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「マジかよ」大型化する車に狭い日本…のせいで起きてる?駐車場でのトラブルエピソード

国土面積に対して自動車保有台数の多い日本では、駐車スペースに困る場面が珍しくありません。混雑した観光地や商業施設では、さながら「席の奪い合い」といった様相を呈することも。

その他の場面でも、駐車場でのマナーを欠いた振る舞いに対し、苛立った経験のある人は多いでしょう。今回はドライバーの方々に、「駐車場をめぐるトラブル」について話を聞きました。

車は大きくなるのに、駐車場は狭いまま……

©oka/stock.adobe.com

駐車場をめぐるトラブルとして、しばしば耳にするのが「隣の車がいつも寄っている」といったケースです。とくにアパートの駐車場などで毎回寄せられてしまうと、乗り降りのたび小さなストレスが溜まっていくものでしょう。

「アパートの駐車場がかなり狭めで、3ナンバーが並ぶだけで結構キツキツになってしまうんですよね。それでも、入居したときには軽とコンパクトばかりで、私もフィットでしたから、そこまで気にならなかったんです。

ですが入居者の出入りがあったり買い替えがあったりで、いつの間にか両隣がヴェルファイアとフォレスターに。とくに寄っているわけではないのに、白線ギリギリまできちゃうんですよね。

乗り降りするたび気を遣っていたのですが、ある日管理会社から電話が来て、どうやら隣の人が『フィットの人にドアパンチされた』と言っているようで……。まったく身に覚えがないと言ったのですが、先方が納得せず何度も電話がかかってきます

しかたなく直接会って確認すると、そもそも開けることのない助手席側ですし、キズの高さも全然合いません。オーナーの人は納得してくれたのですが、気を遣うのも疲れてきて、結局その後は別の駐車場を借りるようになりました」(30代男性)

駐車場のサイズについては、国土交通省が指針を示しており、普通車の場合で「幅2.5m」が目安とされています。しかし立地の関係から、十分なスペースを確保できていない駐車場も少なくありません。車体のサイズも大きくなる傾向にあるなかで、今後も駐車場の狭さに悩むケースは増えていくのかもしれません。

連休の終わりに帰省から帰ってくると……

©Satoshi/stock.adobe.com

さらに散見されるトラブルとして、「契約している駐車スペースに他の車を止められてしまう」という状況があります。警察に通報しても、民事不介入を理由に対処してもらえなかったりと、泣き寝入りを余儀なくされるケースが少なくないようです。

「ある年の11月頃に新しいアパートに引っ越して、お隣さんに挨拶した際、なぜか『年末年始は帰省されるんですか?』と聞かれたんです。なんでも親戚が来るので、私が車で帰省するなら駐車場を借りたいと。『いきなり聞くようなことか?』と思いつつ、変に目をつけられるのも嫌なので、その場は快諾したんですね。

そのときは何もなかったんですが、それからしばらくして、連休の終わりに帰省から帰ってくると、駐車スペースに知らない車が止まっていて。管理会社に連絡すると、費用は負担するので、さしあたり近隣のコインパーキングに止めておくように言われました。加えて、ナンバーと車種を教えてほしいと。

2時間ほどして管理会社から連絡があり、車両が移動したはずなので確認してほしいと連絡がありました。やっぱり隣の人が知り合いを呼んでいたらしく、管理会社の口ぶりからすると、以前から常習だったみたいです。直接謝罪はありませんでしたが、それから無断駐車はなくなりました」(20代男性)

自分の契約スペースに無断で車を止められてしまった際、その所有者を見つけられない場合には、基本的に管理会社や大家に連絡し、対応方法について指示を仰ぐことになります。しかし、違法駐車に対する迅速かつ適切な対処は難しく、スムーズに退去を求められるケースは稀かもしれません。

なお、スペースを取られた側が自分で違反車両をレッカーしたり、タイヤロックをしたりといった「自力救済」は、法律上認められていません。ルール違反に対する苛立ちは当然ですが、あくまで冷静な対処に努める必要があります。

そこに停めようとしていたのに!

©xiaosan/stock.adobe.com

休日のドライブでは、駐車場の確保に苦労することが少なくありません。ただでさえ道路が混雑しているのに、なかなか車を止めることができず、イライラした経験のある人も多いでしょう。

「混雑している高速道路のパーキングで、前後に2台が並ぶ形の駐車場でした。前側は施設に近い通路からバック駐車、後ろ側は一本離れた通路から前向き駐車、というように止めていく流れです。私は施設から一本離れた通路から、空いているスペースに前向きに駐車しようとしました。

ですがスペースに入ろうとした瞬間、ちょうどその前のスペースにバックで入れようとしている車に気づき、念のため一度停止して。するとその車は、そのまま一気に私が止めようとしているスペースまで下がってきたんです。最初は位置を調整して、また前に戻ると思ったのですが、そのままブレーキランプが消えて、その前のスペースにも車が入ってきてしまって。

マジかよ、と見ていると、先に入った車の助手席から人が出てきて、後から来た車を誘導していて。どうやら2台連なって旅行に向かっていたようです。文句を言いたくなりましたが、明確なルールがあるわけでもないし、やむなく別のスペースを探しました」(30代女性)

観光施設や高速道路のパーキングなど、駐車場のルールやマナーには曖昧な部分も多く、「それってアリなの?」というスレ違いが生じるケースもあります。

混雑した状況ではとくに、早く自分のスペースを確保しようという焦りもあり、トラブルに発展しやすい心理状態に置かれています。「我先に」の気持ちを抑えつつ、安全かつ円滑な運転を心がけたいところです。

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執筆者プロフィール
鹿間羊市
鹿間羊市
1986年生まれ。「車好き以外にもわかりやすい記事」をモットーにするWebライター。90年代国産スポーツをこよなく愛し、R33型スカイラインやAE111型レビンを乗り継ぐが、結婚と子どもの誕生を機にCX-8に乗り換える...

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