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AWDとは?メリットとデメリットを解説|4WDとの違いと代表車種も比較

最近耳にすることが多くなった駆動システム「AWD」しかし「AWD」の性能や他の駆動システムとの違いがわからない人も多いのではないのでしょうか。この記事では「AWD」の仕組みを徹底解説し、メリットとデメリットを明らかにしていきます。

「AWD」とはなんの略?

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出典:http://www.subaru.jp/

最近、よく耳にする事が多くなってきた「AWD」という言葉。
よく耳にはしますが、その意味や仕組みをしっかり理解している人は多くないのではないのでしょうか。AWDは駆動システムの名称で「FR」や「FF」「4WD」といった車の駆動システムの一種です。

では「AWD」とはどういった駆動システムなのかを解説していきます。「AWD」という名称は「All Wheel Drive」の略。つまり全輪駆動で動く駆動システムです。

「AWD」全輪駆動システムは、他の車の駆動システムとどう違った走りを見せるのでしょうか。「AWD」のメリットとデメリット、他の車の駆動システムとその魅力についてお伝えしていきます。

「AWD」と「4WD」の違いとは

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出典:http://4vector.com/

AWDと4WDは何が違うのか分からないといった疑問を持つ方も多いかと思います。「AWD」は全輪駆動の略です。一方「4WD」は「four wheel drive」 の略。つまり4つのタイヤが駆動するというシステムです。

そのために「AWD」も「4WD」も駆動方法は同じなのでは?という声もあるかと思うのですが違います。AWDと4WDの違いは、結論から言うと「駆動するホイール」の数によって変わってきます。「4WD」は4つのタイヤが駆動するシステム。4つ以上のタイヤが動くものは4WDとは言えません。

AWDは4つ、またはそれ以上のタイヤ全てが駆動する車、乗り物の事を指すのです。

4つ以上のタイヤ全てが駆動する車はあるの?

何となく4WDとAWDの違いは分かっていただけたでしょうか?そこでまた一つ疑問が生まれるかもしれません。

それは「4つ以上のタイヤが駆動する車ってあるの?」という疑問です。もちろんAWDという言葉があるからには実在します。その代表的な車を紹介していきましょう。

メルセデス・ベンツの「G 63 AMG 6×6」

出典:https://www.kurumaerabi.com/

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出典:http://openers.jp/

先ず一つ目がメルセデス・ベンツから販売されています「G 63 AMG 6×6」です。2枚目の画像を見て頂けたらその大きさが十分お分かりいただけると思います。

これは2014年にメルセデス・ベンツが限定販売した車で、見た目通り、6輪あり、それらが全て駆動する『AWD』の車です。全長約6m、全幅2m以上、全高約2.3mあり、パワーユニットはV型8気筒5.5リッター直噴ツインターボエンジンを搭載、最高出力400kW(544PS)、最大トルク760Nmにもなるモンスターカーです。

軍用車をベースに作られた車で、価格は8000万円にもなります。ここでは、詳しくはお伝えしませんが、6輪駆動の『AWD』という事もあり、あらゆる勾配、悪路も難なく走る事が可能です。

動画からその驚くべき走りを感じる事ができますね。また日本のトヨタからも「ハイランダー 6×6」という車もモスクワモーターショーで発表されています。

8輪駆動車「AVTOROSシャーマン8×8」

出典:http://azapedia.net/

驚異の8輪車も存在します。その名も「AVTOROSシャーマン8×8」
全長6,300mm、幅2,500mm、高さは2,700mm、そして2.5tの重量を持つまるで化け物のような巨体の車です。

悪路や雪原はもちろん、水面ですら車体が沈まない限り走行できます。この車の凄い点は4輪駆動と8輪駆動の切り替えが出来る事です。道路の状況で駆動システムが切り替わり道路に合った走行が可能です。

4WDも「AWD」

ここまでで何となくAWDという駆動システムがどういったものなのかがお分かりいただけたと思います。

AWDとは車についているホイール全てが駆動する事を指します。なので自動車における4WDもAWDと言えます。そもそも世界基準では4WDではなくAWDが使用されています。海外では6輪駆動や8輪駆動の車もあったのでこの駆動システムの名称が浸透していったのです。

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出典:https://goo.gl/

なぜ日本では「AWD」が浸透しなかったかのでしょうか。AWDのような駆動システムや6輪や8輪の車がなかったという理由もあります。しかし、日本ではAWDより先に 4WDが出たので、4WDという名称が広まったという説が最も濃厚な説だと言われています。

スバルが「雪道でも安心して走れる4輪駆動の車を作って欲しい」との依頼を受けて、日本初の4輪駆動の車「スバル1000バン」という車を開発されたことがきっかけで「4WD」が誕生したと言われています。

グローバル化で「AWD」

スバルの新しい「AWD」

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出典:http://www.subaru.jp/

今では日本でも「4WD」は「AWD」に置き換わってきています。それは、日本の自動車業界もグローバル化になり、海外へと進出していくようになったからでしょう。それによって世界基準の表記に置き換わってきたものだと思います。

そして、そんな日本に4WDを広めたスバルも今ではその言葉は使わず、表記をAWDとして新たなAWDを開発しました。

AWDのメリットを活かして4WDのデメリットを解消

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出典:http://ethicallifehack.blog.fc2.com/

スバルは自身の核ともいえる4WDの名を捨て、そしてその技術をも比較対象にして「シンメトリカルAWD」という駆動システムを開発しました。

4WDはその4輪全ての駆動で、オフロードの走破を難なくこなせるのが最大のメリットです。しかし、4輪全てが駆動してもエンジンの位置やバランスでどうしても左右に偏りが出てしまいます。これは4WDのデメリットとも言えるでしょう。

しかし、スバルの開発した「シンメトリカルAWD」はシャーシに対してパワートレインが左右対称になるよう設置されていますので、コーナリングの安定性や軽快なハンドリングを可能にさせてくれます。

4WDを生み出したスバルが世界基準の意識と更に世界と戦える為に4WDを捨て、AWDとして新たな風を日本に吹かせたのです。

スバルのHPでは更に詳しいメカニズムでシンメトリカルAWDの事を紹介しています。

スバルのシンメトリカルAWDの代表車でもあるフォレスターについて徹底攻略している記事です。

世界基準の「AWD」

WRX S4

いかがでしたでしょうか?「AWD」とは新たな言葉ではなく、世界基準の言葉であり、日本で馴染みのある4WDもAWDであるのです。

そして昔の日本の車業界とは違い、世界へとドンドン進出し闘う事が可能になった今だからこそ、世界基準であるAWDという言葉が浸透し始めました。

日本のAWDがどのように世界基準と闘っていくのかが楽しみですね!

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