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オドメーターとは?書き換えやリセット調整できる?保険との関係も解説!

オドメーターとは?

スピードメーター オドメーター
©Peter/stock.adobe.com

オドメーターとは、車が完成した直後からの走行距離の累計を表示する計器のことです。

尚、オドメーターは車の所有者、第三者の自動車整備士をはじめ如何なる人も走行距離の表示を実際と異なる数値に変更することが許されておらず、簡単に操作ができないようになっています。

新車で納品されてもオドメーターは0kmではない

前述しましたとおり、オドメーターは「車の完成後」からの走行距離の累計ですので、工場を出る瞬間からの自走距離が積算されていきます。

従って、新車で納品されても納車に必要な最低限の走行距離は積算されてしまいますので、オドメーターは数km走行した表示となります。

オドメーターは法令で装備を義務付け

車のダッシュボード
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自動車(乗用車・貨物車)にはすべてオドメーター(走行距離計)を取り付けなければならないことが法律で定められています。

道路運送車両の保安基準 第46条 2

自動車(カタピラ及びそりを有する軽自動車、最高速度二十キロメートル毎時未満の自動車及び被牽けん引自動車を除く。)には、運転者が運転者席において容易に走行距離を確認できるものとして、表示、取付位置等に関し告示で定める基準に適合する走行距離計を備えなければならない。

ただし、最高速度三十五キロメートル毎時未満の大型特殊自動車及び農耕作業用小型特殊自動車にあつては、原動機運転時間計をもつて走行距離計に代えることができる。

http://law.e-gov.go.jp/

バック走行したときのオドメーターは?

1960年代のオドメーターは、バック走行をすると走行距離が減る仕組みになっていました。これはタイヤの回転を機械的にオドメーターと直結させて走行距離を表示させていたからです。

これでは、オドメーターを不正に改造しなくても、ひたすらバックし続ければ走行距離が少なく表示され、例えば中古車査定に出す時などは正当とは言えなくなります。

1970年代以降に発売された車では、タイヤの回転数を電子的に計測してオドメーターに走行距離を表示するような仕組みになっているため、バック走行しても通常通り走行距離として積算されるようになっています。

オドメーターと似ているトリップメーターとは?

メーター
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オドメーターと似たような機能をもつ、トリップメーターというものがあります。これも、走行距離を計るものとなっています。トリップメーターは、1990年代まではアナログ式がメジャーでした。

それからデジタル式が採用されるようになり、現在では主流となりました。オドメーターとの違いは、自分でリセットできるという点です。

自分でリセットができるため、ガソリンを入れたときにリセットして走行距離を計る、などの使い方ができるため、オドメーターと比べると自由に使うことができます。

アナログ式とデジタル式

アナログ式のトリップメーターは、走行することで数字がかかれた円筒が回転するような仕組みになっています。

非常にシンプルな仕組みであるアナログ式に比べ、デジタル式はボタンを押すことでオドメーターとトリップメーターを切り替えたり、複数の区間距離の計測をしている場合は、それぞれの表示に切り替えたりと、様々な表示に切り替えることが出来ます。

エンジン状態を教えてくれるタコメーターの記事はこちら

オドメーターを書き換えることができる?

クエスチョン
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オドメーターの走行距離の書き換えは可能

故障などで計器類を交換した場合は、オドメーターを書き換える必要が出てきます。計器類を新品に交換するとオドメーターは0kmとなります。この場合は、交換前の走行距離を新しいオドメーターに書き換えしなければなりません。

オドメーターの「巻き戻し」は違法!

オドメーターの走行距離を書き換えることができてしまうということは、実際の走行距離よりも少なく表示させる「巻き戻し」もできてしまいます。

この、オドメーターの巻き戻しは中古車査定のときに有利になるよう不正にオドメーターを書き換えるものです。しかし、これは「詐欺」となり、重罪です。

刑法 第246条 詐欺

人を欺いて財物を交付させた者は、十年以下の懲役に処する。
2 前項の方法により、財産上不法の利益を得、又は他人にこれを得させた者も、同項と同様とする。

http://law.e-gov.go.jp/

オドメーターのリセットは悪質な走行距離改ざん!

NOマーク
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走行距離の改ざんの手口「リセット」とは?

例えば、車検の切れたナンバープレートのない走行距離10万kmの車があったとしましょう。この車は車検が切れていますので、中古車として販売し購入者が乗るためには自動車検査登録事務所などで「新規検査・登録」という手続きが必要となります。

この車のオドメーターを不正に「4万km」に書き換えてから「新規検査・登録」をしますと、車検証には以下の用に記載されます。

  • 旧走行距離:10万km(前回車検時の走行距離)
  • 走行距離:4万km

このままではオドメーターが巻き戻しされていることが明白ですが、車検証にはその差異が記されるため、計算をすれば正しい累計走行距離が得られます。

オドメーターが巻き戻しされているだけでは車検は通ってしまいます。

これは、例えば、スピードメーター等の計器類が壊れ、他の廃車などから正常に使える計器類を移植し、走行距離をそのまま変えずにいた場合があります。

この状態のまま乗っていれば、誰も損はしないで詐欺に当たらず違法行為にはなりません。オドメーターの表示が車検証と異なっていても車検が通るのはこのためでしょう。

しかし、この車を一旦、新規検査に通過、登録後すぐに「一時使用停止」という車検証とナンバープレートを返納する手続きを取ります。スクラップにはしないが、しばらく公道を走らないようにするという手続きです。

そして、その後すぐにまた「新規検査・登録」をすると車検証では以下のようになります。

  • 旧走行距離:4万km(直前の新規検査のときのオドメーターの走行距離)
  • 走行距離:4万km

オドメーターが不正に改ざんされたことが車検証から読み取れなくなってしまいます。これを「走行距離のリセット」というオドメーターを不正に巻き戻して、車の資産価値を欺く詐欺行為となります。

オドメーターと密接に関係する「リスク細分型自動車保険」

自動車保険
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通販型自動車保険(インターネットから契約できる自動車保険「ダイレクト型自動車保険とも呼ばれる)では、「リスク細分型」という自動車保険が販売されています。

リスク細分型自動車保険とは、契約する人のカーライフに細かく合わせて保険料を設定する仕組みを持つもので、最も顕著なのが年間走行距離に応じた保険料の設定となります。

リスク細分型自動車保険について詳しくは下記の記事をご覧ください。

年間走行距離に応じて保険料が変わる仕組み

当たり前と言われればそれまでですが、走行距離が少ない人は交通事故を起こす可能性が低くなり、保険会社が保険金を支払う可能性も低くなります。

交通事故を起こすリスクが少ない人は、保険会社にとっては保険金を支払うリスクが少なくなるため保険料を安く設定できるという仕組みです。

オドメーターが年間走行距離の申告基準

リスク細分型自動車保険を契約するときに、年間走行距離を申告するのですが、この走行距離は契約する日(保険が有効になる日)から基本的には1年先までの期間の予想距離となります。

この申告した年間走行距離を超える場合の事前連絡義務は契約者に課せられ、無論のこと虚偽なく申告する必要があります。この走行距離はオドメーターが基準となります。

基本的には自己申告で、いちいち保険会社の人が契約者の車のオドメーターのチェックには来ません。しかし、事故を起こして保険金を使うようなことがあれば、保険会社の担当者はオドメーターをチェックします。

虚偽の走行距離の申告があった場合には、保険契約の違反となり保険金が下りない危険性があります。

リスク細分型自動車保険を取扱う保険会社のまとめ記事

オドメーターはメンテナンスにも重要な役割を持つ

車のメンテナンスをする人
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オドメーターは車のメンテナンスに欠かせない計器の一つです。

例えば次回のオイル交換は「◯◯◯◯◯km」などとシールをエンジンルームやドアの内側などに貼られるケースはたくさんあるでしょう。

その他、自動車に無数にある交換部品の次回交換時期を示すのもオドメーターが表示する走行距離です。オドメーターが示す走行距離には車の資産価値を示すこと、メンテナンスの時期の目安を知ることなど大切な意味があります。

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