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みんなそれぞれ呼び方は違うけど「ファストバック」ってどんな車?
人によって解釈が異なるクルマも……
ファストバックの代表的な車種としては、ポルシェ パナメーラがあります。
かつて中古の外車販売店でポルシェの販売営業を担当していた知人によると、「パナメーラは、所有しているオーナーによって呼び方がかなり異なっていた」と話します。
「パナメーラは、ファストバックの代表的な車種として広く認知されていますが、『ファストバックではなくスポーツサルーンだ』という人もいれば、『4ドアクーペだ』『スポーツタイプのセダンだ』という人もいました。
また、トランクをドアの枚数に加えれば『5ドアファストバックに分類される』と話す人さえいました。
乗る人の主観によって、車のボディ形状がこんなにもさまざまな言い方、呼び方になっているのは面白いと感じました。」
多様化するあまり、結局よりシンプルな言い方が使われるように?
さまざまなボディ形状の車が登場し、セダンでもクーペでもない、どちらにも属さないボディ形状の車はかなり増えました。
そうしたこともあり、近年では、ファストバックやノッチバックという区分をしなくなってきており、よりシンプルな言い方になってきていると言われています。
とある外車の販売店の営業担当者は、「区分上はファストバックだとしても、クーペとしか呼んだことがない」といいます。
車のボディ形状はさまざまな種類が登場しています。これまでのように細かく区分するのは難しくなってきており、その境目はかなり曖昧になってきています。
今回紹介したように、セダン、コンパクトカー、ミニバン、SUVなど、広く一般的に使われている言葉で区別することが多くなっているようです。
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- 執筆者プロフィール
- 室井大和
- 1982年生まれ。ライター歴6年、自動車業界9年。合わせて約15年。雑誌編集、記者、指定自動車教習所員資格保有。愛車はスズキスイフトスポーツ(33型)、BMW323i(E90型)、ジムニー(JB23型)。車はセダンではじ...