更新
今買えるホンダのおすすめミニバン5選!すぐ買える中古車&納期の短い新車【2022年最新】
目次
すぐ買えるホンダのミニバン 5モデルを紹介
2022年はミニバンの当たり年といわれています。それは日本を代表するモデルが相次いでフルモデルチェンジを果たしたからですが、ミドル級ミニバンというカテゴリーを生み出したホンダ・ステップワゴンもその中に含まれています。
とはいえ、2022年5月にフルモデルチェンジしたばかりの新型ステップワゴンは納期が長めになっています。ホンダのミニバンを買うのであれば新車より中古車に注目です。
山本 晋也
1969年1月生まれ。“いま”の状況に影響され過ぎることなく、過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰することをモットーにする。大型二輪も楽しむ中で、二輪と四輪の両面から次世代モビリティを考察している。
新型ステップワゴン(RP6~RP8)
2022年5月にフルモデルチェンジした現行ステップワゴンは、2.0Lエンジンのハイブリッド「e:HEV」と、1.5Lターボエンジンという2種類のパワートレインを用意しています。そしてハイブリッドはFFのみ、ターボエンジンにはFFと4WDという駆動方式を設定しています。
それぞれのパワートレインにおいて「エアー」、「スパーダ」、「スパーダプレミアムライン」という仕様をラインナップするという構成。プレーンな外観の「エアー」は初代・2代目の時代のステップワゴンを思い起こさせるのが特徴。スパーダ系についても他社のライバルと比べるとそこまで押し出しの強い顔ではなく、知的な雰囲気を持っているのが特徴です。
価格帯は1.5Lターボが299万8,600円~365万3,100円、ハイブリッドは338万2,500円~384万6,700円です。おおよそのイメージとしてハイブリッドはターボエンジン車の40万円高といった値付けというわけです。
「エアー」の燃費性能を比べるとターボのFFが13.7km/Lで、ハイブリッドは20.0km/L。燃費性能によるランニングコストで車両価格の差を埋めるには時間がかかりますから、好みで選べばいいでしょう。
いずれのパワートレインを選んでも、オーダーから納車までは半年以上かかるというのがメーカーの公式見解。現行型は3ナンバーサイズの大きなボディになってしまったことが気になるという方は、中古車として豊富に流通している先代モデルを検討するというのも悪くない手といえるでしょう。
旧型ステップワゴン(RP1~RP5など)<中古>
初代ステップワゴンが誕生したのは1996年で、現行型は6代目となります。さすがに古いモデルは中古車としての流通も少ないですし、経年劣化によるトラブルも怖いですから、ステップワゴンの中古車としておすすめしたいのは先代モデルとなります。
先代ステップワゴンにフルモデルチェンジしたのは2015年4月のことでした。特徴的なのは「わくわくゲート」と呼ばれるテールゲートです。これは、半分開けるときには横開きで、全部開ける際には縦開きになるというステップワゴンだけの機構。使い勝手のバリエーションが増えるためアイデア次第で様々な利用方法が考えられるものとなっています。
さて、先代ステップワゴンの中古車を探す場合のポイントは2017年9月のマイナーチェンジです。デビュー当初は全グレードで1.5Lターボエンジンだけのラインナップでしたが、このマイナーチェンジにおいてスパーダ系グレードに2.0Lハイブリッドが追加設定されたからです。
また、このタイミングで全グレードに先進運転支援システム「ホンダセンシング」が標準装備となり、ハイブリッドは渋滞時の停止までカバーするタイプのACC(追従クルーズコントロール)が備わりました。現行モデルにも負けず劣らずの性能を期待したいのであれば、マイナーチェンジ以降のスパーダ系ハイブリッドを探すことをおすすめします。
ちなみに、この世代のステップワゴンにおいても2020年1月以降はハイブリッドシステムに「e:HEV」という呼び名がついていますが、メカニズムは大きく変わっていませんので、そこにこだわって高年式モデルを探す必要はそれほどないでしょう。
- 最新「ステップワゴンスパーダ」中古車情報
-
本日の在庫数 2057台 平均価格 170万円 支払総額 23~497万円
現行型フリード(GB5~GB6)
全長4.3m未満、全幅1.7m未満という5ナンバー(小型車)サイズの扱いやすいボディと、外観からは想像できないほど広くて使いやすい室内を両立していることで人気なのがフリードです。
現在は2代目となっていて、現行型にフルモデルチェンジしたのは2016年9月。最近では2022年6月に商品改良を実施するなど、十分に魅力あふれるコンパクトサイズのミニバンとして定番的人気を誇っています。
フリードのパワートレインは1.5Lエンジンのハイブリッドと、同じく1.5Lのガソリンエンジンになります。どちらでもFFと4WDを設定していますので、雪国の方でもハイブリッドを選ぶことができるのはうれしいポイントといえるでしょう。
また、フリードには3列シートのフリードに加えて、2列シート仕様としてラゲッジスペースの広さを活用できるフリード+というバリエーションも用意されているのも特徴です。3列シートについても2列目が左右独立シートになっている6人乗りと、2列目が3人掛けのベンチシートになっている7人乗りを選ぶことができるなど、ユーザーニーズに合わせて豊富なバリエーションを用意しているのも人気の秘密といえるでしょう。
メーカー希望小売価格は、ガソリンエンジン車が227万5,900円~297万2,200円、ハイブリッドは263万3,400円~327万8,000円です。こちらもオーダーから納車までは半年以上かかるというのがメーカーの公式見解。ボディカラーやグレードによっては早まる場合もあるので、納期優先で新車を選ぶというのであれば、ディーラーで相談してみるのもいいかもしれません。
それでも待てないというのであれば、やはり中古車を探すという手があります。
マイナーチェンジ前フリード(DBA-GB5/GB6)<中古>
前述したように現行型フリードは、もう6年以上も販売されているモデルです。そのため中古車としても容易に見つけることができ、また価格的にもこなれています。うれしいのは基本的なメカニズムは大きく変わっていないことで、どの年式の中古車であっても1.5Lハイブリッドと1.5Lガソリンエンジンというパワートレインは共通で、実質的な燃費性能についても大差ありません。
中古車を探す場合のポイントは、2019年10月に実施されたマイナーチェンジ前後の違いでしょう。2019年のマイナーチェンジ前はアクリル風フロントグリルを持つスポーティな顔つきですが、マイナーチェンジ以降はグリルレスの雰囲気の柔らかい表情となっています。
このあたりの好き嫌いは個人差もあるでしょうが、フリードの持つ走りの良さを表現しているのはマイナーチェンジ前のフロントマスクという印象もあります。
2019年のマイナーチェンジにおいてクロスオーバーSUVテイストの新グレード「クロスター」が新設されています。クロスターにはオリジナルのフロントグリルを与えられ、現行型でも支持されているグレードです。
また、中古車としての流通量は少なめですが、ホンダの純正アクセサリーメーカーであるホンダアクセスが独自テイストで仕上げたコンプリートカー「モデューロX」も走りを楽しめるミニバンを探している方にはおすすめです。
- 最新「フリード」中古車情報
-
本日の在庫数 2925台 平均価格 176万円 支払総額 23~404万円
オデッセイ(RC1~RC2など)<中古>
日本車の元祖ミニバンといえるのが「オデッセイ」でしょう。現在は、販売終了モデルとなっていますが、2021年12月までは生産されていたので、様々な年式の中古車が豊富に市場に流通しています。なにより、ステップワゴンやフリードよりも上級ミニバンとしてデザインされていますので、非常に高級感があることが魅力のモデルです。
2013年10月に最後のオデッセイがフルモデルチェンジした段階では、パワートレインは2.4Lガソリンエンジンだけでしたが、2015年1月のマイナーチェンジで先進運転支援システム「ホンダセンシング」を採用、2016年2月のマイナーチェンジにおいて2.0Lハイブリッドを新設定するなど着実に進化したモデルです。
そのため中古車を探すときには年式や仕様をしっかりとチェックすることが重要です。ちなみに、2020年11月のマイナーチェンジで巨大なフロントグリルを与えられるなど外観が大きく進化しました。最終型の中古車は見つけづらいかもしれませんが、次期モデルが出ていないだけに古臭くならないというのは魅力といえるでしょう。
モータージャーナリストがおすすめする国産ミニバン7選!目的別におすすめ車種をセレクト
用途別で選べる!自動車ジャーナリストが選ぶおすすめのミニバン
モータージャーナリストが国産SUV 中古車で人気の6台をピックアップ
- 執筆者プロフィール
- 山本晋也
- 1969年1月生まれ。東京都出身。國學院大學卒。1990年代初頭より自動車メディアに関わり続け、2010年代後半からは自動車コラムニストとして執筆活動をしている。“いま”の状況に影響され過ぎることなく、過去と未来...