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トリップメーターとは?使い方、見方と動かない等の故障修理について解説!

トリップメーターとは?

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区間距離を測定するメーター

トリップメーターは区間距離の測定等を目的に自動車やバイクなどへ装着されているメーターの一種です。

現行車種であれば必ず搭載されていますが、旧車と呼ばれるカテゴリーの車種だとトリップメーターが搭載されていないものもあります。

トリップメーターの仕組み

トリップメーターが距離を測定する仕組みは車種の年代やメーカーなどで大きく分かれます。主に次の3つです。

  • タイヤ回転数から距離を算出
  • ミッション回転数から距離を算出
  • タイヤの回転速度とタイヤ半径から計算した速度距離で算出

トリップメーターとオドメーターの違い

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トリップメーターは区間距離を測定するものですが、オドメーターはその車両の総走行距離を測定・表示するものです。つまりオドメーターを見ればその車が完成してからの走行距離を確かめられることになります。車検証に記載される走行距離はオドメーターの数字です。

オドメーターがある位置はメーターがアナログ式かデジタル式かで大きく分かれます。例えば昔ながらのアナログ式ならトリップメーターのすぐ側にあったり、デジタル式の場合はディスプレイのどこかしらに「ODO」と記載されていたりします。トリップメーターとオドメーターをボタン操作で表示切り替えするタイプもあります。

オドメーターがトリップメーターと決定的に異なるのは基本的にリセットできないことです。総走行距離は車検や中古車販売などで重要な要素であり、それを簡単にリセットできるようにしては問題があることは、想像に容易いでしょう。

ただし、メーター改ざんの事例はアナログ式とデジタル式のどちらでもありますので、オドメーターを「リセット(変更)」することも不可能というわけではなさそうです。中古車を購入する際には注意したいところですね。

また、表示される数字の単位にも違いがあります。オドメーターは1km単位ですが、トリップメーターは0.1km単位での計測が可能です。

トリップメーターの意外な使い方

【基本の使い方】運転ごとに移動した距離を測る

最も基本的な使い方は運転するごとに移動距離を測る使い方です。

使い方は簡単で、現在地から移動を買いする前にトリップメーターをリセットし、目的地に到着した時のトリップメーターの距離をチェックするだけです。

トリップメーターのリセット方法はアナログ式とデジタル式で若干異なりますが、所定のボタン(スイッチ)を長押しするという点では共通していますので、それほど心配する必要はないでしょう。

【活用法①】燃費を計測する

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電気自動車はともかく、燃費性能はガソリン車やディーゼル車など従来的なパワートレインの車に乗っている人にとって重要な要素の1つです。最近のデジタルメーターでは平均燃費を自動で表示するものもありますが、そうでなければこの計算方法を利用しましょう。

燃費とはつまり「1リッターあたりの移動距離」ですので、満タン給油した状態でトリップメーターをリセットし、再給油(満タン)した時点のトリップメーターの数字(距離)を給油量で割り算すればよいのです。

例えば満タン状態で100km走行し、再度満タン給油した時の給油量が5.0Lだったのであれば、次のようになります。

100km ÷ 5.0L = 20km / L (1リッターあたり20km)

【活用法②】定期メンテナンスの目安にする

トリップメーターを利用して定期メンテナンスの目安にする方法もおすすめです。なおこの使い方をする場合にはトリップメーターが2種類あるもの前提となります。

定期メンテナンス、特に油脂類の中でもエンジンオイル交換の目安にするのがベストです。エンジンオイルは他の油脂類よりも交換頻度が高い(サイクルが短い)ことが理由になります

オートマ車やCVT車ならATフルードやCVTフルード、MT車ならミッションオイル、後輪駆動車・4WD車ならデフオイルといった油脂類もありますが、シビアな車種や車両でない限りエンジンオイルよりも交換サイクルは短いです。

エンジンオイル交換時に他の潤滑油の劣化を感じ始めたら併せて交換するという管理方法も良いでしょう。

【活用法③】離れた車との距離を計る

数台以上の自動車やバイクでまとまって移動する時、信号待ちなどが原因で大きく離れてしまうこともあるでしょう。このような場面でも、皆がトリップメーターをリセットした状態で同じ地点から出発すれば、トリップメーター何km地点にあるコンビニやスーパーで休憩中というように離れた車の運転手や同乗者へ連絡することができます。

カーナビやスマホの地図アプリが高性能化しているのでわざわざトリップメーターを使う必要はないかもしれませんが、古い(アナログな)車種に乗っている人や、一般道路情報の看板(国道等の頭上にある青い看板のこと)しか使わないという硬派な運転手には有益です。

【活用法④】ランニングコースの距離を測定する

運動不足解消にランニングをされる方もいらっしゃるかと思いますが、運動場や陸上競技場のような1週あたりの距離が正確に測定された場所でもないかぎり、いつものランニングコースの正確な距離を知るのは難しいです。

そこで提案したいのがトリップメーターによるコース距離の測定です。

例えば、家の周りのを1週するランニングコースがあるなら、トリップメーターをリセットしたうえで車で1週走ってみましょう。すると0.1km単位で距離を測れるので、100m単位で正確なランニングコースが完成し、距離ベースあるいは時間ベースのランニングトレーニングができるようになります。

トリップメーターを使用する際の注意点

基本的な使い方からちょっと工夫した使い方までいろいろと便利そうなトリップメーターですが、数%以下の誤差がある可能性があるのは抑えておきたいところ。さらに、車両の状態によってはこれが悪化する可能性も懸念されます。

タイヤの状態で誤差が生まれる可能性も

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例えば、車輪の回転を利用してトリップメーターを動かしている車種の場合(車輪速センサーを使っているもの。昨今の自動車のほとんどはこのタイプ)、純正タイヤ外径が計測の基準となります。

純正タイヤでもタイヤ空気圧が少なかったりタイヤが消耗することでタイヤ外径が小さくなればトリップメーター値やスピードメーター値は実際の距離や速度よりも小さくなりますし、インチアップや大径タイヤを装着してタイヤ外径が大きくなれば実速度や移動距離はメーター上の値よりも大きくなります。

センサーが装着されているタイヤの影響を受ける

自動車がカーブを曲がる時には内輪差や外輪差が発生しますから、これによる車輪速センサーの誤差も多少なりとも発生します。

トリップメーター故障時の対処方法

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アナログ式は壊れた時に修理しやすい

アナログ式のトリップメーターは機械的な仕組みということもあり故障は起こりやすいです。例えば、トリップメーターが動かない、リセットできなくなったなど。

リセットボタンやメーターを動かす樹脂製の歯車が痙攣劣化で破損したり、グリス切れで動きが渋くなります。

しかし、構造が比較的簡単なので、グリスアップや互換部品の交換などで修理することができます。古い車種だと純正部品の供給が終わっていることがあるので、在庫があるものであれば今のうちに予備部品として在庫するようにしましょう。廃番になっている場合は、オークション等で頑張って探すしかありません。

デジタル式はアナログ式より複雑なので注意

デジタル式メーターの故障は液晶の表示欠けやブラックアウトといった電気的故障が多いです。

機械式と比べて構造が複雑で、アッセンブリーでの交換をするケースがあるようです。ただし、デジタルメーターの故障箇所の修理ができる業者もあるので、修理の際にはよく考えたうえで結論を出す必要があります。

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中華鍋振る人
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自動車とバイクに関連する記事を書いています。モータースポーツは観戦よりも参戦派。道交法や違反に関する情報を、法律に詳しくない人にもわかりやすく解説しています。
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