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エンジンオイルは色で劣化を判断できる?交換時期や液漏れのみきわめ

色付きの液体が漏れていたら?

冷却水
冷却水もピンクや緑に着色されている
©ra3rn/stock.adobe.com

無色でサラッとした液は水なので問題なし

無色透明でサラッとした液体は水なので、車の異常ではありません。エアコンからの排水か、排気ガスに含まれる水分でしょう。

色のついた水が滴っていたら要注意

緑や赤など、鮮やかな液体は冷却水漏れかも

サラッとした鮮やかな色の液体が車の下に垂れている場合は、冷却水の可能性が高いです。リザーバータンク内の冷却水の残量を確認しましょう。

急激に減っている場合は、冷却水が漏れている可能性があります。タンクやホースなどが破損している場合は、冷却水を補充しても漏れ続けてしまいます。ディーラーや整備工場に相談しましょう。

車の冷却水とは?漏れて減ってきた場合の補充・交換方法や時期まで

黒や茶色でドロっとしている液体は、オイル漏れかも

粘度があり、黒や茶色がかった液体が垂れている場合は、エンジンオイルやミッションオイルなどの可能性が高いです。

エンジンオイルは、交換して少しエンジンをかけるだけでも変色してしまいます。緑や赤などに着色されていても、車から漏れる際は黒っぽく変色していると考えましょう。

オイル漏れは放置すると重大な故障に繋がるため、すぐにディーラーや整備工場に相談しましょう。

車のエンジンオイル漏れの原因と対処法|オイルの減りが早いと危険?

【整備士から一言】色がキレイでも劣化しているおそれ

エンジンオイルの劣化を色から判断することは可能です。新品のエンジンオイルは薄茶色で透明感があります。しかし劣化してくるとこげ茶色に代わり、酷くなれば黒に限りなく近い色になってしまいます。

ただし、エンジン内の汚れがひどい場合であれば、交換したてであっても汚れた色になることがあります。また、ディーゼル車のエンジンオイルはすぐに真っ黒になるため、色で判断するのは難しいでしょう。

また、色がきれいでも交換から大きく日にちが経つと、エンジンオイルは劣化します。そのため、色で交換時期を判断するよりも走行距離や前回交換した月などで判断することをオススメします。

新品状態のエンジンオイルと、交換後のエンジンオイルの色は異なります。劣化状態を色で判断することも可能ですが、色がきれいでもオイルの劣化は進んでいきます。

そのため、走行距離や前回交換してから何ヶ月経っているかなどをもとに、定期的にオイル交換するのがオススメです。

エンジンオイル 交換時期の目安や頻度は?主要メーカー公式回答まとめ

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執筆者プロフィール
山北吏(つかさ)
山北吏(つかさ)
1989年生まれ。現役整備士(整備士3級)webライター。webライター歴は1年半。愛車はインプレッサ(GH8)。車に乗るなら絶対MT!実家が田舎だったこともあり山道は得意!整備士として働き始め3年目。前職は輸入業...

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