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他人事じゃない?スマートキーの誤作動で子供を乗せたままインロックするケースとは?
わずかな時間でも想像以上に高温になる夏の車内。JAFが公開したデータでは、2020年8月の1ヶ月で子供が車内に取り残されたままの状態で「キー閉じ込み」による救援要請は全国で75件もあったとの事です。でも、不注意でインロックしてしまうならまだしも、スマートキーの誤作動でインロックしてしまうケースも。今回はスマートキーの誤作動について知っておくべき内容をご紹介します。
スマートキーは便利な半面、予想だにしない事も
利便性とセキュリティ向上の両側面を担うべく、最近の車ではほとんどのカギがスマートキーとして従来のカギから置き換わっています。ボタン1つで、また車種によっては車両に近づくだけで鍵を開けられるのは非常に便利ですよね。
ただ、スマートキーの原理は電波を使う事でドアの開錠/解錠を行っている事が、思わぬ結果を呼び起こすことも。目に見えないからこそ注意したい、スマートキーのリスクは知っておくべきでしょう。
スマートキーの誤作動でインロックする―ケースとは?
便利なはずのスマートキーの誤作動でインロックしてしまうケースは、実はあまり知られていないのかもしれません。「勝手に鍵がしまった」ではなく、「スマートキーの特性上、インロックしてしまうケースがある」事をあらかじめ知る事で、思わぬ事態を避ける事ができます。
スマートキーの電池切れ、もしくは残量不足
スマートキーの原理は電波を出す事で鍵の存在を車に認識させます。これが、スマートキーの電池残量が少なくなっていた場合、車内に鍵があると認識されずにロックが掛かってしまうケースがあります。
スマートキーが車内にあれば、ロックが掛からないと想定している方は条件によっては車内にスマートキーがあってもロックが掛かる場合があると認識を改めた方が良いかもしれません。
スマートキーの電波が遮断された場合
先ほどもお伝えした通り、スマートキーは電波を出す事で鍵の認識を車に伝える仕組みとなっています。では、スマートキーの電波が車側に届かなかった場合はどうなるのでしょうか?最近の車でもあるように車から離れると自動でロックが掛かるように、車から離れていなくともロックが掛かってしまう事があるようです。
カバンの中にスマートキーと電波を遮断するようなものを一緒に入れている場合などに、電波の遮断が行われてしまうケースも。例えば身近にあるアルミホイルは電波を遮断するものとして知られています。
強い電波やノイズを発生する施設が近くにある場合
発電所や電波塔など、強い電波を発生する施設にも注意が必要です。他の施設が発生させる強い電波やノイズによって、スマートキーの電波が遮断される事で車体側が鍵の認識を確認出来ずロックをしてしまうケースもあるようです。
スマートキーの信号をいつも車側が認識するという認識は改めて、場所によっては認識されない事も頭の片隅に覚えておいてください。
対策方法をしっかり確認しよう
スマートキーの誤作動を防ぐ、最も有効な策はカギを肌身離さず持ち歩くという癖づけと所有されている車の仕様を確認することの2つです。
カギを肌身離さず持ち歩く理由としては、スマートキーの誤作動に限らず、子供や赤ちゃんが施錠しインキーしてしまった事例も多々あるという事が背景にあります。
また、ご自身が所有されている車の仕様を理解していない場合、想定外の事態が発生する事もあります。国内・海外メーカーによってもスマートキーの仕様は異なります。必ず今一度確認頂いてみてはいかがでしょうか。
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- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...