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マニュアル(MT)車のシフトチェンジが上手くなるコツ|動画つきで解説
目次
シフトチェンジの前にマニュアルの構造を理解しましょう
MT車を運転するにあたって最も早く上達する方法は、その仕組みを理解してしまうことです。
教習所では教えてくれないマニュアルトランスミッションの構造ですが、MT車を運転する上ではとても大切なことです。
エンジンの動力はトランスミッションを介してタイヤへ
車にはエンジンの動力をタイヤへ伝えるための、「トランスミッション」という部品があります。速度やエンジンの回転数に合わせて用意されているギアを選択し、スムーズに動力を伝える役目を果たします。その行為が「シフトチェンジ」と呼ばれる動作です。
オートマチック(AT)車ではこれを車が自動で行ってくれるのですが、MT車では運転者が自分で選択して、変速しなければなりません。
マニュアルトランスミッション(MT)の解説動画
この動画を参考にマニュアル(MT)車の仕組みを理解しましょう。
ギアチェンジしてクラッチを繋ぐと車が揺れてしまう…
このような症状が表れる原因は2つあります。
- シフトチェンジをしてクラッチを繋ぐまでに時間がかかりすぎ、回転が落ちてしまっている
- エンジンの回転数が高すぎる状態でクラッチを繋いでいる
主にこの2つが考えられます。そしてこれらは両者とも、シフトチェンジに適切な回転数を誤っていることが原因です。
マニュアル(MT)車のシフトチェンジのコツ!
難しいと感じてしまう方も多いMT車のシフトチェンジですが、いくつかのコツをつかむことであっという間に上達します。
それではすぐに実践できる、シフトチェンジのコツを紹介して行きたいと思います。
コツ① シフトノブを「あてる」
このテクニックは教習所ではおそらく教えてくれませんが、とても簡単で、かつ上手にシフトチェンジが上達する技だと思います。
シフトをチェンジする際、クラッチを切ってからシフトを入れたいギアに入れると思いますがそのとき、一度に奥までノブを動かすのではなく、ギアの入り口に一度軽い力であてるという動作を行います。
そしてエンジンが適切な回転数まで落ちると、シフトノブに手を添える程度の軽い力で「スコン」という感じで吸い込まれていくのが感じられると思います。そこが適切なタイミングです。
ギアを入れたら、踏んでいたクラッチペダルをゆっくりと上げていきます。ここでゆっくり上げ過ぎると、適切だった回転数が落ちすぎてしまいますので注意しましょう。
コツ② クラッチ操作は最後まで丁寧に!
先程説明したようにシフトを変えたところで、残るはクラッチを繋ぐ動作です。
ドンと繋ぐのではなく最後まで丁寧に、一定の速度で左足を上げられるように練習しましょう。多少回転数があっていなくても、このクラッチを繋ぐ動作を丁寧に行えばシフトショックは防げますし、車への負担も少なくすみます。
クラッチペダルを足のどこで踏むのかは人それぞれですが、基本通り指の付け根で行うことをおすすめします。クラッチから伝えられる振動の感覚を得やすいです。
コツ③ 意外と重要なシートポジション
思い通りなペダルワークができない主な要因のひとつに、シートポジションというものがあります。
自分の身体に合っていないシートポジションのまま運転すると、反クラッチを維持することが難しかったり、身体に負担を与えてしまいます。マニュアル(MT)車を運転する際に目安になるのは、クラッチを踏みこんだ時の左足の状態です。
このとき、最も楽に奥まで踏み込める距離がベストです。踏み込んだ時に足が伸びきってしまわないようにしましょう。
コツ④ 1→2速と2→3速はゆっくり!
シフトチェンジの際、1速→2速と2速→3速に変速する場合は、ゆっくりクラッチを上げていきましょう。
3速→4速、4速→5速の場合は比較的スッとクラッチを繋いでも問題ありません。
- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...