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ステーションワゴンとシューティングブレークの違い【ややこし語#14】
ステーションワゴンとシューティングブレークの違いは?
ステーションワゴンとシューティングブレークは、どちらも車のワゴンタイプの車を意味する名称です。
呼び方が違うだけだと思われがちですが、実は両者はそこそこの違いがあります。どういった違いがあるのかを解説していきます。
ボディ形状の特徴が違う
ステーションワゴンとシューティングブレークは、カテゴリーでみると近いものの、成り立ちは全く違うことが分かります。
ステーションワゴンはセダンに近い
ステーションワゴンはセダンや商用車の派生として誕生しました。
外見上の特徴として、キャビンと一体の大きな荷台やセダンの屋根を延長した2ボックス形状などがあります。セダンの運動性能と快適性だけでなく、室内空間を拡大したことによって高い積載性も与えられているのが魅力です。
参考としてメルセデス・ベンツ Cクラスをみると、ステーションワゴンは水平なルーフでどっしりとしたスタイリングをしていることが分かります。
一方でシューティングブレークはクーペに近い
一方でシューティングブレークは、クーペとハッチバックのスタイルを組み合わせたスタイリングとして、1960年代のイギリスで誕生しました。
そのため、ステーションワゴンのルーフが水平なのに対し、シューティングブレークのルーフはリアにいくにつれて若干下がっていきます。
参考としてメルセデス・ベンツ CLAをみると、シューティングブレークも車高が低くてスポーティな雰囲気をしています。
それぞれ重視しているコンセプトが違う
これまで解説してきたとおり、ステーションワゴンとシューティングブレークは成り立ちやスタイルが異なります。
簡単にまとめると、ステーションワゴンは実用性重視、シューティングブレークはスポーツ性重視。同じワゴンタイプでも、それぞれに違った性質や魅力があるので、車選びの参考にしてください。
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- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...