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50歳になったら要注意?ベテランドライバーの運転能力低下とカバー方法を解説

50歳前後で運転能力は衰えはじめる?

運転に必要な能力には、視力や聴力のほか、運動機能、認知機能などがあげられます。認知機能で運転に関わるものは、視空間認知機能や注意力、判断力、記憶力、遂行力などです。

遂行力とは、ものごとを効率的に成し遂げるために、計画したり順序立てたりする能力を指します。こうした能力は加齢により低下するわけですが、気になるのは衰えはじめる年齢ですよね。

筆者が調べたところによると、諸所の能力低下が目立ちはじめるのは、やはり50歳あたりからのようです。それも視力や反射神経だけでなく、一部の認知機能もこの年齢から低下しはじめるようなのです。

50歳前後ではじまる認知機能低下

運転に関わる認知機能のうち、遂行力は50歳ごろから、判断力は55歳ごろから低下しはじめるようです。

また、注意力は30代後半から徐々に衰えていき、50代半ばから大きく低下する傾向にあるのだとか。

この一方で、視空間認知機能は50代まで向上して60代で急速に低下する、というデータもあります。「認知機能の低下」と一口に言っても、各種能力の衰え方は一様ではないようですね。

また、老化の仕方には個人差があるため、運転能力が低下する度合いも人により異なると考えられます。50代ドライバーの中には、若いころとほぼ変わらない運転ができる人もいるかもしれません。

とはいえ、自分の能力を客観的に正しく評価できるとはかぎりませんから、「50歳になったら運転に気を付けたほうがよさそうだな」と思っておくに越したことはないでしょう。

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執筆者プロフィール
加藤 貴之
加藤 貴之
1977年生まれのフリーライター。10年以上務めた運送業からライターに転向。以後8年以上にわたり、自動車関連記事やIT記事などの執筆を手がける。20代でスポーツカーに夢中になり、近年は最新のハイブリッド車に興...

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