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フォード・ブロンコまとめ|中古車価格や燃費など大型SUVのスペックをご紹介!
目次
フォード・ブロンコとは?
5代目 フォード・ブロンコ
ブロンコ(Bronco)は、アメリカの自動車メーカー・フォードがかつて製造していたSUVです。
1966年から1996年まで製造が続けられ、その間に4回のフルモデルチェンジが行われています。
本記事では、そんなフォード・ブロンコのスペックや燃費、中古車価格について、歴代モデルごとにまとめて紹介しています。
初代フォード・ブロンコ(アーリーブロンコ) 1966-1977
ブロンコの最初のモデルであるアーリーブロンコは、ジープ・チェロキーやジープ・CJモデルに対抗するコンパクトなSUVとして、1966年に登場しました。
アクセルとブレーキは同社のピックアップトラックであるF-100のものを流用していますが、フレームやサスペンション、ボディといったほとんどの部分は、オリジナルの設計となっています。
発売当初、パワートレインには105馬力を発揮する直列6気筒エンジンが用意されていましたが、1969年によりパワフルで豪華な仕様のシボレー・ブレイザーが登場したことで、それに対抗して200馬力と205馬力を発揮するV型8気筒エンジンがオプションで用意されました。
1973年にはパワーステアリングとオートマチックトランスミッションも追加され、販売台数を大きく伸ばしましたが、それでもブレイザーの人気には及びませんでした。
アーリーブロンコは、アメ車としては比較的小型の部類に入る可愛らしいスタイリングから、日本でも高い人気を誇り、中古車市場でも高い値段で取引されています。
アーリーブロンコの専門店も存在しているので、利用してみるといいかもしれません。
■アーリーブロンコ車体寸法
全長:3,848mm
全幅:1,740mm
全高:1,819mm
ホイールベース:2,337 mm
2代目フォード・ブロンコ(ビッグブロンコ) 1978-1979
より大きくパワフルであることが求められたブロンコは、1978年に初のフルモデルチェンジを行い、2代目ブロンコへと生まれ変わりました。
シャシーやパワートレイン、ボディといった多くの部品を同社のF-100と共用しており、ボディサイズは大型化されてフルサイズSUVと同等になって、当時の人気SUVであったトヨタ・ランドクルーザーや、ジープ・グランドワゴニアに対抗できるようになりました。
また標準のエンジンには、5.75Lと6.5LのV型8気筒エンジンが用意され、より力強くアメ車らしい走行性能を手に入れることになったのです。
しかし、2代目ブロンコの販売期間は僅か2年と非常に短く、1980年には再びフルモデルチェンジが行われ、3代目ブロンコが登場することになります。
■2代目ブロンコ車体寸法
全長:4,580mm
全幅:不明
全高:不明
ホイールベース:2,642mm
3代目フォード・ブロンコ(角ブロンコ) 1980-1986
1980年に登場した3代目ブロンコは、同社のピックアップトラックであるFシリーズの7代目モデル(1980-1986)をベースに開発されています。
古き良きアメ車を体現したようなモデルで、中古市場でも人気のモデルです。
フロントサスペンションにフォードが独自開発したTTB(ツイン・トラクション・ビーム)を採用したことで、より快適でしなやかな乗り心地を獲得した3代目ブロンコには、4.9Lの直列6気筒エンジンが標準で搭載されていました。
その後、1984年に5.75LのV型8気筒エンジンが追加され、1987年には最上級エンジンとして、5.75LのウィンザーV8エンジンが追加されています。
また、現在ではお馴染みの青い楕円の中にFORDと書かれたロゴをフォードが使い始めたのが、1982年モデルの3代目ブロンコからとなっています。
■3代目ブロンコ車体寸法
全長:4,582mm
全幅:2,014mm
全高:1,918mm
ホイールベース:2,642mm
4代目フォード・ブロンコ(レギュラーブロンコ) 1987-1991
4代目ブロンコは、再び同社のFシリーズをベースとして開発され、1987年に登場しました。
ボディは空力性能を考慮した設計となり、より洗練されたデザインとなります。
1988年には、電子制御式の燃料噴射装置を全車で採用しました。
4代目ブロンコは中古車市場でも価格が安定しており、手に入れやすいモデルとなっています。
■4代目ブロンコ車体寸法
全長:4,580mm
全幅:2,010mm
全高:1,880-1,890mm
ホイールベース:2,660mm
5代目フォード・ブロンコ(ファイナルブロンコ) 1992-1996
5代目ブロンコは同社のFシリーズをベースに、より高い安全性の獲得を目標として開発され、1992年に発売されました。
その車体サイズは歴代ブロンコの中で最も大きく、装備面でもサイドエアバッグを搭載するなどして、非常に充実していますが、パワートレインに関しては4代目から変更されていません。
5代目ブロンコは、その乗り易さと充実の装備から、現在も中古市場で高い人気を誇り、特に95年から96年のモデルは高値で取引されています。
■5代目ブロンコ車体寸法
全長:4,660mm
全幅:2,010mm
全高:1,890mm
ホイールベース:2,660mm
フォード・ブロンコの燃費性能は?
フォード・ブロンコは、古いアメ車ということもあり、その燃費性能は劣悪です。
走り方にもよりますが、アーリーブロンコだとレギュラーガソリンで2.0km/Lという燃費性能になっており、現代の車とはとても比較できないものとなっています。
5代目ブロンコでは、流石に初代よりは燃費性能も改善されていますが、それでも10年前の車なので、現代のハイブリッド車のような燃費性能は期待できません。
結局のところ、どの世代のブロンコに乗るとしても、燃費性能に関しては趣味の車として割り切るしかないでしょう。
フォード・ブロンコの中古車価格は?
- 最新「ブロンコ」中古車情報
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本日の在庫数 30台 平均価格 1,040万円 支払総額 278~2,171万円
ブロンコは現在でも中古車市場において、高い人気を誇る車種です。
特に初代のアーリーブロンコは、専門店が存在するほどの需要があります。
どの世代のモデルも中古車市場では高値で取引されていますが、4代目ブロンコはその中でも比較的価格が安いので、どれでもいいからブロンコに乗りたいという人には、4代目のレギュラーブロンコがおすすめです。
まさにアメ車のSUV フォード・ブロンコ
フォード・ブロンコのスペックや燃費、中古車価格はいかがでしたでしょうか?
まさにアメ車といえるスペックのブロンコは、力強い走りを求める人にはピッタリのSUVです。
燃費性能も環境性能も気にせず、V8サウンドを響かせてガンガン街中を走らせれば、嫌なことも吹っ飛んでしまうでしょう。
※この記事内で使用している画像の著作者情報は、公開日時点のものです。
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- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...