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《昔はステイタスだった左ハンドル》外車の右ハンドル化が進む「意外な理由」とは

日本の道路は世界的に見ると数が少ない左側通行。そのため日本で販売されている国産車は右ハンドルが当然となっています。イギリスやオーストラリアなども左側通行なので右ハンドルがスタンダードとなっていますが、世界のほとんどの国が右側通行&左ハンドルです。

そのため、かつて「輸入車」と言えば左ハンドルなのが当たり前でしたが、現在日本市場で販売されている輸入車のほとんどは右ハンドルとなっています。

輸入車を選ぶユーザーにとっては嬉しいことでもありますが、なぜ輸入車の右ハンドル化が進んでいるのでしょうか?

かつては左ハンドル=輸入車のステータスだったが…

輸入車メーカーが日本に日本法人を設立し、日本市場での販路拡大を図り始めた1990年代ごろは、輸入車といえば左ハンドルなのが一般的なイメージでした。

不便な部分もありましたが「そういうもの」と捉えられていましたし、左ハンドル=輸入車という図式が成り立っていて、左ハンドルに乗っているのがステータスと捉えられることもあったのです。

その名残りなのか、駐車券発券機の前で「左ハンドルはコチラで」と表示されている駐車場は、地方よりも都心部が多いという印象がある人もいるのではないでしょうか。

@Andrii/stock.adobe.com

しかし、日本市場での輸入車の販売台数が増えてくると共に右ハンドルが選べる、そして右ハンドルのみの車種もどんどんと拡大していきました。そして今や主力モデルのほとんどが右ハンドルのみと言える状況に。

こうなった理由は、日本市場でより売れるようにするためというのが大きいでしょう。やはり日本では右ハンドルの方が乗りやすいし、慣れている人も多く、日本の交通事情で運転しやすい右ハンドルならば購入に対するハードルも下がって、今までより身近な存在となります。

執筆者プロフィール
西川 昇吾
西川 昇吾
1997年生まれ、大学時代から自動車ライターとしての活動をスタート。現在ではWEB・紙両方で様々なジャンルの記事を執筆するほか、車種解説動画にも出演しMC業にも挑戦中。愛車はマツダ・ロードスター。定期的に愛...

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