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ピカピカ改造車は違反?ネオンカスタムは合法?車検は通る?

車のカスタムをするうえで、一度は通るであろうLEDの装飾。特に車体の下がピカピカと光る「アンダーネオン」は、一気に周囲の目を引きます。

最近でこそ、ライトアップされた車は少なくなりましたが、平成初期にはカスタム例も多く存在し、特に若者の間で人気がありました。

街中で見かけると非常に目立つネオンカスタムですが、違法改造と判断されることはないのでしょうか。また、車検に通すことはできるのでしょうか。

カスタム人気の火付け役はあの有名映画?

©︎I Viewfinder/stock.adobe.com

ネオンカスタムが注目を集めた要因の1つとして、ある有名な映画が関係しているといわれています。それは、『Fast & Furious(ワイルドスピード)』です。

ド派手なアクションと、鮮やかな車のカスタムに魅了された人も多いはず。

劇中では「トヨタ スープラ」、「日産 スカイラインGT-R」、「マツダ RX-7」などの日本車も数多く登場し、日本国内においても、劇中と同じネオンカスタムを施す手法が流行しました。

この映画をきっかけに、アンダーネオンなどのカスタムがさらに注目され始め、その後セダンミニバンなど、スポーツカー以外でも同様のカスタム手法がとられるようになったのです。

ネオンカスタムは基準を満たせば問題はない

実は、アンダーネオン自体を取り締まる法律はありません。国土交通省が定めている道路運送車両の保安基準では「その他灯火類」に該当しますが、この保安基準を満たしていれば、なんら問題はないことになります。

実際に運輸支局に問い合わせてみましたが、「道路運送車両法を満たしていれば問題はない」という回答をいただきました。

簡潔にまとめると、適合させるための要件は以下の通りです。

  • 赤・白を使用しない
  • 光の明るさが300カンデラを超えない
  • 点滅したり、光の明度が増減しない
  • 光源が車外から見えない

これらの要件を満たすことができれば、保安基準にも適合していることになり、事実上車検を通すことも可能になります。

ただし、イベントや競技などでは、車全体が赤くライトアップされた車や、断続的に点滅するLEDライトで装飾された車も存在しますが、あれはあくまでも「イベント用のカスタム」です。公道で走れば、まず違反となりますので注意しましょう。

車検では「グレーゾーン」になる?

©xiaosan/stock.adobe.com

ネオンカスタムは法律的に問題がないといっても、車検適合に関しては「グレーゾーン」になっているという現実があります。

保安基準においては、サイド下などにつけた「その他灯火類」の光源は、車の前後方向から見えてはいけません。しかし、地域によってはアンダーネオンの光源だけではなく、路面を照らす反射光も車の前後方向から見えてはいけないと解釈され、車検不適合になる可能性があるのです。

先述のとおり、アンダーネオンを違反とする明確な規定は存在していません。そのため、規定の解釈が地域によって異なることがあり、車検に通ったり通らなかったりします。こういった理由から、車検適合に関しては「グレーゾーン」といわれているのです。

グレーゾーンになっているため、正規ディーラーでアンダーネオンを装着した車の車検をお願いすると、入庫を拒否されるケースがほとんど。

筆者がお世話になっているディーラー担当者に問い合わせてみたところ、

「正規ディーラーの車検では、いわゆる”グレーゾーン”と呼ばれるものに関しては全てお断りしています。一度認めてしまうと、全てのグレーゾーンがOKと解釈される可能性もありますので、そういった車の車検は受け付けておりません。」

とのことでした。

正規ディーラーでは車検に通すことが非常に難しいため、車検業者に依頼する人や、ユーザー車検で通す人もいるようです。ただし、地域によってはディーラー以外でも車検不適合と判断されることもあるので、その場合は、ネオンカスタムを外す必要があるでしょう。

とはいえ、ネオンカスタムは基準を遵守すれば事実上は合法です。アンダーネオンなどの装飾を楽しみたいという人は、念入りに下調べをしたうえでカスタムする必要があるといえます。

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執筆者プロフィール
成田 佑真
成田 佑真
1993年生まれ。普段は医療機器販売を行っているが、暇があれば自動車関連記事を読み漁る。愛車はマークX。子どもの頃からマークⅡに憧れ、社会人になりマークXを購入。週末は必ず手洗い洗車を行い、ドライブに出か...
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