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スポーツカーをATで乗るのは恥ずかしいこと?“MT押し付けおじさん”では想像できない「私がATを選んだ理由」

乗ってみたらATでも全然アリだった!

©Aleksandr Kondratov/stock.adobe.com

一般に、スポーツ系の車種は「趣味の車」と見なされる傾向にありますが、家族構成などの事情によって「生活の足を兼ねた車」として選ばれることもあるでしょう。そうした場合、「家族共用の車」としてトランスミッションが限定されるケースもあるようです。

「シンプルに、妻も運転するからですね。もともと家族の車としてセレナがあったんですけど、仕事の関係で1台だけじゃ不便になってきたので、もう1台通勤にも趣味にも使える車を買おうという話になって。

そこで、ハッチバックで使い勝手のいいスイフトスポーツが候補に挙がったのですが、家の駐車場の配置的に、夫婦がどちらも運転できないと不便なんですよね。もちろん私としてはMTに乗りたかったんですけど、やっぱり『夫婦で使えること』が絶対条件だったので……。

ただ、試乗する前は『ATでスポーツ系の車種なんて意味がない』と自分も考えていたんですけど、これはいい意味で裏切られましたね。普通にシフトチェンジのブリッピング(エンジンの回転数を合わせる操作)もしてくれますし、変速もスムーズで、『ATでもめちゃくちゃ楽しいじゃん』と。

自分の考えが時代遅れだったんだと思い知らされました。渋滞のストレスもないですし、仮に自分だけが使う車だったとしても、この出来ならATを選んじゃうかもしれませんね」(40代男性)

AT限定免許の割合が増加している現在、スポーツ系の車種であっても、「家族の免許所有車全員が運転できるATモデル」の需要は高まっているのかもしれません。

スーパーカーなどでも「ATのみ」の設定が増えている近年では、ダイレクトな操作感を実現しながらスムーズな変速を楽しめるATがさまざまに展開されています。家庭状況などからMTを選択することが難しいスポーツカー愛好者にとって、こうした高性能ATは強い味方になってくれるでしょう。

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執筆者プロフィール
鹿間羊市
鹿間羊市
1986年生まれ。「車好き以外にもわかりやすい記事」をモットーにするWebライター。90年代国産スポーツをこよなく愛し、R33型スカイラインやAE111型レビンを乗り継ぐが、結婚と子どもの誕生を機にCX-8に乗り換える...

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