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3人家族の父が日産サクラを辛口試乗レビュー!乗るべき人、そうでない人

日産初の軽EV「サクラ」

2022年5月に発表されたばかりの新型車「サクラ」。補助金などを活用すれば実質200万円以下で購入できる軽規格の電気自動車としてデビューしました。

外観は「アリア」や「ノート」といった最新モデルの雰囲気を醸し出し、軽自動車としてはかなりスマートなデザインをしている印象を受けます。

見た目は申し分なしのサクラですが、実際の性能や使い勝手はどうなのでしょうか?今回は3人家族の父である筆者が実用性を重視して試乗した所感をお伝えしていきます。

サクラ発表時のニュースはこちらにて掲載

収納や使い勝手はよく考えられている

軽自動車は見た目も大事ですが、やはり足車として内装の使い勝手を最も重視すべきというのが筆者の考えです。

サクラの内装はシンプルながら先進装備満載で、強化する部分と削る部分の取捨選択をしっかりしているなという印象をうけました。

前席ではセンターコンソールがないので助手席側への移動も楽々。駐車した際、運転席側のスペースが無い時や、雨が降っていて助手席側から下りたいときなどに便利です。

収納スペース盛りだくさんで使い勝手◎

グローブボックスはデイズ同様にやや小さめに作られていますが、細かい場所に収納スペースが用意されており、よほど大きな物を入れようとしない限りは困ることはないでしょう。

ちなみに車検証入れは助手席側ドアにあります。上画像の左下にある四角い部分が車検証入れです。

実際のところ車検証を取り出すシーンは少ないため、こういった場所にしまっておけるとグローブボックスを最大限利用できるので嬉しいポイントです。

後部座席はフルフラットにならない

後部座席を倒していない時の収納スペース

また、乗車人数が2人以下の場合は後部座席を倒すことによって荷室を拡大することが出来ます。これによって、いざという時には大きな荷物を積むこともできます。ただし、車両のサイズを考えると自転車を積むのは少し苦労しそうです。

シートを倒しているところを横から見るとこのようになります。後部座席を折りたたんだ際にフルフラットにはなりません。

8時間充電で180キロ走行可能

サクラのメーターディスプレイにはバッテリーに関する情報も表示できる

サクラのWLTC航続距離180kmで、充電時間は2.9kWの普通充電器で約8時間、急速充電機があれば30分で約50%(約90km分)充電されます。

1日の平均走行距離が30kmなら、5日に1回自宅で充電するだけで事足ります。1日の走行距離が30km走行だと1ヶ月で900km、1年間で10,800kmです。

一般的な車の年間走行距離は平均で10,000kmと言われていることや、トヨタのサブスク「KINTO」では月間1,500km(年間18,000km)の走行距離制限を設けていることなどを踏まえると、十分すぎる性能なのではないでしょうか。

当日は雨だったものの、問題なく充電できた。

そもそもサクラは長距離ドライブのように車をガッツリ使うヘビーユーザーというより、日常の買い物などに利用するライトユーザーをターゲットとしています。そのため、前者のような使い方を想定している方は充電時間の面で向きません。

税金や電気代ともに維持費は最強レベル

税金は3種類

軽自動車かつ電気自動車であるサクラに発生する税金は、「軽自動車税」「自動車重量税」「環境性能割」の3つです。

結論からいうと、この3つどれを見ても「最も優れている」と言って過言ではありません。税金面で言うとサクラは最強です。

軽自動車税

  • 初年度:0円
  • 翌年度:2,700円
  • それ以降:10,800円/1年

軽自動車税は通常なら毎年10,800円の支払う必要がありますが、サクラは電気自動車なので翌年度のみグリーン化特例が適用され、75%軽減されます。

自動車重量税

  • 5年間:0円
  • 6年目以降:5,000円/2年

電気自動車なのでエコカー減税が適用され、新車新規登録(3年)と初回継続検査(2年)が免税に。それ以降は「本則税率」という税率が適用されるので、2年ごとに実施される車検のタイミングで5,000円が課税されます。

環境性能割

  • 非課税(0円)

環境性能割は車両の環境性能に応じて非課税、1%、2%、3%の4段階に分かれています。サクラは最も優れた非課税に該当します。

電気代・電費性能

サクラの電費(電気自動車の燃費のこと)は124Wh/kmです。

仮に1年間で10,800km(1日30km)走った時、1kWhあたりの電気代が30円であれば年間で発生する電気代は40,500円となります。

同じ距離をガソリン車で走った場合、レギュラーが1Lあたり160円だと57,600円。同じ距離を走行するガソリン車がサクラを下回るには、レギュラーの価格が1Lあたり113円より低くなる必要があります。

そう考えるとサクラはかなり経済的なのではないでしょうか。

電気自動車の燃費「電費」について解説

他のBEVと比較してどう?

現在販売されている国産車のバッテリー式電気自動車(BEV)として、日産「アリア」「リーフ」のほか、トヨタ「bZ4X」「C+pod」、レクサス「UX300e」、ホンダ「Honda e」、スバル「ソルテラ」、マツダ「MX-30 EV」などがあります。

こういった車種がある中で、サクラは兄弟車の三菱「eKクロス EV」とともに唯一となる軽乗用車タイプ。

サクラが最も優位に立っているのが車両価格と維持費の安さです。他のモデルの多くが450万円を超えている中、サクラは補助金を使用すれば200万円以下からという価格設定。

もちろん室内の広さや航続距離はどうしても低くなってしまいますが、一方で入手性と維持しやすさは群を抜いて優れています。

日産のBEVとしてはエントリーモデルに位置する

車両名称役割航続距離
ARIYANIM フラグシップ470km-610km
LEAFEVパイオニア320km-450km
SAKURAEVエントリー普及モデル180km

ちなみに日産のEVの中ではエントリーモデルにあたります。サクラでBEVに親しんでもらい、物足りなくなったらリーフやアリアを選択してもらう、というのが日産の理想なのではないでしょうか。

そうでなくても手頃なモデルであることからBEVの普及を促すことが期待されます。

軽自動車からの乗り替えはアリ?

サクラが他の軽自動車として優れている点は、何と言っても電気自動車ならではの「圧倒的な車内の静かさ」と「ターボエンジンを凌駕する加速力」です。加速力の参考として日産「デイズ」のターボ仕様と比較すると、サクラの最大トルクは195N・mなのに対し、デイズターボは100N・m。2倍近くの加速力を誇っていることが分かります。

収納スペースは他の車種とほぼ変わらず、車両価格は補助金込みでも180万円からなのでやや高めです。

サクラの運転席はアリアに匹敵する機能を誇る

軽自動車では気にしない方も多いかもしれませんが、内装の機能性はピカイチで、上位モデルのアリアに匹敵するクオリティを誇ります。先進安全装備も万全だということを踏まえると180万円なら安いのかもしれません。

ただ、後部ドアがスライドでないのが個人的にはネック。サクラのルークス版が登場したらオススメ度は飛躍的に向上します。

そろそろ軽に乗り換えたい方の選択肢にも

それほど車にも乗らなくなって、維持費の安い軽自動車に落ち着きたいという方にとって、サクラは最適解と言えるほどオススメです。

本記事で何度もお伝えしている通り、サクラはそれほど車に乗らないユーザーほど恩恵を受けることができる車種で、なんといっても自宅で充電できればガソリンスタンドに行かなくてもいいと言うのが嬉しいポイント。

場所を取らないのでセカンドカーとしても優れています。

【まとめ】サクラはこんな人におすすめ

筆者がサクラをおすすめしたいのは、1日150km以内で買い物などの移動が完結する方や、休日もそれほど遠くに出かけないという方、セカンドカーとしての利用を想定している方などです。

何と言っても寝ている間に充電すればガソリンスタンドに行かなくてもいいというのが最大の魅力。維持費も安く、環境だけでなく家計にも優しい車種です。

逆におすすめしないのはとにかく長距離を車で移動したい方です。ガソリン車と違って充電に数十分単位の時間を要するので、出先で充電切れが近くなった場合に行動が制限されてしまいます。

また、そもそもサクラを選択肢に入れるべきでないのが自宅に充電スポットがない方です。これまでお伝えしてきた魅力は全て「寝ている間に充電が完了する」という前提条件ありきでした。寝ている間に充電できない環境だと、むしろ全く恩恵を受けられない可能性が高いでしょう。

今後BEVが普及する上で重要な位置づけとなるであろう日産 サクラ。興味が有る方はぜひお近くの販売店に足を運ぶことをおすすめします。

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新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...
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