更新
今年の4月から9月に日本で最も売れた新車は?2位トヨタ「ヤリス」、1位は?
2022年度上半期もっとも売れたのはホンダの軽自動車N-BOX
日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会から、2022年度上半期もっとも売れた車が発表されました。
2022年4月から9月末まで国内でもっとも多く販売された車は、86,876台を売り上げたホンダN-BOXです。第2位は僅差となる84,251台でトヨタ ヤリス、第3位は57,850台でカローラの順になりました。
登録車(普通車)はトヨタがほぼ上位独占
普通車別の上半期販売台数ランキングは1位がトヨタ ヤリス、2位がトヨタ カローラ、3位が49,492台を売り上げた日産ノートとなっています。
トヨタ ヤリスは、ヤリスクロスおよびGR ヤリスとの合算。カローラはカローラクロスやカローラスポーツ、カローラツーリングとの合算となるのに対し、日産 ノートは、ノートとノートオーラのみの合算となります。
売れ筋のSUVモデル含む人気車種を相手に、価格が高くなりがちなe-POWERモデルのみのラインナップで第3位につけている日産 ノートは大健闘といえるでしょう。
その一方で、ヤリスのガソリンモデルも人気であることから、安価で扱いやすいガソリンコンパクトカーにも根強い人気があるものと伺えます。なお、普通車別の販売台数ランキング第4位はトヨタ ルーミー、5位がホンダ フリード、6位はトヨタ ライズでした。
軽自動車はあいかわらずN-BOX一強
2代目ホンダ N-BOXは登場以来、月間販売台数ではときおり2位になることはあっても、節目での販売台数統計ではずっと1位に君臨。しかも2位を大きく突き放すことで、圧倒的な王者の貫禄を見せつけます。
軽自動車別のランキングでは、総合1位だったホンダN-BOXの86,876台に対し、2位はスズキ スペーシアで48,905台、3位はダイハツ ムーヴで43,926台でした。ダイハツの人気スーパーハイトワゴンであるタントが38,735台で4位に低迷しているのはやや意外な結果です。
ダイハツ ムーヴキャンパスと日産 サクラも健闘
ダイハツ タントのランクダウンは、ムーヴに7月13日に発売した2代目ムーヴキャンパスの販売台数が合算されたためです。4月の時点ではムーヴの月間販売台数をタントが上回っていましたが、それ以降はモデル末期にあるはずのムーヴが上位に上がりました。
ムーヴキャンパスは、発売後1ヵ月で約2万6,000台を受注する人気ぶりです。しかし、これらがすべて販売台数に計上されても王者N-BOXを打ち負かすには至らないでしょう。なお、6月16日に発売した軽電気自動車の日産 サクラは12,942台を売り上げて第14位でした。
ダイハツ渾身の1台、皆さんご存知ですか?
まだ取得できるの?「軽自動車の白ナンバー」
今すぐ自宅のETC車載器を確認しよう!
- 執筆者プロフィール
- 伊藤友春
- 1981年生まれ。自動車専門Webライターとして執筆活動中。自動車の構造に明るく、ほとんどの整備や修理をDIYでこなす。輸入車・コンパクトカー・変わったデザインやコンセプトの車が好きで、現在の愛車はその最た...