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タイヤ交換おすすめ業者7社!基本的な知識から安く抑える方法も紹介
車のタイヤ交換といえば、「料金が高い」「いつ交換したらいいか分からない」「どこのお店に頼もうか」など、頭を悩ませる問題がたくさんありますよね。
そこで今回はタイヤ交換について、基本的な知識から安く済ませる方法まで、詳しくご紹介していきます。
タイヤ交換の基本的な知識
タイヤ交換の時期
以上のような状態が確認できたら、タイヤ交換の時期と判断できます。
- タイヤがすり減ったとき
- タイヤ側面にひび割れ、損傷が確認できたとき
- 5年以上同じタイヤを使用しているとき
- スタッドレスタイヤは残り溝が50%以下になったとき
タイヤがすり減ったとき
タイヤがすり減って、残り溝が4mmを下回ったらタイヤ交換時期です。
というのも、タイヤの溝(トレッドパターン)は、雨水を排水し、雨天でもしっかりグリップすることを目的として彫られています。ですので、その溝が浅くなってしまうと、排水効果が低下し、雨天の制動力が低下。スリップしやすくなってしまいます。
場合によっては、タイヤと道路の間に水の膜ができる「ハイドロプレーニング現象」が発生して大変危険です。
道路運送車両保安基準上の、タイヤの使用限度は残り溝1.6mmまでですが、タイヤを安全に使用するには“残り溝4mmになったら交換”と覚えておくと良いでしょう。
タイヤ側面にがひび割れ、損傷が確認できたとき
タイヤのゴムが硬くなり、タイヤ側面にひび割れが確認できる場合や、縁石などに擦ってしまい損傷が見られたときには、たとえ空気が漏れていなかったとしても、タイヤ交換をしましょう。
タイヤは車の重量を支えたり、悪路での衝撃吸収をしたりと過酷な環境で使用される部品です。そのため、タイヤ側面に外傷が発生すると、その部分の耐久力が下がり、走行中にタイヤが裂けてしまう「バースト」を引き起こす可能性があります。
タイヤのバーストはパンクとは異なり、発生してしまうと修理はもちろん、わずかな自走さえできなくなります。タイヤのひび割れや損傷を見つけたら、すぐにタイヤを交換してください。
5年以上同じタイヤを使用しているとき
タイヤはゴム製品ですので、使用年数とともに硬くなります。そのため、製造から5年以上経過したタイヤはたとえ溝が残っていたとしてもタイヤ交換を検討するといいでしょう。
ちなみに日本自動車タイヤ協会JATMAでは、タイヤの長期使用について以下のように記載しています。
使用開始後5年以上経過したタイヤについては、継続使用に適し ているかどうか、すみやかにタイヤ販売店等での点検を受けられることをお奨め致します。また、外観上使用可能のように見えたとしても(溝深さが法律に規定されている値まですり減っていない 場合も)製造後10年経過したタイヤは新しいタイヤに交換されることを お奨め致します。
参考:日本自動車タイヤ協会JATMA「安全に乗るために」
10年という年数はあくまで目安だそうですが、それでも長期使用したタイヤは早めに交換した方が安心です。
スタッドレスタイヤは残り溝が50%以下になったとき
スタッドレスタイヤは、夏タイヤに比べて溝が深く掘ってありますが、残り溝が50%を下回ってしまうと交換時期となります。
雪道を安全に走行するために作られたストッドレスタイヤは、雪でトレッドパターンが埋まってしまわないように、夏タイヤより溝が深く掘ってあります。溝が深く掘ってあるからといって長く使用できるわけではないので注意しましょう。
残り溝の確認方法は、トレッドパターンにある「プラットホーム」というマークを確認します。このマークが露出していた場合には、残り溝が50%以下と判断でき、冬タイヤの交換を検討しましょう。
タイヤ交換の方法
タイヤ交換は、ホイールにタイヤが組み込まれている状態であればご自身で交換することができます。
タイヤ交換の手順は以下の通り。
- 車を平らで広く、安全な場所に止める
- 車が動き出さないように、パーキングブレーキをしっかりかけ、輪留めをする
- ジャッキポイントにジャッキをかける
- ホイールナットを少し緩める
- 車をリフトアップする
- ホイールナットを緩めてホイールを取り外す
- 交換するホイールを取り付けて、ホイールナットを手で軽く絞める
- ホイールが動かなくなるまで仮締めを行う
- ジャッキをおろしてまし絞めをする
少し手間はかかりますが、工具とジャッキさえあればタイヤ交換はそれほど難しい作業ではありません。
ところが
- 今あるホイールに新品のタイヤを組付けたい
- ジャッキポイントが分からない
- 普段ほとんど車を触らない
この様な方は専門の業者へタイヤ交換作業を依頼した方が安心です。
タイヤ交換ができる場所
タイヤ交換は、カーディーラー・カーショップなど車を取り扱っている業者であればどこでも対応可能です。
最近では、タイヤの在庫を抱えていない店舗が増えてきています。もし、「すぐに新品タイヤに交換したい!」という方は来店前に、在庫の確認をしておくとスムーズです。
タイヤ交換でかかる費用
タイヤ交換を業者に頼んだ場合、軽自動車であれば費用は数千円からとなります。もちろん作業内容やサイズ車種によっても費用は大きく変化するので、詳細な費用が気になる場合は事前にショップへ相談しておきましょう。
また、同一車種によっても外装オプションの有無、ホイールのデザインによっては追加料金が発生する場合もあります。できれば一度お店に足を運んで、現車を確認してもらいながら見積もりを取った方が費用のトラブルなりにくいのでおすすめです。
タイヤ交換の業者の選び方
タイヤ交換は多くの業者が行ってくれますが、その分サービスの質に大きな差が出る場合があります。ここからは、タイヤ交換の業者を選ぶときのポイントをいくつかご紹介します。
使用済タイヤの処分は可能か
まず確認しておきたいのが、使用済みタイヤの処分を行ってくれるのかどうかです。
ほとんどの業者がタイヤの処分を引き受けてくれますが、万が一処分をしてもらえない業者でタイヤを交換してしまうと、タイヤの処分に困ってしまいます。
「個人では処分できないの?」と疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、使用済みタイヤは廃棄物処理法で「適正処理困難物」に指定されていて、基本的には個人で処分ができません。
ですので、新品交換を業者に依頼するときには、使用済みタイヤの処分を行ってもらえるか必ず確認することをおすすめします。
また、タイヤの廃棄には費用が発生します。タイヤの処分を行ってもらえるかと同時に、処分の費用も問い合わせておくとよいでしょう。
タイヤの持ち込みは可能か
タイヤの持ち込み作業が可能かどうかも交換業者を選ぶときの重要なポイントです。
他店で購入したタイヤを持ち込こんでの作業は、業者によって受け付けてもらえない可能性があります。せっかくタイヤを購入しても、持ち込み交換をしてもらえる業者を見つけなければ、ホイールにタイヤを組付けられません。
ネットショップや他店でのタイヤ購入を検討している方は、持ち込み作業OKの業者に作業を依頼しましょう。
タイヤ交換後の保障は手厚いか
意外と見落とされがちですが、タイヤ交換後の保証の手厚さも業者を選ぶ上で気にしておきたいポイントです。
タイヤはたとえ新品に交換したとしても、道路を走る以上、突然のパンクに見舞われる可能性があります。そんなとき、保障が効く店舗で作業していれば、パンクしたタイヤを新品に交換してもらえるのです。
パンクは場合によっては修理不可能なケースもあるので、高額なタイヤであるほど保証の手厚い業者を選ぶといいでしょう。
もちろん、保証の条件や度合いは業者によって異なりますが、全く保障のない店舗よりは保証のある店舗の方が安心です。
ネット予約ができるか
ネット予約ができる業者は、予約がスムーズに行えるのでおすすめです。ネット予約であれば電話予約と違い、予約履歴が残るので、予約時のトラブルも少なくて済みますし、営業時間外でも予約ができて非常に便利です。
タイヤ交換の依頼は、予約が中心となっている現在では、予約システムの利便性も業者選びの一つのポイントです。
交換するタイヤは業者によって断られないか
輸入車やドレスアップカーに乗っている方は特殊なタイヤを履いていることが多く、業者によって作業を受け付けてもらえない場合があります。
初めての業者に車を持ち込むときは、自分の車のタイヤを交換してもらえるのか、事前に確認しておくといいでしょう。
よく断られるタイヤの例としては
- 高級輸入車
- トラックや重機などの特殊な車両
- 19インチ以上の大型ホイール
- 12インチ以下の小径ホイール
などがあります。これらのタイヤ交換を依頼するときには特に注意が必要です。
おすすめのタイヤ交換7社を紹介!
オートバックス
車のことで悩んだらまずはここ!というくらい有名なオートバックス。タイヤ交換の依頼も大変おすすめです。ホームページからはネット予約ができますし、ネットショップを利用すれば、タイヤもお得に購入可能です。更にはタイヤ保証まで対応しています。
全国に約500店舗ほどあるオートバックスは、利便性もよく作業依頼にピッタリです。
イエローハット
「タイヤのことならイエローハット」でおなじみのイエローハットも、オートバックスと同じくらいおすすめです。こちらもネット予約、ネットショップでのタイヤ購入に対応しており、とても利便性が高い業者です。
「近所にオートバックスがないんだよなあ」という方はイエローハットを探してみてはいかがでしょうか。
ジェームス
トヨタモビリティパーツが運営するジェームスも、タイヤ交換におすすめの業者です。店舗数はオートバックスに劣るものの、全国に約100店舗ほど展開しているので「近所にある」といった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
こちらは残念ながらネットショッピングには対応しておりませんが、ネット予約は対応しています。急なタイヤ交換もすぐに予約が可能なのはうれしいポイントですね。
コクピット・タイヤ館
コクピット・タイヤ館は、ブリヂストンが運営するタイヤショップです。ブリヂストン直営ということで、他メーカーのタイヤにはあまり強くありませんが、ブリヂストンタイヤユーザーでしたらこちらの業者がおすすめです。
また、ブリヂストンタイヤの定額サービスMoboxを利用すれば、リーズナブルにブリヂストンタイヤを試すこともできます。ブリヂストンタイヤ好きならコクピット・タイヤ館を利用してはいかがでしょうか。
タイヤガーデン・グランドスラム
タイヤガーデン・グランドスラムは、ヨコハマタイヤ直営のタイヤショップです。コクピット・タイヤ館と同じく、タイヤメーカーが運営しているお店ですので、タイヤのことなら安心して任せられます。
設備面では、四輪アライメントテスターを導入している店舗もあるので、タイヤ交換と同時に車の直進安定性をチェックすることもできます。タイヤ交換と一緒に足回りの点検も行いたい方はタイヤガーデン・グランドスラムがおすすめです。
カーディーラー
タイヤ交換はカーディーラーでも対応してもらえます。ネット予約や、持ち込み作業は対応してもらえない店舗もありますが、自動車販売店ですので、作業技術は抜群です。
カーショップで断られてしまうような輸入車・高級車はディーラーに任せるのが一番安心でしょう。
ガソリンスタンド
ガソリンスタンドでもタイヤ交換は可能です。カーショップやディーラーに比べて価格が安いことが特徴で、費用を安く押さえたい方におすすめです。
しかし、保障やネット予約に対応している店舗はガソリンスタンド全体の店舗数から考えると少数なので、利便性はカーショップには劣ります。
しかし店舗数では他の業者に圧倒的に勝っているので、コストパフォーマンス重視の方はガソリンスタンドでの交換を検討してはいかがでしょうか。
タイヤ交換を安く抑える方法
自分で作業する
夏タイヤからスタッドレスタイヤへの交換など、ホイール付きのタイヤを交換するのであれば、自分でタイヤ交換を行う方法が一番費用がかかりません。
ジャッキや工具を購入しても、安いものであれば数千円程度で道具がそろうので、タイヤ交換費用をとにかく抑えたい方は自分で作業を行うといいでしょう。
タイヤ早期割引キャンペーンを利用する
タイヤの値上げ前や、雪国でのタイヤ交換シーズン前は、タイヤ交換作業の割引キャンペーンを始める店舗が多く見られます。
このタイミングでタイヤ交換をすると、通常よりも安い価格で業者にお願いできるので、とてもお得です。
安い業者を探す
実は、タイヤ交換の作業料は業者によって異なります。手間はかかりますが、近隣のタイヤ交換業者すべてから見積もりを取ってみて、最も安い業者にお願いするのも交換費用を抑える手段のひとつです。
持ち込みタイヤ交換の費用はどこが安い?
タイヤの保管方法で寿命は変わる!?
タイヤローテーションとは?やり方からメリット・費用の目安まで
- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...