ホンダ N-BOX維持費・燃費はどれくらい？購入後の維持費内訳と金額を算出

ホンダ N-BOXを購入した場合、購入後の維持費はどのくらい必要になるでしょうか。税金や車検費用、ガソリン代についてそれぞれの金額を算出しました。

ホンダ N-BOX完全情報！おすすめグレードや人気カラー、スペックなどを解説

ホンダ N-BOXの購入後にかかる維持費

N-BOXは2011年に初代が誕生して以来、絶大な人気を誇るホンダの主力トールワゴンです。2017年に2代目となりましたが、軽自動車規格の中でも室内の広さに変わりはなく、日常使いからお出かけまでこなすことのできる軽自動車です。

シンプルなデザインで存在感がある初代のデザインを踏襲し、ヘッドライトのLEDや軽量化など細部に渡る作り込みが行われました。「ホンダセンシング」を軽自動車としては初めて標準装備にするなど、安全面に力を入れているようです。

グレード体系の仕様が3種類用意されています。「ベンチシート」、「スーパースライドシート」は、シート座面の大きさやスライド量が異なっていますが、構造は同じ設計です。また「スロープ」は車椅子などを乗せることができるようスロープが搭載されたものとなっています。

パワートレインは自然吸気のNAとターボエンジンが用意されており、NＡでは力強い加速と燃費を兼ね備えたホンダの技術「i-VTEC」が採用されました。ターボエンジンではレスポンスの良さと低燃費を叶えるトルクフルで走行性能を実現しています。

この記事では以下の4つの維持費について解説していきます。

自動車税種別割（自動車税）	毎年4月1日時点で車を所有している場合に課せられる税金。排気量が大きいほど高くなる。
自動車重量税	車両重量や経過年数などに応じて課せられる税金。
車検費用	法定費用（自動車重量税・自賠責保険料・検査手数料）や、車検を受けた場所（整備工場など）への点検・整備費用などがある。
ガソリン代	車の走行には欠かせないガソリンにかかる費用。

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自動車税種別割（自動車税）

自動車税種別割（自動車税）は、毎年4月1日時点で車を所有している場合に課せられる税金です。排気量0.5リットルごとに税額が設定されており、排気量が大きいほど税額も高くなります。

自家用乗用車（軽自動車）の税額一覧表

車種区分		標準税率
乗用	自家用	10,800円
	営業用	6,900円
貨物用	自家用	5,000円
	営業用	3,800円

ホンダ N-BOXの自動車税種別割（自動車税）

平成27年4月1日以降に新規検査を受けた自家用軽四輪乗用車については、一律10,800円の税額です。そのためN-BOXの自動車税種別割は、全グレードで10,800円となります。

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自動車重量税

自動車重量税は車の重量や経過年数などに応じて課せられる税金です。自家用乗用車の場合、車両の重さ0.5tごとに税額が変わります。自動車の新規購入時あるいは車検時に車検証の有効期間分をまとめて支払う必要があります。

軽自動車の税額表（新車新規登録時：3年分）

–	エコカー	エコカー（本則税率から軽減）			エコカー外
減税率	免税	75%減	50％減	25％減	軽減なし
3年自家用	0円	1,800円	3,700円	5,600円	9,900円
2年自家用貨物		1,200円	2,500円	3,700円	6,600円
2年事業用貨物					5,200円

N-BOXの自動車重量税

対象グレード	車両重量	自動車重量税
ガソリンモデル（2WD）Ｇ、Ｇ（スロープ）、L、L（スロープ）、EX	890~950㎏	1,800円
ガソリンモデル4WD/G、L、EX2WD/L・ターボ、L・ターボ（スロープ）、　EXターボ	900~990kg	3,700円
ガソリンモデル4WD/ G（スロープ）、L（スロープ）、	1,010㎏	3,700円
ガソリンモデル（4WD）L・ターボ、EXターボ	980~1,000kg	3,700円
ガソリンモデル（4WD）L・ターボスロープ	1,030kg	3,700円

N-BOXの車両重量は、平成30年度排出ガス基準50％低減かつ令和2年度燃費基準を達成」しています。また「令和12年燃費基準」で75％を達成しているのは2WDの「Ｇ」、「Ｇ（スロープ）」、「L」、「L（スロープ）」、「EX」です。

そのため新車購入時の重量税は、エコカー減税50％の適用で1,800円となります。そのほかの全グレードは、成30年度排出ガス基準50％低減かつ令和2年度燃費基準を達成」し、なおかつ「令和12年燃費基準」で65％~70％を達成。本則税率からの軽減50%が適用され、3,700円になります。

車検費用

車検は、新車を購入した場合は3年後、以降は2年ごとに受ける必要があります。法律で定められた義務であり、安全な状態で車を走行させるために専門家の検査を受け、必要なメンテナンスを施します。

その際は法定費用（自動車重量税・自賠責保険料・検査手数料）や、車検を受けた場所（整備工場など）への点検・整備費用を支払わなければなりません。

法定費用①車検時の重量税

軽自動車の税額表（車検時：2年分）

–	エコカー		エコカー外
減税率	免税	本則税率	右以外	13年経過	18年経過
2年自家用	0円	5,000円	6,600円	8,200円	8,800円
2年事業用			5,200円	5,400円	5,600円

＊本則税率とはエコカー減税などの割引の無い正規の税率

ホンダ N-BOXの車検時の自動車重量税

対象グレード	車検時の自動車重量税
ガソリンモデル（2WD）Ｇ、Ｇ（スロープ）、L、L（スロープ）、EX	5,000円
ガソリンモデル4WD/G、L、EX2WD/L・ターボ、L・ターボ（スロープ）、　EXターボ	5,000円
ガソリンモデル4WD/ G（スロープ）、L（スロープ）、	5,000円
ガソリンモデル（4WD）L・ターボ、EXターボ	5,000円
ガソリンモデル（4WD）L・ターボスロープ	5,000円

車検時にエコカー減税が適用されるのは、電気自動車、燃料電池自動車、プラグインハイブリッド自動車、天然ガス自動車、クリーンディーゼル乗用車等と、「令和12年燃費基準」を90％以上達成している車に限られます。

N-BOXは、「令和12年度燃費基準」を75％~65％の達成率となっており、エコカー減税の対象とはなりません。そのためエコカー本則税率が適用され、5,000円の税額となります。

法定費用②自賠責保険料

自家用乗用車：2年分

20,010円

自賠責保険の保険料は、どこの保険会社でも一律の金額です。『損害保険料率算出機構』において公正で妥当な保険料となっているかを毎年検証、決定されているようです。

『一般社団法人 日本損害保険協会 SONPO』によると、保険機関の開始が2021年4月1日以降の自家用自動車の契約は20,010円となっています。

その他印紙代や車検整備・点検費用

この他、検査手数料とは車検の審査・車検適合証に関わる手数料が1,000円～1,200円ほど、車検を受けた場所（整備工場など）へ支払う点検・整備費用が発生します。

点検・整備費用は車種や車の状態、整備内容などによって異なります。

ガソリン代

本記事執筆時の以下の年間走行距離、ガソリン価格（全国平均）を参考に、年間のガソリン代を算出しました。

• 自動車の年間走行距離：平均6,316㎞
• ガソリン価格（全国平均）：レギュラー152円　2021年6月現在

対象グレード	WLTCモード	ガソリン代（年間）
ガソリンモデルG、L、EX、G（スロープ）L（スロープ）	21.2km/L	45,284円
ガソリンモデルLターボ、EXターボ、Lターボ（スロープ）	20.2km/L	47,526円

WLTCモードとは？JC08モードとの違い＆2030年度新燃費基準はどうなる？

ホンダ N-BOX購入後3年間の維持費一覧表

	ガソリンモデル L	ガソリンモデル EXターボ
自動車税	1,800円	3,700円
重量税	5,000円	5,000円
車検時法定費用	24,730円	24,730円
ガソリン代（3年）	135,853円	142,579円
合計金額	167,383円	176,009円

※車検費用は受ける場所や検査内容によって異なる場合があります。
※任意保険料や駐車場代、高速道路利用料金などの別途費用も発生します。
※上記の金額はあくまでも目安となります。

以上、購入後の維持費について解説しました。購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

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