000円～1,642,000円
N-ONE	1,999,800円	1,618,000円～2,348,000円
エブリィ	991,100円～1,394,800円	90,0000円～3,150,000円
コペン	1,910,700円～2,448,200円	308,000円～3,480,000円
アルトワークス	ー	190,000円～2,478,000円