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内輪差と外輪差の説明図
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車の内輪差とは?運転のコツや外輪差との違いを知ろう【図解あり】

内輪差とは?外輪差との違いは?

内輪差と外輪差の説明図

ハンドルを切って前進した際、内側の前輪と後輪の通る位置の差を「内輪差」と言います。

図を見ると、輪が前輪よりも内側を通過していくのがお分かりいただけるでしょう。ひとことで言えば、内輪差は「前進時の前輪と後輪のズレ」ということになります。

なぜ内輪差が発生するのか?

前輪はハンドルで向きを変えることができますが、後輪は向きを変えることができません。後輪は前輪の軌道より内側に軌道を描く特性があります。

また、後輪は前輪よりも向きが変わっていくのが遅れます。そのため、内輪差が発生します。

車種による違いはあるのか?

車の種類によって内輪差の大きさ(ズレ)は異なります。

具体的には、内輪差はホイールベースの距離によって変わります。ホイールベースは、車を横から見た時に、前輪の中心と後輪の中心の距離を指します。ホイールベースの3分の1の長さが内輪差としてあらわれます。

内輪差を簡単に算出する方法をご紹介します。

【内輪差の算出方式】

ホイールベース(距離) ÷ 3 = 内輪差

例えば、最近発売され話題となっているSUV「トヨタ カローラ クロス」のホイールベースは2,640mmであるため、内輪差は

2,640 ÷ 3 = 880mm

となります。

また、レクサスの最上級セダンLS500hは、ホイールベースは3,125mmであるため、内輪差は

3,125 ÷ 3 = 1,041.6mm

となります。LS500hは国産自動車の中でもかなり内輪差の大きい車種と言えますね。

このように、車種によって内輪差の違いはありますが、乗用車でおおよそ1m弱から1mちょっとほどの内輪差があると覚えておいてください。

外輪差と内輪差の違いは?

外輪差はハンドルを切って後退した際の内側の前輪と後輪の通る位置の差です。バック時にハンドルを切っている方とは逆の前輪が外側へはみ出すのが外輪差です。

内輪差による4つの危険

©Rainbow puma /stock.adobe.com

内輪差を考慮せずにハンドルを切って前進した場合、いくつかの危険があります。どのような危険があるか見ていきましょう。

危険1:縁石に乗り上げる

左折時に縁石へと乗り上げてしまう可能性があります。縁石とは車道と歩道を区別するために設けられた段差のことです。

仮に、前輪が縁石ギリギリで乗り上がることなく通過できたとしても、後輪はより内側、つまり縁石側を通過するため、前輪がギリギリの場合、縁石と接触するか乗り上げてしまいます。いわゆる脱輪と言われるものです。

ただし、縁石であれば、タイヤが乗り上がるだけで車に傷が付くことはありませんが、ガードレールや柵などが設置されていた場合は、接触して車に傷が付いてしまいます。

危険2:自転車や歩行者を巻き込む

縁石やガードレールに接触することを避けるために、内輪差を考慮して十分なスペースを開けていたとしても、そのスペースに自転車や歩行者がいた場合、それらとぶつかることがあります。

内輪差を考慮するといっても、スペースの開けすぎには注意する必要があります。

危険3:前に出過ぎる

左側のスペースを開けておけないような道幅の狭い道路では、前に出ることで内輪差による接触や脱輪を回避できます。

しかし、前に出過ぎてしまい、大回りになってしまうと、交差点を走行中の他の車の迷惑になります。特に左折時はあまり大回りしないように注意してください。

危険4:出庫時に隣の車と接触

駐車場や車庫から出る際、内輪差を考慮しておかないと、車体の後方が止まっている隣の車と接触してしまう可能性があります。

隣の車との距離が近い場合は、接触に細心の注意が欠かせません。

執筆者プロフィール
室井大和
室井大和
1982年生まれ。ライター歴6年、自動車業界9年。合わせて約15年。雑誌編集、記者、指定自動車教習所員資格保有。愛車はスズキスイフトスポーツ(33型)、BMW323i(E90型)、ジムニー(JB23型)。車はセダンではじ...

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