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ホンダ N-BOX完全情報!グレード構成や人気カラー、スペックなどを解説
ホンダ N-BOXとはどんな車?


N-BOXはホンダが生産・販売しているトールワゴン型の軽自動車です。新車販売台数で年間首位を獲得したり、ホンダ史上最速の販売台数100万台達成など、発売直後から大きな人気を獲得しました。

N-BOXはダイハツ タントのような「軽スーパーハイトワゴン」に対抗するために開発されたモデルで、フィットで採用されたセンタータンクレイアウトにより低床化。さらにエンジンルームを小さく抑えることで室内長を拡大したことで、ほかの軽自動車はもちろんコンパクトカーにも負けない広々とした室内空間を実現しています。

前席と後席の間隔はミドルクラスのミニバン並みに広く、大人が足を組んで座っても余裕があるほどです。室内高も140cmと高いため窮屈さがなく、乗る人すべてがくつろげる空間になっています。
横移動が楽なフロントベンチシートのグレードや、助手席が大きく後ろに下がる「スーパースライドシート」を採用したモデル、車椅子などの乗車が楽なスロープ付きのモデルがあり、生活スタイルにあわせたモデル選択が可能です。

現在販売されているのは2017年にモデルチェンジをおこなった2代目N-BOXで、通常モデルのほか、軽自動車初搭載の「シーケンシャルウインカー」や黒を基調とした高級感のある「N-BOXカスタム」も販売されています。
グレード構成

N-BOXのグレード構成と車両価格
2022年3月時点で販売されているN-BOXのグレード(特別仕様車を除く)は以下表のとおりです。(※見やすくするため、全てのグレードに付いている「Honda SENSING」の表記を略しています)
ノーマルデザインのN-BOX
グレード名 | 車両価格(税込) |
---|---|
G | 1,448,700円~ |
L | 1,579,600円~ |
EX | 1,678,600円~ |
N-BOXカスタム
グレード名 | 車両価格(税込) |
---|---|
L | 1,789,700円~ |
EX | 1,899,700円~ |
N-BOXのグレードを絞るコツは?
N-BOXはデザイン、ターボの有無、シートの仕様など、選択肢が多い軽自動車です。次の順番で検討すると、自分に合ったグレードを見つけやすいでしょう。
- デザインはノーマル?カスタム?
- 後席で小さな子どもをお世話する?
- ターボは必要?(ex:追い越し車線や合流をよく使う、坂道をよく通る)
後席チャイルドシートに小さな子どもを乗せることが多いなら、スーパースライドシート仕様の「EX」がおすすめです。助手席を大きくスライドしたり前へ倒したりできるため、後席から運転席へスムーズに移動できます。
スーパースライドシートが不要であれば、「G」「L」でじゅうぶんでしょう。
両側パワースライドドア付きは「L・ターボ」がおすすめ

小さな子どもを乗せるのであれば、両側パワースライドドアが選べる「L」「L・ターボ」をベースと考えるのがおすすめです。エントリーグレードの「G」は必要最低限の装備内容のため、便利さ・快適さを考えるならL以上を検討しましょう。
さらに、Lでは両側パワースライドドアはメーカーオプションであることを考えるなら、標準設定の「L・ターボ」のほうがお買い得です。
価格差は約20万円ですが、両側パワースライドドアとサイドカーテンエアバッグ、アレルクリーンプラスシート、本革ステアリングホイール+パドルシフトに相当すると考えると、まさにお値段以上といえます。
Lではコーディネートスタイルも選べる

LおよびL・ターボのみで選べる仕様が、内装の一部をアップグレードした「コーディネートスタイル」です。
「EX」系はスーパースライドシート仕様

小さな子どもを後部座席のチャイルドシートに座らせたり、シートに荷物を積んでから運転席へ乗り込むという人は、助手席を大きくスライドしたり前へ倒したりできるスーパースライドシート仕様の「EX」「EX・ターボ」が便利です。
EXは両側パワースライドドアがメーカーオプション。EX・ターボとの価格差は約25万円です。
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シリーズ10周年を記念し「N STYLE+」を展開

2021年12月16日の一部改良により、シリーズ10周年記念車「N STYLE+」が追加されました。こちらはN-BOXカスタムをベースとした特別仕様車で、エンブレムやアルミホイールにも専用のブラック塗装がされています。
ボディカラー
N-BOXはノーマルデザインとカスタムで選べるボディカラーラインナップが異なります。
査定額が高くなるのは「プレミアムサンライトホワイト・パール」「プラチナホワイト・パール」「ルナシルバー・メタリック」「シャイニンググレー・メタリック」「クリスタルブラック・パール」でしょう。
通常グレードのボディカラー一覧

ノーマルデザインはモノトーン7色、ツートーン2色の全9色。ツートンカラーは「L」「L・ターボ」で選択できます。
カスタムのボディカラー一覧

N-BOXカスタムはモノトーン7色、ツートーン3色の全10色。ツートンカラーは「L」「L・ターボ」で選択できます。
ホンダ N-BOXのスペック

ボディサイズ
全長 | 3,395mm |
---|---|
全幅 | 1,475mm |
全高 | 1,790~1,815mm |
ホイールベース | 2,520mm |
車両重量 | 890~1,030kg |
乗車定員 | 4人 |
軽自動車の規定いっぱいまで使われたボディサイズとなっており、全高は179cm以上とかなり高めです。それも室内高は140cmと背が高い人が乗っても窮屈さを感じない広さになっています。
室内空間を広くとるためにホイールベースが広くとられているため直進安定性はありますが、全高が高く横風などに煽られやすいので高速道路などでは少し気を遣うかもしれません。
また、ホイールベースが広いことで最小回転半径も4.5mと、ライバル車と比べるとわずかに大きくなりました。ただし、4.5mという数値自体はかなり小さい数値で、車体の大きさを考えると小回りが利く車と言えます。
パワートレイン
エンジン | 水冷直列3気筒 | 水冷直列3気筒 |
---|---|---|
排気量 | 658cc | 658cc |
最高出力 | 43kW[58PS]/7,300rpm | 47kW[64PS]/6,000rpm |
最大トルク | 65N·m[6.6kgf・m]/4,800rpm | 104N·m[10.6kg・m]/2,600rpm |
モーター最高出力 | – | – |
モーター最大トルク | – | – |
トランスミッション | 無段変速AT | 無段変速AT |
駆動方式 | FF 4WD | FF 4WD |
使用燃料 | レギュラー | レギュラー |
パワートレインは自然吸気のノンターボエンジンと、ターボ付きエンジンの2種類がグレード別に用意されています。ノンターボエンジンにはi-VTEC、ターボエンジンには電動ウェイストゲートが、いずれも軽自動車として初めて採用されました。低燃費とパワフルな走りの両方を実現しています。
組み合わされるトランスミッションはCVTで、従来の「Lレンジ」は「Sレンジ」へ変更されました。ブレーキを踏むとエンジンブレーキを強めるなど、エンジンからタイヤに伝わる力をコントロールすることでキビキビとした走りやスムーズなドライブが可能になっています。
ハイブリッドの設定はなく、全車ガソリンエンジンのみ。停止までの減速中にエンジンをストップするアイドリングストップをおこなうほか、エアコンなどを燃費優先に設定できる「ECONスイッチ」を搭載するなどで燃費を向上させています。WLTCモードでの燃費はノンターボ車(FF)で21.2km/L、ターボ車(FF)で20.2km/Lです。
歴代モデル
【初代】N-BOX:JF1/2型(2011年~2017年)

初代N-BOXは、ホンダの軽自動車群「Nシリーズ」の第一弾として、2011年に発売されました。
ダイハツ タントなどのライバルの弱点を研究した上で開発されており、柔らかい印象を与える外装の標準車と、強い押し出し感と個性を持つ外装の「カスタム」の2本立てで登場。
軽自動車とは思えない高い質感と豪華な装備が特徴です。元F1エンジニアがN-BOXに搭載されるエンジンの開発を行ったことでも、話題になりました。

翌年の2012年には、派生車種として「N-BOX+」が発売しています。荷室の床が斜めになっていることが特徴で、自転車などが積みやすくなるというメリットがあります。

2014年には、アメリカンなスモールカーとして、「N-BOX SLASH」という第2の派生車種が発売されました。「ユーザーの毎日をより楽しくする車」として開発され、ベースのN-BOXからルーフを100mmもカットするなど、より大胆なエクステリアを持って生まれました。
テーマに沿ってデザインされた5種類のインテリアを選択できる点や、サウンドマッピングシステムというハイグレードオーディオが設定された点など、モノによりこだわりを持っている人に向けた個性的な軽自動車であるといえます。
- 最新「N-BOX」中古車情報
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本日の在庫数 7807台 平均価格 110万円 本体価格 12~999万円
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本日の在庫数 8886台 平均価格 133万円 本体価格 19~259万円
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本日の在庫数 504台 平均価格 118万円 本体価格 55~219万円
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- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...