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会場アナウンスまで「こんなクルマ知らない」と言われた難読車名ダイハツ車たち【推し車】
うっかりスピード違反でネズミ捕りに捕まり、警官からの車種確認にまで「いや、その読み方は間違ってます!」と食ってかかった人から、もはや説明が面倒になって、適当な車名を教える人まで、難読車名のユーザーにはいろいろな思い出が詰まっているものです。
発売当時なら読めた車名も、それから何十年もたつと若い人じゃ一発で読めないパターンもある、時代の変化で難読になった例も含め、今回はダイハツ車から紹介します。
ミラTR-XX(ティーアール ダブルエックス・2代目・1985年)
セリカXXがあったので、当時はわりと普通に読めた
後に「XX」や「XXX(トリプルエックス)」がアダルト関連用語となり、セリカXXなどセリカがFFになって関連が薄まったのを機に海外名スープラへ統一しますが、ダイハツは1990年代のミラTR-XXアヴァンツァートやムーヴSR-XXまで多用しました。
ダイハツ最初のXXは2代目ミラが1985年に発売直後、グロス52馬力の当時としてはハイパワーだったTRに、やはり当時としては過激なエアロパーツで武装したミラTR-XX。
クルマ好き以外や、最近の若い人だと「エックスエックス」とか「ペケペケ」と読んでしまうかもしれませんが、当時は1987年に登場した初代アルトワークスと並び立つ、軽ホットハッチの名車でした。
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本日の在庫数 762台 平均価格 34万円 支払総額 4~140万円
リーザTR-ZZ(ティーアール ダブルゼータ・1989年)
え、ダブルゼットじゃないの?ZZガンダム?
ミラTR-XXから4年後、軽スペシャリティクーペのリーザにも設定された高性能版リーザZが、マイナーチェンジを機にTR-ZZへと改名、ミラにならって「ティーアールダブルゼット」かと思いきや、実は「ティーアールダブルゼータ」。
「機動戦士ガンダムZZ(ダブルゼータ」(1986年)放映後なので、そういう読み方もアリかと思いますが、何しろリーザ自体マイナーで660cc時代のリーザスパイダー以外は知名度が低く、まして販売台数が少ない550cc後期のホットモデルです。
筆者がこれで全日本ジムカーナに出ていた時は、会場アナウンスにまで「こんなクルマ知らない」と言われたほどマイナーで、読み方も全く定着しません。
- 最新「リーザ」中古車情報
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本日の在庫数 1台 平均価格 82万円 支払総額 82~82万円
ストーリアX4(クロスフォー・1998年)
競技会で車名のX4にルビ振って、意地でも正しく読ませた思い出
ダイハツがモータースポーツへの公式参加をやめて13年、ストーリアX4やミラX4はおろか、ブーンX4ですら中古車を見かけませんが、「X4(クロスフォー)」はダイハツの特別なモータースポーツベース車です。
スズキやスバルと大激闘だった3代目ミラX4Rや4代目ミラX4、対アルトワークス用決戦兵器ストーリアX4、WRCグループN参戦を目指したブーンX4、いずれもモータースポーツで活躍といっても小排気量クラスで、あまり目立ちません。
インプレッサWRXやランエボのように広く愛されるどころか知名度も低いダイハツのX4が、呼び方も忘れられたままヒッソリと消えるのは、ダイハツファンとして寂しいものです。
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本日の在庫数 8台 平均価格 100万円 支払総額 50~198万円
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- 執筆者プロフィール
- 兵藤 忠彦
- 1974年栃木県出身、走り屋上がりで全日本ジムカーナにもスポット参戦(5位入賞が最高)。自動車人では珍しいダイハツ派で、リーザTR-ZZやストーリアX4を経て現愛車は1989年式リーザ ケンドーンS。2015年よりライタ...