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「オフロードなんて走らないでしょ?」ユーザーが求めていたのは“なんちゃってクロカン”、そうコイツ~初代ホンダ CR-V【推し車】

クーペルックを経て、時代はまた初代CR-Vのようなクルマへ

初代CR-V発売から29年目に発売、4WDすらない「究極のカタチだけSUV」なWR-Vは現代に蘇った初代CR-Vだが、インド製を気にしないなら、やっぱり「これでいいのだ」と思う

大ヒットしたCR-Vですが、海外でも好評だったものの「小さすぎる」という要望から3代目から大型化、一方で日本ではミニバンやトールワゴンほどクロカンルックのSUVブームは続かず、トヨタ ハリアーなどクーペルックSUVの時代が長く続きます。

おかげで3代目以降のCR-Vは日本でパッとせず、「海外ではよく売れるけど日本の国情に合わないクルマ」の仲間入り、5代目以降は日本でちょっと発売したり引っ込めたりを繰り返し、2024年中にはプラグインFCEV車を売りますが、数を見込んだ商売ではありません。

しかしその間に、トヨタの5代目RAV4やミニRAV4的なライズが2019年に発売されるとヒットし、日本ではクロカンルックのSUVが復権しました。

ホンダも現行CR-V(6代目)はちょっと違うと思ったか、インド製のエレベイトを輸入して「WR-V」の名で販売し、初代CR-Vのポジションに当てますが、今度は4WDすらないFFオンリーなので、約30年を経て「カタチだけクロカン」もここに極まれり、です。

インド製なので雪国の4WD需要に応えるほど売れなくとも構わない、ということでしょうが、イマドキは大半のユーザーがSUVに求めるのはロードクリアランスとアイポイントの高さくらいですから、4WDなどなくてもソコソコ売れるのかもしれません。

※この記事内で使用している画像の著作者情報は、公開日時点のものです。

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執筆者プロフィール
兵藤 忠彦
兵藤 忠彦
1974年栃木県出身、走り屋上がりで全日本ジムカーナにもスポット参戦(5位入賞が最高)。自動車人では珍しいダイハツ派で、リーザTR-ZZやストーリアX4を経て現愛車は1989年式リーザ ケンドーンS。2015年よりライタ...

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