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【日産モコは女性に人気】実燃費や内装の口コミからMRワゴンとの違いなど

日産モコといえば、かつて日産自動車で2016年まで販売されていた軽トールワゴンです。スズキMRワゴンのOEM版であり、15年間の中で3回のフルモデルチェンジを果たした人気車種でもあります。今回は、そんな日産モコについて、OEM供給されていたスズキMRワゴンとの違いも含めまとめてみましたので、さっそくご覧ください!

日産モコってどんな車なの?

2代目 日産 モコ

日産モコは、軽自動車規格の乗用車、要するに軽自動車であり、スズキから販売されているMRワゴンのOEM車でした。残念ながら2016年に生産を終了しています。

日産はそれまで意外なことに軽自動車には手を出しておらず、実験的に生産された「ハイパーミニ」を除けば、実質日産初の最初の軽自動車になります。

日産モコ TVCM

CMからイメージされるように、女性を中心としたターゲットで"おしゃれな軽自動車"として販売を開始。

MRワゴン同様、可愛らしくアレンジ可能な自分の部屋をそのまま足をつけて移動するといった感覚が受け、女性のみならず軽自動車購入層を上手い具合に取り込むことに成功しました。

日産自動車は、この日産モコの成功を受け、それを足掛かりに軽自動車や軽商用車の販売を本格的に開始。今でこそ、「選んで安心、日産の軽」といったキャッチコピーまで作られていますが、このモコがそのきっかけを作ったという意味では、日産にとって邪険にできない存在です。

初代 日産モコのデザイン

名前の由来は、言葉の響きから、どこか可愛らしくあたたかな「モコモコ」から来ており、OEM供給を受けながらも、エンブレムやウインググリルなど、全体的に「丸み」が強調されているエクステリアが印象的です。

2代目 日産 モコ (SA0型) 2004年

背もたれを倒すと、座面が前にスライドしながらシート格納できるダブルフォールディング機能も持っています。

CMで「DEKA MOCO」と謳われているように、重点を置いて開発されたのはその広さであり、走行性能よりも居住性脳、安全性能に特化していたことが、むしろ「走行性能はよくわからない、走ればOK」という女子を取り込めた成功要因だったといえます。

日産モコとMRワゴンの違い

日産モコとMRワゴンの違い①デザイン

↓スズキ MRワゴン

スズキ MRワゴン 2011年型

↓日産モコ

日産 モコ 2013年

モコはMRワゴンと比べ、ボンネットとバンパーをはじめ、各部が日産独自に開発した部位となっており、細かなあらゆる点を日産仕様に変更しています。

通常OEM車の場合はそっくり過ぎてどちらがどちらか分からないといった事も多々ありますが、モコに至っては一目見て「あれ、これ日産じゃん?」と分かるのが大きな特徴であり違いです。

また、OEM供給を受けているとおは思えない程ルックスに力を入れた事が、「あの日産が重い腰をあげて軽に参入したぞ」という印象を与え、購買層に広く浸透したことに繋がりました。

日産モコとMRワゴンの違い②仕様変更

↓スズキMRワゴンの内装

スズキ MRワゴン 室内

↓初代日産 モコの内装

日産 初代 モコ

MRワゴンは、良くも悪くもシンプルな造りでした。日産は、逆にそのシンプルさを活かすのではなく良い意味でつぶすことによって、モコとの差別化にも成功しています。

モコの専用内外装を追加し、「モコ〇〇」と、あえて頭にモコと名前を付けたオリジナルカラーを採用。また、OEM供給元のMRワゴンに負けまいと、MRワゴンでは一部のグレードにしかついていなかったABS(アンチロック)ブレーキシステム)を採用。

あからさまなライバル視が功を奏し、モコはやがて「MRワゴンのOEM」という印象すらも払拭。その後も水面下ではOEM供給を受けながらも、あくまで純粋に「日産モコ」というひとつのブランドとして、人気を得続けていきました。

上記が、日産モコとMRワゴンの違いを"強いて"挙げたものとなり、走行性能としては違いはほとんどなく、やはり実質上は姉妹車といえます。

完全にその違いはルックス面であり、モコが人気が出た理由は単純にそのヴィジュアル要素といえるでしょう。

初代モコ(2002年-2006年)

MG21S(SA0)型

初代 日産 モコ

モコとMRワゴンの関係性は説明してきましたのでそれ以外の情報をここからは記載していきます。

初代モコの最大の特徴は、後部座席に左右独立前後スライド機能を備えたり、レバー1つでシートを倒せる機能などシートアレンジが豊富だったことが挙げられます。

女性を中心としたターゲットに、空間を重視したつくりをされていましたが、ターボエンジンを搭載し、ルーフスポイラー、アルミホイールを標準装備としたスポーティ感を強調するモデルもきちんと販売されていました。

2代目モコ(2006年-2011年)

MG22S(SA1)型

2代目 日産 モコ

MRワゴンの進化を追いかけるようにフルモデルチェンジを果たした2代目モコ。

初代は、丸みを強調したデザインでしたが、モコはフルモデルチェンジを果たす度にそのイメージはウォームなものからシャープなものに変わって行き、初代と3代目を見比べると、ほんとうにモコなのかと疑いたくなるほど別の姿をしています。

2代目 日産 モコ 内装

2代目の大きな特徴は、インテリジェントキーシステムが採用となり、初代では正直なところ安全性能は弱かった印象のあるモコに安全基準を満たす装備が沢山つきました。

また、特別仕様車として販売された「ショコラティエコレクション」が話題となり、内装をすべてチョコレートカラーで塗りつくしたカラーとして人気を博します。

3代目モコ (2011年-2016年)

MG33S(SA2)型

3代目 日産 モコ ドルチェ X

2011年にフルモデルチェンジされ、2016年にその歴史に幕を閉じた日産モコ。

前述したように、初代と比べると大分その姿は変化しており、初代はOEM供給を受けながらも、日産側が頭をひねってオリジナリティを出したという感じが強かったものの、3代目になるとユーザーからの声、ニーズに応えていった印象が強まります。

カラーの追加などは勿論、プラットフォームや室内長を拡大し、ただでさえ広かった室内空間をより強固なものに。

またエンジン・トランスミッションを変更し、軽量ボディの採用によって、燃費性能や走行性能も向上。

人気車種で売り上げも好調でしたが、やはりそこはOEM供給されている車の宿命なのか、2015年いっぱいで生産が終了するOEM元のスズキMRワゴンにならい、モコも生産終了になりました。

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