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ETC2.0とは?利用方法から割引や助成金とカーナビ・スマホ連動型など

高速道路の料金決済システムであるETCが、サービス内容と機能を拡張させ、バージョン2.0として運用を開始しました。そのサービス内容と利用方法、今後の展開を紹介します。

ETC2.0とは?

ETC

ETCとは「Electronic Toll Collection System」の略称で、高速道路・有料道路の料金所の通過をスムーズにし、なおかつ割り引きサービスも受けられる、車に乗らない人にもお馴染みのサービスです。

そしてETC2.0とは、従来のETCのサービスに加えて、さまざまな運転支援サービスをドライバーに提供することを目的とした新しいサービスになります。

すでに全国の高速道路の約1,600カ所に設置されている(都市間高速道路ではおよそ10~15kmごとに設置)、道路側のアンテナである「ITSスポット」と、車載機器が高速かつ大容量の双方向通信=DSRC(Dedicated Short Range Communications:スポット通信)通信を行うことで実現されます。

もはや車社会にとってなくてはならいそんなETCですが、次世代型のバージョン2.0に進化し、現在運用されています。

ETC2.0とITSスポットサービス

ETC2.0は、これまでは「ITSスポットサービス」と呼ばれていたものを本格導入する(普及させる)にあたって国土交通省が改称したものです。

車載機器側も「ITSスポット対応」や「DSRC対応」とうたわれている製品はETC2.0に対応済みになっています。

ETCがバージョン2.0に進化して変わったことは?

ETC2.0のサービスは大別して「安全運転支援」、「渋滞回避支援」、「災害時支援」があります。

●安全運転支援
合流地点や急カーブなどの事故の起きやすい地点、トンネルの入口や高速道路の出口といった特定のポイントの渋滞状況や天候状況のほか、進行方向における落下物や故障車などのランダムに発生する可能性があるトラブルの情報や注意喚起を事前に提供してくれます。

実際に、首都高速道路での事故発生地点の第1位だった参宮橋カーブは、この安全運転支援によって事故が6割も減ったそうです。

●渋滞回避支援
渋滞の発生していない(渋滞距離のより短い)ルートをナビゲーションしてくれるサービスです。

ETC2.0では最大約1,000km分の道路交通情報がITSスポットより受信できるため、例えば首都圏ならほぼ全域をカバーできることから、複数の都県をまたがる移動でも、もっとも時間のかからないルートを案内してくれるようになりましrた。

同時に、前方の渋滞状況も静止画で教えてくれます。

●災害時支援
地震発生時にその旨を伝えてくれ、メッセージで災害時にどうすればいいのか促してくれます。

さらに、多数の2.0搭載車両から収集した走行情報のビッグデータを活用することで、大災害時の通行可能ルートの提供なども行われる仕組みです。

ETCカードとは

【最新情報】そろそろつけトク?ETC2.0 キャンペーン

ETC2.0の普及を目指し、キャンペーンを続けてきたNEXCOが、また新たなキャンペーンを始めます。
キャンペーンの名称は「そろそろつけトク?ETC2.0 キャンペーン」で、以下の2通りの割引サービスが実施されます。

そのまに!ETC2.0

会場付近で遊んでいる間に、買い物している間に、特設会場にてETCの購入/取付/セットアップしてくれます。

対象:ETC車載器を新規設置する方
内容:「ETC2.0車載器の購入/取付/セットアップ」までを一括実施。
金額:10,000円

開催場所:池袋サンシャインシティ(開催場所は順次拡大)
開催日:2017年10月7日~2018年3月18日(土日祝限定)
開催時間:10:00~17:00

さそっておトク!ETC2.0

ETC2.0を設置している方の紹介を受け、特設ホームページから申し込むと、紹介された方がETC2.0車載器を5,000円割引で購入することができます。
また、紹介した方にも2,000円相当の商品券がプレゼントされます。

申込受付期間:10月20日~12月24日

ETC2.0は今後こうなる!

経路情報を活用したサービスのイメージ

ETC2.0に今後導入が予定されているサービス、現在実証実験中のサービスなどが多くあります。

経路情報を活用したサービス

導入が予定されているサービスの1つが、経路情報を活用したサービスです。

渋滞回避支援の延長線上の話といってもいいサービスで、渋滞や事故などの状況に応じて的確な経路選択を行うドライバーに対する優遇措置を実現するというものです。

複数のルートがあった場合、多くの人が最短ルートを通りたいと思うでしょう。
しかし、それが渋滞を発生させる一因になっています。

そこで、遠回りの交通量の少ないルートを選んだドライバーに対しては、料金の割り引きをその具体的な報酬としようというサービスです。

物流向け車両運行管理支援サービス

また、この経路情報を活用したサービスの一環として、物流向け車両運行管理支援サービスが現在、実験が行われています。

そのほかのサービスとしては、車載機器の機能に依存するところもあるのですが、インターネット接続も一部では実現していて、地域観光情報などの提供を受けられる仕組みです。

さらに今後の計画としては、シームレスな料金体系の導入時期に合わせる形で、新設計の料金所の設置も計画されています。

現在の通過速度が時速20km以下にならないとゲートバーが上がらないというスタイルを廃し、一定速度で通過できるようになるようです。

民間サービスでの活用

そして、高速道路の料金決済システムを民間サービスで活用する動きも進んでいます。

例えば、事前登録の手続きによってゲートのキャッシュレス・チケットレス化を実現してスムーズな入退場を可能とした公共駐車場がすでに実用化しています。

そのほか、車検証情報との組み合わせで車両確認の簡素化を実現して乗船時間を大幅に短縮したフェリー港、お客さんの来店を速やかに把握することでそのお客さんに合わせた対応を可能にした店舗、遠隔地にあるタクシープールから乗り場までタクシーを自動的に配車して乗り場の待機列をコントロールするシステムなども実現しています。

今後はドライブスルーやガソリンスタンドでの自動料金決済なども検討中ということですので、2.0の料金決済システムが街中で普及していけば、現金やカードを店員さんにいちいち手渡ししなくてもよくなりそうです。

また車両の入出庫管理にも利用できるので、マンションの駐車場で自動的にゲートが開くなどといった利用方法もあります。

スマホ連動型ETC2.0

スマホ マップ 運転席

ETC2.0対応の車載器には、カーナビゲーション連動型、スマートフォン連動型、発話型があります。
まずはスマートフォン連動型について説明します。

スマートフォン連動型ETC車載器は、車載器とスマホをBluetoothで繋ぎ、ETC2.0用のアプリを併用することでサービスを受けることができます。
車に乗る場合はカーナビを積む方が多いので、どうしてもカーナビ連動型に比べると種類が減ってしまいますが、スマートフォンをカーナビとして利用している方には重宝するはずです。

スマートフォン連動型の車載器には、以下のような商品があります。

カーナビ連動型ETC2.0

カーナビ 操作

©shutterstock.com / Kaspars Grinvalds

現在、ETC2.0のサービスを利用されている方の多くがこちら、カーナビゲーション連動型の車載器を積んでいるのではないかと思います。
スマートフォン連動方に比べて種類も多く、販売価格の幅も広いため、自分に合った車載器を選ぶことができます。

カーナビゲーション連動型の車載器には、以下のような商品があります。

パナソニック製カーナビ対応

参考価格: ¥ 14,001
(2017年10月18日現在)

発話型車載器について

基本的にスマホ連動型はカーナビ連動型とサービスとしては同じですが、発話型はもちろんモニターがないため、若干利用できるサービスが異なっています。

カーナビ型が「ダイナミックルートガイダンス」、「ハイウェイラジオ情報(音声)」「渋滞末尾情報」、「画像情報」、「落下物」、「SA/PA情報」、「多目的な情報提供」などのサービスを受けられるのに対して、発話型はモニターを必要とするダイナミックルートガイダンスと画像情報は利用できません。

おすすめETC車載器についてはこちら

ETC2.0の高速料金割引はいくらに?

ETC車載器を搭載して指定の時間に指定の高速道路を走った場合に割引が適用されるサービスは以前から存在しました。
ETC2.0車載器については、ETC2.0限定割引があります。

現在割引が適用される区間は以下になります。
頻繁に利用する区間であれば、ETC2.0車載器の搭載を検討してみてはいかがでしょうか。

新湘南バイパス

区間:茅ヶ崎JCT~藤沢、圏央道(茅ヶ崎JCT~海老名南JCT、海老名~木更津JCT)

割引条件:ETC2.0車載器を搭載してETC無線通信により、指定の区間を通過。
※一般車線または混在車線にてETCカードの手渡しにより料金を生産する場合はETC2.0車載器の搭載をスタッフに申告。

割引後料金:高速自動車国道の地方部区間の料金水準(例えば普通車は24.6円/km)の料金に割引。

大阪・放射高速道路

区間:放射高速道路(第二京浜道路、第二阪奈有料道路、西名阪道、南阪奈有料道路など)との間で、守口線、東大阪線、松原線のすべてのルート。

割引条件:大阪都市部発着で対象区間を走行。

割引後料金:起点・終点間の最安料金と同一になる。

※第二京阪道路について、通常のETC搭載車は第二京阪発着のみ対象だが、ECT2.0搭載車の場合第二京阪道路発着に加え、第二京阪道路を通過し、他の道路を発着する場合も対象。

ETC2.0を利用するには?

疑問 ポイント

これまで説明したように、高速道路の自動料金決済システムという、ほぼ単一の機能しかもっていなかったETC1.0と比較して、受けられるサービスが増え、また今後の発展性もあるのがETC2.0の特徴です。

ですが、残念なことにETC1.0にしか対応していないETC車載機器やカーナビでは、当然ですがETC2.0を利用することはできません。

ETC1.0の車載機器を取り外して、ETC部とDSRC部からなるETC2.0対応の車載機器を搭載する必要があるのです(ETC1.0とETC2.0の両車載機器が取り付けられていると、機器が正しく動作しません)。

ただし、すでにDSRC対応車載機器を取り付けている場合は、経路情報サービスを受けるためには再セットアップが必要となりますが、新たに車載機器を購入する必要はありません。

なお、車載器はETC部とDSRC部の同時セットアップが必要で、その作業が可能なETC2.0セットアップ店には、「ETC2.0 SHOP」のステッカーが貼られていますので、確認してみましょう。

なお、ETC2.0対応車載器の販売価格ですが、安価なもので1万円台、高級機が4万円前後という具合になっています。

セットアップは自分でできる?

バイクでETC2.0を利用するには?

二輪車用のETC2.0車載器が販売されていますので、バイクでETC2.0を利用することは可能です。
二輪車用ETCはおもに日本無線が販売しており、バイクへの車載器取り付けに必要な「耐震性」「防水・防塵性」を重視して設計されています。

二輪の場合、どうしても画面を使うようなサービスを利用するのは難しいですが、割引などのETC2.0を搭載しているだけで受けられるサービスについては利用ができます。

ETC2.0車載器購入助成金

自動車 金額 価格 円

車載器助成金が出るキャンペーン

ETC2.0に対応していない(「DSRC」や「ITSスポット」の表記がない)古い車載器やカーナビを利用している方は、残念ながらETC2.0の恩恵を受けることはできません。
しかし、車載器やカーナビを最新のものに買い替えるとなると、何万円もかかってしまいます。

このように、使えるようになるまでそれなりの時間とお金を費やしてしまうETC2.0ですが、ETC2.0を広く利用してもらうために行われているキャンペーンがいくつか行われています。

ETC2.0車載器購入助成キャンペーン

NEXCO ETC2.0車載器購入助成キャンペーンは、ETCコーポレートカードを利用している人を対象に、2015年12月18日以降にETC2.0車載器を購入、セットアップ、取り付けを行うことで車載器一台につき1万円の助成金が先着45万台の方にもらえるというものです。
3月で一旦キャンペーンは終了しましたが、好評につき2017年度もキャンペーンを実施しています。
期間は2017年12月27日までになります。

ETC2.0再セットアップサポートキャンペーン

ETC2.0再セットアップサポートキャンペーンは、2017年9月30日までの期間中、2015年6月30日以前に購入・セットアップしたETC2.0対応車載器した方(車載器にDSRCかITSスポットの記載がある方)で、ETC2.0再セットアップを行い、申込書のアンケートに回答すると最大2,700円分(税込)の助成金を受け取れるというものです。

申し込みは「ETC2.0 SHOP」と書かれた青いステッカーのあるETC2.0セットアップ店でできます。
こちらは終了間近のキャンペーンとなります。

近畿圏ETCキャンペーンETC2.0車載器購入助成

近畿圏ETCキャンペーンETC2.0車載器購入助成は、2017年4月27日(木)~2017年7月31日(月)の期間中、「近畿2府4県(大阪府、兵庫県、京都府、奈良県、滋賀県、和歌山県)」に所在する 「近畿圏ETCキャンペーンETC2.0車載器購入助成取扱店」にて、ETC2.0車載器を新規で購入・セットアップ・取付けし、所定のアンケートに回答をした方を対象に、10,000円(税込)の助成が受けられるというものでした。(先着50,000台)

こちらのキャンペーンは終了しています。

全国のITSスポット配置図一覧

全国のITSスポット

全国のITSスポット

首都圏のITSスポット

首都圏のITSスポット

大阪付近のITSスポット

大阪付近のITSスポット

全国のITSスポットを設置したSA/PA、道の駅など

全国のITSスポットを設置したSA/PA 道の駅など

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