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《昔はステイタスだった左ハンドル》外車の右ハンドル化が進む「意外な理由」とは

輸入車ブランドも「高級路線」を辞めたがっている?

また、かつて輸入車はある種のステータスシンボルでしたが、現在はその価値観は少し薄まりつつあります。

なぜなら、各ブランドのマーケティング戦略によっても異なりますが、現在の輸入車ブランドはかつてのステータスシンボルという存在から一部脱却し、「とっつきやすい」存在になりたいという考えもあるからです。

六本木にあるMercedes me Tokyoは、ショールームとカフェスペースを併設したメルセデス・ベンツのブランドストアだ

クルマを買わなくても立ち寄れるブランド展示スペースなどがその最たる例でしょう。これらはブランドを知ってもらうのが主目的ですが、誰でも立ち寄れるようにして、高級で立ち寄りがたいイメージを覆したいという狙いがあります。

輸入車だからといって尻込みするのではなく、購入を検討する人にとって国産車と同じような土俵に立つ選択肢の一つになるためには右ハンドル化は必然といえるでしょう。

コスト的なハードルも下がり、外車の右ハンドル化は容易に

さらに、技術の進化も外車の右ハンドル化に大きな影響を与えています。かつてはワイヤースロットルを始めとして、ドライバーから与える各種操作が機械的に各機構に伝えられていました。

しかし、電子スロットル化やステアバイワイヤなどに代表されるように、ドライバーの操作を電気信号に変えて各機構に伝えられるようになったため、レイアウトの自由度が高くなり、どちらのハンドルレイアウトをラインアップする場合でも、コスト的なハードルが低くなったのです。

@YY apartment/stock.adobe.com

近年は各メーカーがグローバルモデル化を進めているので、右ハンドルの国でも車が売れるようにする必要があります。製造を考える段階でそのことも加味して開発しているとなると、昔よりも右ハンドルを用意するコスト的なハードルは低くなっているでしょう。

今や「左ハンドル仕様しかない」というのは超高級なモデルに限定されるようになりました。日本市場で右ハンドルが増えてきたのは輸入車ブランドにとってそれだけ日本が魅力的な市場であることの表れともいえます。

右ハンドルの輸入車が増えることで、実質的な車種の選択肢が増える人も多いでしょうし、日本のクルマ好きにとって輸入車の右ハンドル化は歓迎すべきことですね。

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執筆者プロフィール
西川 昇吾
西川 昇吾
1997年生まれ、大学時代から自動車ライターとしての活動をスタート。現在ではWEB・紙両方で様々なジャンルの記事を執筆するほか、車種解説動画にも出演しMC業にも挑戦中。愛車はマツダ・ロードスター。定期的に愛...

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