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「風で自転車が…」これって誰の責任?事故ってないのに…クルマに起きた悲劇にモヤッとした経験3選
お隣で外壁塗装、イヤな予感が的中して…
自然に由来するトラブルのほかにも、車が傷つくリスクはさまざまに存在しています。たとえば近所で大がかりな工事や作業をしている場合など、「もしかしたら……」とよからぬ想像をしてしまう人は少なくないかもしれません。
「隣家の外壁工事の際、塗料が飛散したらしくウチの車にも付着してしまいました。ボディ全体にガッツリ、というわけではないですが、ルーフやボンネットに斑点のような跡ができていて、すぐに隣に連絡を入れました。
幸い、業者さんの対応は丁寧で、その日のうちに謝罪に来ていただき、向こうの保険で修理代を負担すると言ってもらえました。コーティング施工車でしたが、再施工代も補償するとのことで、実質的なダメージはなかったですね。
ただ、お隣さんがとても気を遣う方で、その方から個人的に菓子折をいただいてしまって、それからも顔を合わせる度に謝られるので、かえって申し訳ない気持ちです」(40代女性)
外壁塗装など、施工時に近隣への被害を生じさせる可能性のある業者は、作業によって生じた第三者への賠償責任を補償する「請負業者賠償責任保険」に加入していることがあります。上のように塗料が車に付着してしまったケースのほか、建材が落下し車が損傷したケースなど、被害に遭った場合にはすぐに施工業者に連絡するとよいでしょう。
一方で、被害車両のコーティング分までを補償するかどうかは、施工時からの経年状況など、保険会社の裁量によって異なる部分もあり、すべてのケースに該当するとは言えません。
“良い行い”だから言いにくい、アパートでのトラブル
上に挙げたのはいずれも「一時的なアクシデント」ですが、エピソードのなかには「近隣住民のある習慣」によって愛車が傷つけられている、という話もありました。
「ペット禁止のアパートに住んでいるのですが、住民の方が野良猫に餌付けをしていて、朝と夕方になると駐車場に猫が寄ってきます。最初は1匹だったのが、いつの間にか家族が増えたようで、最近は4匹連れだって食べに来るんです。
文句を言ってトラブルになるのもイヤですし、そこまで困っているわけではないので、私を含め皆黙認している状態なのですが……洗車をした次の日に猫の足跡だらけになっていたり、覚えのない引っかき傷のようなものがついていたり、その猫がやったという証拠はありませんが、少しずつ疑心暗鬼になっていく気分です」(30代男性)
野良猫への餌付けは法的に禁じられているわけではありませんが、自治体によっては条例で餌付けのルールやマナーを定めていることがあります。餌付けが原因となり周辺の住民に被害が生じた場合には、損害賠償請求に発展するケースも見られます。
愛くるしい動物を保護したくなるのは自然な心情ですが、餌付けをするにも十分に周囲の状況を鑑み、マナーを守ったかたちで行うことが大切です。
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- 執筆者プロフィール
- 鹿間羊市
- 1986年生まれ。「車好き以外にもわかりやすい記事」をモットーにするWebライター。90年代国産スポーツをこよなく愛し、R33型スカイラインやAE111型レビンを乗り継ぐが、結婚と子どもの誕生を機にCX-8に乗り換える...