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【本当に賛否両論?】歴代オーナーに新型クラウンへの印象をズバリ聞いてみた!
モデルチェンジを「進化」として受け止める声も
対して、肯定的な印象をもったというオーナーも少なくありませんでした。初代クラウンマジェスタ(140系)や、ゼロクラウンを所有してきたMさんは以下のように語ります。
「発表された4つのモデルとも、『新時代のクラウンの幕開け』が感じられるものでした。『クラウン』を1つの車種として捉えるというよりも、『ブランド』として進化させようという意気込みが感じられ、肯定的に受け止めています。
デザインに関しては賛否が分かれていますが、170系からゼロクラウンにモデルチェンジした際にも、かなり異論を唱える声があったと記憶しています。
ゼロクラウンも次第に評価されるようになったので、今回の新型も見慣れたらカッコよく見えてくるのではないかと思いますね。
強いて言えば、伝統であったCピラーのエンブレム(オプション設定有り)や駆動方式は引き継いで欲しかったとは思います」
時代の変化にともなうコンセプトの変更を企業努力として受け止め、積極的に評価する姿勢が読み取れます。
さらに、150系、170系、210系と、3台のクラウンを乗り継いできたHさんからは次のような声が寄せられました。
「国内のセダン市場が縮小するなかで、クラウンの名前を残してくれたこと自体がまず嬉しいですね。一時は消滅の噂も出ていたと思うので。
変化があれば意見が分かれるのは当然ですが、やはり車は技術とともに変わっていくものですので、モデルチェンジで改善される部分を歓迎したいですね。
トヨタが『クラウン』という車に込める思いを信頼したいと思っています。実際に乗ってみて、クオリティに納得できれば購入も検討するつもりです」
今回のインタビューで印象的だったのが、歴代クラウンオーナーの方々の多くが「個人的な好み」だけではなく、「象徴としてのクラウン」という視点からもコメントを寄せてくれたことです。
トヨタを長年支え続けている看板車種であるだけに、オーナーの方々からの思い入れの強さが伺えました。
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- 執筆者プロフィール
- 鹿間羊市
- 1986年生まれ。「車好き以外にもわかりやすい記事」をモットーにするWebライター。90年代国産スポーツをこよなく愛し、R33型スカイラインやAE111型レビンを乗り継ぐが、結婚と子どもの誕生を機にCX-8に乗り換える...