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50歳になったら要注意?ベテランドライバーの運転能力低下とカバー方法を解説
50歳前後から意識したい運転ポイント
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50歳あたりからの運転で意識したいことを調べたところ、いくつかのポイントが見つかりました。その中から特に重要といえる3点を見ていきましょう。
速度を抑える・車間距離を大きくとる
加齢にともない動体視力や反射神経は衰えます。50代になっても若いころと同じような運転をしていると、先行車の急停止や歩行者の飛び出しなどの、不測の事態に対処しきれないかもしれません。
動体視力と反射神経の低下をカバーするには、車の速度を抑えて、車間距離を大きめにとることが肝要。ゆとりのある運転をすることで、急な状況変化や危険に対処しやすくなります。
視界が悪いときの運転をなるべく避ける
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加齢によって視力が衰えると、暗いところで周囲が見えづらくなりますし、雨の日の運転も若いころより難しく感じるようになります。
こうした変化に対処するには、夜間や雨天時などの、視界が悪いシチュエーションでの運転を避けることが肝要です。
とはいえ、仕事や家庭などの事情により、夜間・雨天時の運転を避けられない人も多いはず。周囲が見えづらい状況で運転するときは、昼間より車速を落とす、ハイビームを上手く活用するといった方法で、前方の危険を早めに発見できるよう心がけるとよいでしょう。
正しい姿勢で運転する
50歳以上になると、脳の疲れが取れにくくなるといいます。脳疲労は交通事故の原因になりますから、この体の変化は無視できません。
脳の疲れが取れにくいなら、疲労を遠ざける必要があります。そこで見直したいのが運転姿勢。シートに浅く座るクセのある人は、体を安定させるために深く腰掛けるようにしましょう。
また、腕が伸び切る姿勢で運転している人は、肘が軽く曲がるようにシート位置を調整してください。これによりハンドルを回しやすくなり、体が疲れにくくなりますし、ひいては脳の疲労も抑えられます。
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- 執筆者プロフィール
- 加藤 貴之
- 1977年生まれのフリーライター。10年以上務めた運送業からライターに転向。以後8年以上にわたり、自動車関連記事やIT記事などの執筆を手がける。20代でスポーツカーに夢中になり、近年は最新のハイブリッド車に興...