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【高速道路のチェーン規制】スタッドレスタイヤやノーマルは違反?罰則と注意点まとめ

積雪や凍結がひどい場合、高速道路ではチェーン規制が発令されます。規制が行われる条件から、通行可能なチェーンの種類、対策をしなかった際の罰則などをまとめました。チェーン装着義務化区間についても解説。

チェーン規制とは?

「チェーン規制」は、道路の積雪や凍結がひどく、通常通りの走行では危険と判断された場合に発令される交通規制です。高速道路会社や高速道路交通警察隊のパトロールの結果「夏用タイヤでの走行が危険」と判断された場合に発令されます。

発令時は、積雪や路面の凍結時にも安全に走行できる措置を講じなければ、規定区間を走行することができません。この措置は各都道府県の公安委員会によって、道路交通法施行細則や道路交通規則でそれぞれ定められています。

また、「チェーン規制」という言葉自体は道路交通法など、法令上決まった呼び名ではなく通称です。そのため、地域によっても若干異なった表現となる場合もあります。

チェーン規制の条件|都道府県によって異なる

チェーン規制の場合、ほとんどの都道府県では、以下の2つのいずれかが走行可能条件となっています。

(1)冬用タイヤ(スタッドレスタイヤ)を全車輪に装着している
(2)チェーンを取り付ける措置をしている

つまり、チェーンを装着しているか、チェーンを装着していなくても冬用タイヤ(スタッドレスタイヤ)を装着していればOK!ということになります。その他、駆動輪にチェーンが必要であることや、タイヤが摩耗していないというような条件が付いている都道府県もあります。

スタッドレスも擦り減っていないか注意しましょう。

一般道でチェーン規制となる場合も

高速道路に比べあまり聞く機会はないかもしれませんが、一般道路でも高速道路と同じように「チェーン規制」となる場合があります。
これも高速道路の場合と同じような対応が必要となるので、覚えておきましょう。

チェーン規制はどんなチェーンでも通行可能なの?

通行可能なチェーン

金属製のチェーン、ゴム製のチェーン、布製のチェーンは国土交通省が正式に規制時に通行可能なものとしています。ただし、布製のタイヤチェーンは耐久性などの面においてその他のチェーンに及びません。「規制区間を通過したら外すもの」と考えるべきです。

金属製チェーンの商品例

ゴム製(樹脂製)チェーンの商品例

布製チェーンの商品例

通行不可能なチェーン

スプレー式タイヤチェーンはチェーン規制には適合しません。法令においてタイヤチェーンは「走行装置に確実に取り付けることができ、かつ、安全な運行を確保することができるものでなければならない」とされています。このため物理的に取り付けるタイプではないスプレー式タイヤチェーンは除外されています。

突然の降雪時への備えとして注目されつつあるスプレー式タイヤチェーンは、あくまで緊急用と考えましょう。

スプレー式タイヤチェーンの商品例

「チェーンのみ走行可」=「スタッドレスタイヤでの走行NG」の場合も

チェーン規制では「チェーン装着車以外通行止」という規制も存在します。これは、よほど路面の状況が酷い場合で、冬用タイヤ(スタッドレスタイヤ)を装着しているだけでは安全上不十分と判断された場合です。この場合はスタッドレスタイヤのみでは走行できません。

「チェーン規制」という情報だけでは、この状況なのかを判断することができない場合もあります。高速道路で遠方まで行く場合には、チェーンは必ず備えておく必要があるでしょう。

また、国土交通省が大雪時のタイヤチェーン装着を義務化する区間を設けると発表しました。2019年1月をめどに、「大雪特別警報」や「大雪に対する緊急発表」が出されるなどのコンディション時のみ、一時的に義務化されます。適応区間には、義務化となった時のみ設置する臨時標識を用意する予定です。

大雪時のタイヤチェーン装着義務化区間についてはこちら

チェーン規制を守らないと違反?罰則はどれぐらい?

万が一チェーン規制の時に何も対策せずに夏用タイヤで走行してしまった場合はどうなるのでしょうか。都道府県別では規制は法令上きちんと定められていることですので、もちろん道路交通法違反となってしまいます。違反点数の減点はありませんが、5千円~7千円の過料が課せられます。

さらに、その場に警察官いて規制の指示があったにも関わらずこれを無視した場合には、「高速自動車国道等措置命令違反」又は「警察官通行禁止制限違反」となり、違反点数が2点減点となります(過料はなし)。また、「安全運転義務違反」などの可能性もあります。

もちろん、チェーン規制の時にその措置を講じないために事故を起こしてしまった時には、その責任も問われることになってしまいます。特に死亡事故などとなってしまった場合には、過失運転致死傷罪となる可能性もあります(7年以下の懲役若しくは禁錮、又は100万円以下の罰金です)。

チェーン装着義務化区間についても、通行制限だけでなくペナルティを加えることも検討されています。

チェーン規制区間は渋滞や予期せぬ通行止めにも注意

チェーン規制は天候や道路のコンディションに準じて発令されますが、渋滞となったり思わぬトラブルが起きる可能性も多くあります。さらに、あまりに酷い天候になると、高速道路自体が通行止めとなってしまうことも。

チェーンを携行することはもちろん、車内の防寒対策や、燃料にも余裕を見ておくなど、万全の対策をして冬のお出かけに備えてください。

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