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「一般道のノロノロ走行、違反じゃないの!?」“遅すぎる車”が周囲に与える危険性とは
一般道の低速走行、警察は取締りをしていないの?
一般道でいたずらにゆっくりとした速度で走行を続けると周囲の車両に迷惑をかけるだけでなく、交通の流れを妨げることにもなります。
速度が遅い車に対して、ほとんどの後続車は追い越そうとします。この追い越しが交通の危険を増加させる可能性があるのです。自分はゆっくり走っているので安全かもしれませんが、その周囲はイライラし、無理な追い越しなどをかけた結果、事故が発生するという恐れもあるのです。
また、最低速度違反は一般道では適用されませんが、極めてゆっくりと流れを無視した走行を続けると、警察から警告を受ける可能性はあります。
運転中に周りの車両に迷惑をかけたり、交通の流れを妨げたりする場合がこれにあたり、法的には速度制限を守っている場合でも、道路上での運転が危険と判断された場合は、警察官によって運転を止められることがあります。
一般道をゆっくり走行する際の注意点
もし何らかのトラブルにより、ゆっくり走行せざるを得ない場合は、車間距離を十分にとり、後続車両に妨げにならないように注意しましょう。急激に減速や停止すると、後続車が追突する可能性があります。減速や停止する場合は、早めにウィンカーを出して後続車に合図し、十分な時間を与えるように心がけましょう。
また、ハザードランプを点灯するなど、周囲にその旨を知らせるようにすることが事故を防ぐことに繋がります。
運転に自信がなく、ゆっくりと走行したいときには、あらかじめ後方確認を多く行い、自車の後ろにクルマが連なっている場合などでは、路肩に車を寄せ、後続車両に道を譲るなど配慮をすることも重要なポイントです。
車を運転する際、スピードを出さなければ安全運転をしていると考える人も多いでしょう。しかし、周囲の流れに反する走行したり、交通の妨げになったりする走行は逆に危険な行為となる可能性があることを忘れてはいけません。
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- 執筆者プロフィール
- 河野みゆき
- 1975年生まれ。経理事務の仕事を経て、23歳で家業の自動車整備販売業を継ぐ。主な業務は自動車販売、車検業務、自動車保険の取り扱いなど。自動車に関する知識を女性目線で発信したいと思い、ライターとしても活...