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あの頃は贅沢だった?シビック、KP61、ファミリア…国産2BOXハッチバックたち【推し車】

現在ではSUVも含め当たり前となっている2BOXボディにテールゲートを設けたハッチバック車ですが、昔の国産車は小型車なら2/4ドアセダンやファストバックボディに独立トランクという「立派なクルマの縮小版」が当たり前。

限られたボディサイズにスペース効率の軽自動車なら商用バン的な3ドア2BOX車は古くから存在し、小型車に先駆け3ドアハッチバック軽乗用車も誕生していましたが、軽を除くコンパクトカーで2BOXハッチバック車は、1970年代だとまだまだ斬新でした。

今回はまだFF車も普及していない時代から、軽を除く「国産2BOXハッチバック」の先駆車を紹介します。

ホンダ シビック3ドア(初代・1972年)

国産FF2BOXハッチバック車の元祖!

ホンダ シビック 12003ドアHi-DX(初代)

当初はFF2BOXスタイルとはいえ、独立トランク式2ドアセダンのみから始まった初代シビックですが、水冷エンジンやジアコーサ式FF同様、シビックの先行開発車的な役割を果たしていたライフ(初代・1971年)に約1年遅れで3ドアハッチバックが追加されました。

現在のようにバンパー上からガバッと開くハッチというより、ガラスハッチに近くて開口部も小さいものでしたが、それまでの台形ボディによるスペース効率の高さをフルに活かしつつ、荷物の出し入れが楽になったのも事実。

1977年には4ドアセダンをハッチバック化した5ドアも登場すると、シビックバン同様にバンパー上から開く大型ハッチとなり、さらに使い勝手が向上しています。

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本日の在庫数 711台
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マツダ ファミリア3/5ドアハッチバック(4代目・1977年)

ヨーロッパでヒット、赤いFFファミリアより一足早くマツダ再建へ貢献

マツダ ファミリア 5ドアハッチバック(4代目)

日本国内の感覚では、1978年の初代サバンナRX-7、1980年にFF化された5代目の通称「赤いファミリア」で1970年代経営危機を乗り切ったイメージのあるマツダ。

しかしそれ以前の1977年、未だFRながら3ドア/5ドアの2BOXハッチバックで登場した4代目ファミリアは、国内での人気こそソコソコだったものの、既にこの種のクルマが定着していたヨーロッパではヒット作となり、既にマツダ再建へと大きく貢献していました。

リアハッチ開口部はまだ小さく、FRゆえラゲッジ低床化もFF化された5代目を待たねばなりませんでしたが、後席を倒して大きな荷物を積めるパッケージングがMPV(マルチパーパスビークル)的な使い方を好むヨーロッパでは、大いに歓迎されたのです。

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トヨタ スターレット(2代目・1978年)

初代ターセル/コルサともども、保守的なトヨタも2BOXハッチバックへ

トヨタKP61 スターレット(2代目)

1978年ともなると、ダイハツ シャレード(初代・1977年)、日産 パルサー(初代・1978年)、三菱 ミラージュ(初代・1978年)と、各社から続々と近代的なFF2BOXハッチバック車が登場します。

そんな中、「保守的で手堅く、最新スタイルの導入は他社の様子を見て決める」というイメージが強かった当時のトヨタもついに2BOXハッチバックへ参入します。

まだFRながら初代の2ドアファストバッククーペ/4ドアセダンから、3ドア/5ドアハッチバックへと一新した2代目KP61型スターレットがトヨタ初の2BOXハッチバック乗用車で、次の3代目EP71型(1984年)でFF化を果たしました。

1980年代には各社とも近代的なFF・2BOX・3ドア/5ドアハッチバック車が出揃い、現在のコンパクトカーやクロスオーバーSUVへと発展していったのです。

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平均価格 139万円
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※この記事内で使用している画像の著作者情報は、公開日時点のものです。

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執筆者プロフィール
兵藤 忠彦
兵藤 忠彦
1974年栃木県出身、走り屋上がりで全日本ジムカーナにもスポット参戦(5位入賞が最高)。自動車人では珍しいダイハツ派で、リーザTR-ZZやストーリアX4を経て現愛車は1989年式リーザ ケンドーンS。2015年よりライタ...

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