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【要保存】車の年式とは?調べ方から税金や車検証との関係についても

車の年式とはどのような意味なのでしょうか。中古車を購入する時や、税金の計算をする時に意識するかもしれません。年式を見る時には注意しなけばならないこともあります。車の年式の考え方や、その調べ方、年式によって変わる税金などについてまとめました。

車の年式とは

年式には複数の意味がある

車の年式とは「いつの車か」ということですが、ただ年式というだけでは複数の意味があります。
また、古いものを「低年式」、新しいものを「高年式」と呼ぶこともあります。
まずは年式という言葉の複数の意味をはっきりさせるために、それぞれの年式の考え方を見てみましょう。

車のモデル年式(モデルイヤー)と製造年

モデルチェンジのイメージ画像

©Shutterstock.com/Master3D

年式の一つ目の意味は、「その車が製造された年」です。
これは輸入車における考え方で、メーカーでのモデル年式(モデルイヤー)を指す場合があります。
海外では、毎年9月頃に翌年のモデルが発表され、販売され始めます。

そのため、2016年式の車でも、実際には2015年の後半に製造・販売されたものも指すことになります。

また、実際にその車が製造された日はそこからさらに数か月遡ることとなります。
この製造年のことを年式という場合もありますが、あまり問題にされることはありません。

車が最初に登録(検査)された年

初度登録年月(軽自動車では「初年度検査年月」と言います)のことで、その車が製造された後にはじめて「登録」をされた年が年式になります。
登録とは運輸支局(軽自動車の場合は軽自動車検査協会)で検査を受け、所有権を明確にすることです。
車はこの手続きを経て登録されるとナンバープレートを交付され、初めて使用してもよい状態となります。
新車の場合の年式は購入した時と一致しますが、中古車の場合にはその車の最初の持ち主が新車で購入した年となります。

車の年式で一般的に重要なのはどちらのこと?

このように、年式にもいくつかの考え方があります。
どちらにしても工場で本当にその車が製造された年月日とは一致しない場合があることに注意が必要です。
そして、日本で「年式」と言う場合には、一般的に後者を指していると考えてよいでしょう。

税金や中古車の価格は、最初にその車が登録された日を基準に考えられているからです。

車の年式の調べ方は?

軽自動車の車検証

↑軽自動車の車検証。初年度検査年月となっています。

ここでの車の年式は、先ほど説明したように初度登録(検査)年月です。これは自動車検査証(一般的に「車検証」と呼ばれるものです)に記載されています。車検証には和暦で記載されますが、それを西暦に変えて言う場合もあります。
暦年で1年ごとに変わっていくので、12月に登録された車と1月に登録された車では実際にはたった1か月ですが、年式で表すと1年もの差が出てしまいます。

しかしどんなに遅くても、新車が製造されてから売れるまでに1年以上かかることはありません。

そのため、登録日とモデルイヤーや製造年月日にズレがあっても1年差と考えて良いでしょう。
ただし、一つだけ気を付けなければならない場合があります。
それは並行輸入車です。

車検証を保管するおすすめのケースはこちら

並行輸入車の年式とは

トヨタタンドラ

↑トヨタの車でも日本で発売されていなければ並行輸入車で手に入れることになります

並行輸入車とは、正規ディーラーを通さずに個別で輸入された車のことです。
登録という制度は日本のものです。そのため、数年の間外国で使用されていた車が日本に入ってくる場合もあります。そうなると、当然本国での使用期間と日本で初めて登録された年は数年のズレが出ることもあります。そうなると、モデルイヤーで表す方がより実態に近いと言えるでしょう。
並行輸入車を買う方はあまり多くはありませんが、そういったケースもあるということです。
同じ理屈で国産車でも何らかの理由で未登録の状態に長くあった場合には同じ現象が起こりますが、よりレアケースでしょう。

車の年式で変わる税金

価格 お金 費用 税金 維持費

車の年式で一番大きな影響は、年式を元に税金が決まるということではないでしょうか。
年式によって変わる税金は、保有することにかかる自動車税と車検時にかかる自動車重量税の2つがあります。
これら税金が高くなる理由は、環境負荷が大きい(排出されるガスが多い)ためとされ、国土交通省ではグリーン化と呼んでいます。
具体的には、まずは自動車税で、ガソリン車、LPG車で13年を超えるもの、ディーゼル車で11年を超えるものが対象で、普通自動車で15%(軽自動車では20%)ほど重課されることになります。

自動車重量税の方も同じような重課があり、13年を超える車と18年を超える車の2段階となっています。

ここで重課の対象となるのは通常のガソリン車やディーゼル車などの場合です。
ハイブリッド車、電気自動車、天然ガス自動車などの環境にやさしいとされる、いわゆるエコカーでは、エコカー減税などがあったりと、環境負荷による税金の軽減や重課は車種により様々です。

10年を超える年式に差し掛かっている方は個別に確認してみてください。

年式による増税ついて詳しくはこちら

車の年式を意識して維持費や購入を考えよう

車の年式のイメージ画像

古い車に対する税金の重課の割合は年々高まる傾向に進んでいます。年式の古い車を大切に乗っていきたい人にとっては厳しい時代となりそうです。
一方、税金が高くなるタイミングで車を手放す人は増える可能性があります。多少の税金がかかっても古い車に乗りたいという人にとっては年式が古い車の購入は意外とチャンスかもしれません。

意外と知らない自動車の用語説明についてはこちら

この記事の執筆者

EightHoursADayこの執筆者の詳細プロフィール

書籍の編集者が本業でライターもやっています。 好きな車は欧州の大衆コンパクトカーやステーションワゴンなどの実用車やマイナーな国産車。 人気がなく、一般的に日の目を見ない車などにも光を当てていきたいです。 車だけではなく道路や交通法規ネタなんかも好きです。...

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