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ディスクブレーキとドラムブレーキの違いは?|交換時期や異音・鳴きへの対処法

ドラムブレーキの構造と仕組み

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ドラムブレーキはタイヤとともに回転しているドラムブレーキカバーの内側に、摩擦材を押しつけることで制動力を発生させ、車を減速させる装置です。おもに、ブレーキ負荷が少ないリアブレーキ兼サイドブレーキとして用いられています。

現在主流となっているのは「リーディングトレーリング」と呼ばれるタイプ。前後に備わった半月状の摩擦材が、擦れ合うほどより強く押し付けられる自己倍力作用により、強力な制動力を発揮します。対称構造になっているため、前進・後退ともに強力な制動力を発揮する特性はサイドブレーキとしても有効です。

ドラムブレーキを構成するもの

ブレーキシュー

ブレーキライニングをドラムに押し付けて車を止めるパーツです。使ううちに摩耗していくため、定期的な交換が必要となります。

ブレーキフルード(ブレーキオイル)

油圧の力によってブレーキキャリパーを作動させるためのオイル。劣化や漏れが発生するため、定期的な交換が必要となります。

ブレーキマスターシリンダー

ブレーキペダルを踏んだ力を油圧に変換する装置。整備する場合はオーバーホールが基本となります。

ブレーキホース

ブレーキオイル(ブレーキフルード)をブレーキマスターシリンダーまで送り込むホース。

ドラムブレーキのメリット、デメリット

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メリット

ドラムブレーキのメリットは以下のとおりです。

  • 止まる力が強い(制動力が強い)
  • 鳴きづらい
  • 製造コストが安い

ドラムブレーキはシュー(ライニング)と呼ばれる、ディスクブレーキでいうパット面積が広いので、制動力つまり、車を止める力が強いです。

また、ディスクブレーキのような「キーキー」というブレーキ鳴きも起こりづらいメリットがあります。ブレーキ鳴きが発生しない理由は、ディスクブレーキのようなインジケーターがないから。

つまり、ドラムブレーキのシューの残量は、定期的に確認しておく必要があるということです。

また、ディスクブレーキよりも小さな形状でなおかつ、製造しやすい形をしているので製造コストが安い=車両価格が低くなるという利点もあります。

デメリット

ドラムブレーキのデメリットも3つあります。

  • 熱がこもりやすい
  • シュー交換が面倒
  • 調整が必要

ドラムブレーキはシューを覆うようにドラムが取り付けてあるため、熱がこもりやすいデメリットがあります。また、シューの取り付け方が複雑で、簡単に交換できません。

ディスクブレーキであれば、初めて作業する人でもなんとか交換できますが、シューの場合取り外したあと、組付けができないといったように、失敗してしまう可能性が高くなります。

そして、ドラムブレーキは定期的に調整してあげないと、サイドブレーキの効きが悪くなってしまいます。このように、ドラムブレーキならではのメリットやデメリットが存在するのです。

ドラムブレーキシューの交換時期やタイミングは?

ドラムブレーキシューの交換時期は、シュー残量が1㎜程度になったタイミングです。減り具合は、ブレーキの使用頻度などによって変わるので、残量を確認しながら交換タイミングを見極める必要があります。

定期的に確認する必要はあるものの、目安としては5万キロもしくは新車から2回目の車検時に残量を見てもらいましょう。車検時に交換した方が、工賃を安く抑えることができおすすめです。

ドラムブレーキから鳴きや異音がするときはどうする?

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メリットでお話ししたように、ドラムブレーキにはインジケーターがないので、ディスクブレーキのように残量が少なくなったから「キーキー」音がするということはありません。

しかし、シューとドラムのあたりが悪ければ「キーキー」音が出ることもあります。また、異音の場合、ドラムブレーキではなくハブの可能性もあるため、素人判断は危険です。

そのため、ドラムブレーキ付近でおかしな音が出ていると感じたのであれば、早めに整備工場へ持ちこみ、原因を探ってもらうようにしましょう。

ブレーキは定期的に有資格者による点検を受けよう

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車の減速・停止をつかさどるブレーキは、重要保安部品に指定されており、有資格者による定期的な保守点検整備が必要です。

メンテナンス項目は、ディスクやパッドの摩耗具合や部品の動作や取付状態、ブレーキフルードの状態など、安定して動作させるためにさまざまな項目をチェックしなければなりません。

ブレーキはしっかりと性能を発揮できなければ命に関わる部分であるため、信頼できる場所で確実に動作するように整備してもらうことをおすすめします。

ブレーキの不具合を感じたら必ず専門家に相談を!

ブレーキの効きが甘くなった、ブレーキペダルの踏み心地が悪いなどの理由でブレーキの調整がしなくなった場合は、必ずディーラーや自動車整備工場など資格を持ったスタッフのいるところで点検、調整してもらいましょう。

素人がディスクブレーキの調整方法を行うと法律に抵触する可能性もあります。

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執筆者プロフィール
MOBY編集部
MOBY編集部
新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...

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